こんにちは。
先週に引き続いて、旅行中のこぼれ話を致します。
養老渓谷の宿に泊まった朝、
恒例のお散歩に出かけようとした私。
宿から出ないうちに、同じような散歩風情のオジサマとお話することに。
「これ、クマガイソウって言うんですよ。かわいいでしょ」
「・・・。正直言うと、ちょっとグロテスクかな。食虫植物みたいなところもありますよね。」
「絶滅危惧種なんですよ。山で見つけてきて、増やしてるんです。もう10年くらいかな。」
「そうなんですか。。」
「人工肥料じゃなくて、枯葉の自然の肥料が良いみたいです」
「なるほど・・」
どうも、宿泊客じゃなくて、宿のオーナーさんだったようで。。
数年前に放したホタルが増えて、6月にはホタルの舞もみられるそう。
こちらも、クレソンとモンシロチョウ、カワニナ、と自然の組み合わせで生まれる循環が
生きものたちに力を与えている様子。
あちこちで、こうした努力が積み重なっている感じがしますよね。
植物が結んだ、朝の瞬間のご縁。
でも、なんだかちょっとうれしくなりました。
また、ホタルの季節に行きたいな。
ちなみに、Wikipediaによれば、
和名の由来は、アツモリソウともに、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て、源平合戦の熊谷直実(くまがい なおざね)と、平敦盛(たいら の あつもり)にあてたものである。
とのこと。
もちろん、今日の写真はクマガイソウ。
確かに、北海道礼文島のガイドにあった レブンアツモリソウにもちょっと似ているかも。