Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

紺色は、ダンディズムの極致なり……

2014-08-16 16:52:25 | 研究:「ダンディズム」

 この数日、パソコンのデータを整理していたら、古いフィルムデータをCDRに焼き直した写真画像資料が出てきた。
 CDRに再記録した写真画像はかなり多いけれども、この四半世紀の間にかなり喪失している。事務所移転で喪失したもの、ヨーロッパの下宿先にそのまま忘れてしまっているもの、自宅書斎に在ってゴミと判断して捨ててしまったもの、手元に残ったのは10%程度か。
 
 「ま、また行ってもっといい写真を撮って帰れば良い……」等と、
 たかを括っていたけれど、ここ10年以上もヨーロッパに足踏み入れたことなく、もう永遠に不可能であろう。 だから今となっては懐かしく、且つ貴重な写真資料である。

 その懐かしい遺物?が、出てきたのだ。
 これ、先の1990年代の終わり頃、ハンガリー長期滞在中のこと。ふと思い立って7月下旬に休暇でスペイン滞在した時の画像である。ゆっくり2日間掛けて、スペインのレティロ公園と隣接する植物公園を散策した時のショット。
 撮りためてあるヨーロッパの写真資料で、ある種類の人々の服装に感心が向く。
 当地スペインはマドリットの夏場の気温は昼間40℃に上昇する事は日常茶飯事。にもかかわらず、写真画像のやや右下方の歩道上を闊歩する中年男女は正しい服装である。女性は紺のスーツ。男性は紺のジャケットにグレーのトラウザズ。ピシッと決まっているから(傍から見ていて)気合が入る。 ちょうどこの頃、環境大臣になって張り切っていた小池百合子代議士の音頭で、クールヴィス大合唱が起きていたのは極東の日本国なり。
 当時のヨーロッパは如何であったか。ヨーロッパの夏は、暑くはなるが湿気は少ない。したがってクールヴィスなどの大合唱は、一度も聞いたことなかった。

 紺色をしっかりと着こなすのはお洒落であるぞ。
 すなわち紺色の似合う男は、ダンディーの基準をクリアー出来ていることになる。女性にとっては、年齢を問わず、エレガントで高貴なお洒落の基本と考えるが如何か?
 〆て本日、当記事を、久しぶりに『ダンディズム』のカテゴリーとして投稿する。 (エセ男爵)


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