製パン王キム・タック 第15話

偶然に製パン室で父と出会ったタックは、
名乗ることなく別れた。
なにものでもない自分を恥じ、
いつか成功して立派になったら会いに行く、と。

ろくにパンを焼くことも出来ないタックだが、
「自分を信じてみなさい」という先生の言葉を
思い、試験を受けることを決意する。
第一の試験は「この世でもっとも腹を満たすパン」
時間も材料費も制限される中、
ひとり、答えを見出せないタック。

そんな中、またもや事件が。
タック以外の受験者の小麦粉に重曹をまぜられ、
粉は使い物にならなくなってしまった。
現場にいたところをマジュンに見られ、疑われるタック。
怒ったマジュンと取っ組み合いになり、
ふたりは製パン室への立ち入り禁止措置。
そのうえ材料費の追加はなく、パルボン先生は
疑いを晴らすために、自分の材料費から皆の小麦粉代を出すように言う。
次々降りかかる難事にタックもどうしたらいいかわからない。

コソンに入社したユギョンは、
インスクの命により不当解雇を迫られていた。
実力で、正々堂々計画通りに入社したというユギョン。
ハン室長は１ヶ月の猶予を与える。

ハン室長とインスクの間にも、不和が生じ始めていた。
脅迫状は室長の仕業かと疑うインスク。

小麦粉事件の犯人は仲間のジェボクだった。
しかも２年前のガス爆発事故もそうだという。
彼はハン室長に金を受け取っていた。
怒りが収まらないタックは、ジェボクをつれてコソン食品に乗り込む。

秘書課のユギョン、彼女の就職を聞きつけて現れたマジュン。

３人は再び顔をあわせることになるのか？

（つづく）

見終わって、誰に一番腹が立ったかといえば、この人です。



えーかげんにせんかね！この娘は！

ぽやーとしながらトラブルの種をまきまくってから。
あんだけ姉さんに注意されたのにまだわからんかね！
大学に行くぐらいだからまるっきりあほな子ではないはずだが。
深い考えというものがないんだねぇ。
無欲だからばちを当ててもらうわけにも行かず。
本当に困った人だ。

犯人はジェボクさん（ブロッコリみたいな人）でしたね。
実は、小麦粉事件だけはガプスアジョッシかと疑ってました。ミアネ。
しかしいつの間にハン室長と会ってたんだ？
さすがに失明させられかけたこともあり、
簡単には許せないよね、タック。

さて３回に１回くらいは許せないカットをされちゃうテレビ放送ですが、
今回がその相当回ですぜ！



冒頭のここ！ここ重要でしょ！
タックとマジュンが寝ながらお話するところ。
製パン室で会長と会った後のシーンだよ。
マジュンが、会長と何を話したか探りを入れるのね。
で、何にも話してないよ、と返事をするタック。
「あんな人がお父さんだったらいいよな、だろ？」とか
マジュンのことはテジョだと思っているので、
お父さんへの思いとか話すのよ。
自分で聞いといて不愉快になってマジュンは寝ちゃうんだけどね。
暗がりで寝そべって、何気にマジュンのトーンも優しいシーンですよ。

人間、寝そべってると闘争意欲が激減するらしいよ。
寝ながら激しく言い争うってよっぽどの気力体力がいるらしい。
すごく腹が立って人を殴りそうになったら迷わず寝てください。

マジュンもね、お父さんに肩をぽんぽんってされていい気分だったんでしょう。
せつない表情がいいです。

しかしどんだけスキンシップ不足か！

韓国人にあるまじきスキンシップの少ない家庭か？
韓国では年齢や上下関係によって言葉使いも厳しく使い分けられているので、
目上の者が目下の者に親愛の情を示すため、スキンシップは重要な
第２の言語になっているようです。
青年やおじさん同士が話しながらひざをさすさすしてても
あんまりびっくりするところではなくてフツーだそうですよ。
ドラマの人はあんまりやってるとこ見ないけどね、
青年歌手グループとかよくやってますね。

あと、これこれ！



迷えるタックの謎パン。

子どもか！

かめとかカニですらない。謎キャラパン。

しかしユギョンは休学して復学して卒業して就職したの？
コソンは大卒じゃないと入れなさそうじゃん。
ハン室長、いきなりやめさせないで猶予を与えてたね。
この人、こういう情けがあるから詰めが甘いのよね。
父親だからね、息子の思い人には優しくもなるのか？

試験が始まったということは２年たってるわけだから、
ユギョンはタックと会ってもいいはずだね。
でも、どうなのかなー。
わざわざコソンに入っちゃう彼女だもん。
世の中をよくする野望があるのかなー。
タックとのささやかな幸せはないの？



タック……ちょっとばかだもんな。