<添付画像>:第55回光陽会出展作品、『淡響』より・・
<作品の紹介>
作品番号: 60
作者氏名: 花 岡 寿 一 (会員)
作品題名: 『淡響』
住 所: 広 島
何故か、管楽器フルートと少女のイメージは、ほどよく溶け込み混ざり合うから不思議である。
作品名は、題して「淡い響き」すなわち、『淡響』・・・
発音すれば、tan-kyo,,,
ですね?・・・
日本語の音韻として美事に洗練された響き、、、。 さすがに花岡寿一さん的音韻にて研ぎ澄まされた感性、すでに氏の日常からは常識的に簡単に、いとも自然の成り行きの如く「作品名・淡響」と題されているから愉快である。
少女の手元には、昨年の赤ワインの入ったグラスから、管楽器のフルートに持ち換えられている、、、。
管楽器の中でも小型楽器のフルートは、トランペットやトロンボーンの男性的音質とは全く異なり、フルート独特の穏やかにして甘い音色。 たおやかにして穏やかなフルートの音色イメージと純白の少女のイメージのカクテル。 少女とフルートの良き相性を意図されて創作された作者の「想い」は、穏やかにしてたおやかな音曲を連想させる淡い響きとなって、絵画作品の鑑賞者に語りかけてくる。
ムム、さすがなり・・・
昨年は、フルーティーなワインの香りを、絵画から表現された。
以って今年は、淡いフルートの音色響く優雅にして落ち着きあるメロディーを、絵画から表現されているではないか。
しかも、鑑賞者にとっては絵画から淡く鳴り響く旋律とリズム、ひいては楽譜の中の音符までも、我が瞼に観え伝わってくるからたまらない。
画面左上方、おおよそ2時30分の方向から、春から初夏にかけての欧羅巴大陸特有の淡い午後の日差しは適度に室内に照射する。 フルートを持つ少女の手元と、さらには少女の肩から胸部に差し込み、画面手前のテーブルの一部を照らし出すから、穏やかな暖かさを感じさせる。 背景のブルーグリーン系の壁と画面手前のワインレッドとピンクの薔薇による色調混合、更に手前の青林檎、テーブルクロスのモザイク模様の組み合わさった総合的色彩バランスは、この少女の奏でるフルートの演奏曲目はおおよそ練習曲にて、誰にも理解しよい聞き易い「クラシック音楽」そのものを連想させ、作品の描かれたキャンバス全体から淡い響きとなって我輩の耳に届いてくる、、、。
そう、艶やかで妖艶な雰囲気と見違うほどに、少女の周辺に「さんざめく黄金色的色調」をちりばめ配された昨年作品『ワインの香り』と異なり、本年作品はいかにもシックである。
昨年作品に続き、この作品から発せられるは「成熟した女の色香」ではなく、男性独特の色気か、はたまた「粋」を通り越した「ダンディズム」漂う作品なり・・・
かくして今年も花岡寿一さん作品から放たれるダンディズムとお洒落な感性に、あらためて敬意を表します、、、。
<・続く・・>
(次回記事投稿済み!こちらから入れます!)
---- <付記> ------------------
A)連載中・前回投稿記事は、こちらから入れます・・・
B)花岡寿一さん昨年出展作品「ワインの香り」(こちらから入れます)を是非ご参照いただきたい!
C)「光陽会」公式ホームページは、こちらから・・
<作品の紹介>
作品番号: 60
作者氏名: 花 岡 寿 一 (会員)
作品題名: 『淡響』
住 所: 広 島
何故か、管楽器フルートと少女のイメージは、ほどよく溶け込み混ざり合うから不思議である。
作品名は、題して「淡い響き」すなわち、『淡響』・・・
発音すれば、tan-kyo,,,
ですね?・・・
日本語の音韻として美事に洗練された響き、、、。 さすがに花岡寿一さん的音韻にて研ぎ澄まされた感性、すでに氏の日常からは常識的に簡単に、いとも自然の成り行きの如く「作品名・淡響」と題されているから愉快である。
少女の手元には、昨年の赤ワインの入ったグラスから、管楽器のフルートに持ち換えられている、、、。
管楽器の中でも小型楽器のフルートは、トランペットやトロンボーンの男性的音質とは全く異なり、フルート独特の穏やかにして甘い音色。 たおやかにして穏やかなフルートの音色イメージと純白の少女のイメージのカクテル。 少女とフルートの良き相性を意図されて創作された作者の「想い」は、穏やかにしてたおやかな音曲を連想させる淡い響きとなって、絵画作品の鑑賞者に語りかけてくる。
ムム、さすがなり・・・
昨年は、フルーティーなワインの香りを、絵画から表現された。
以って今年は、淡いフルートの音色響く優雅にして落ち着きあるメロディーを、絵画から表現されているではないか。
しかも、鑑賞者にとっては絵画から淡く鳴り響く旋律とリズム、ひいては楽譜の中の音符までも、我が瞼に観え伝わってくるからたまらない。
画面左上方、おおよそ2時30分の方向から、春から初夏にかけての欧羅巴大陸特有の淡い午後の日差しは適度に室内に照射する。 フルートを持つ少女の手元と、さらには少女の肩から胸部に差し込み、画面手前のテーブルの一部を照らし出すから、穏やかな暖かさを感じさせる。 背景のブルーグリーン系の壁と画面手前のワインレッドとピンクの薔薇による色調混合、更に手前の青林檎、テーブルクロスのモザイク模様の組み合わさった総合的色彩バランスは、この少女の奏でるフルートの演奏曲目はおおよそ練習曲にて、誰にも理解しよい聞き易い「クラシック音楽」そのものを連想させ、作品の描かれたキャンバス全体から淡い響きとなって我輩の耳に届いてくる、、、。
そう、艶やかで妖艶な雰囲気と見違うほどに、少女の周辺に「さんざめく黄金色的色調」をちりばめ配された昨年作品『ワインの香り』と異なり、本年作品はいかにもシックである。
昨年作品に続き、この作品から発せられるは「成熟した女の色香」ではなく、男性独特の色気か、はたまた「粋」を通り越した「ダンディズム」漂う作品なり・・・
かくして今年も花岡寿一さん作品から放たれるダンディズムとお洒落な感性に、あらためて敬意を表します、、、。
<・続く・・>
(次回記事投稿済み!こちらから入れます!)
---- <付記> ------------------
A)連載中・前回投稿記事は、こちらから入れます・・・
B)花岡寿一さん昨年出展作品「ワインの香り」(こちらから入れます)を是非ご参照いただきたい!
C)「光陽会」公式ホームページは、こちらから・・