製パン王キム・タック 第17話

マジュンに会うために出かけたパルボンBで、
インスクはタックと出会ってしまう。
偽名を名乗って素性を隠していたことが
タックにばれてしまったマジュン。
動揺しながらも、マジュンはタックをののしってしまう。
戸惑うタックはユギョンに会いに行くが、元の下宿にはいない。
なぜ自分を待っていてくれると信じたのか……。

試験の日がせまっても心ここにあらずのタック。
そこへ、市場で知り合った少年と母親が訪ねてくる。
タックのパンを楽しみにしていた少年に、
ミスンは麦飯パンを差し出す。
「おいしいよ、お兄ちゃん」
失敗作のパンを喜んで食べてくれる少年。
その姿に喜びを感じるタックは、あるヒントを得る。

水の入ったコップをオーブンに入れることで、
柔らかなパンを焼成することに成功したタック。
「試験が終わるまでは、ク・マジュンはソ・テジョだ」
心を落ち着けて試験に臨んだタックは、
ミスン、マジュンとともに１次試験に合格した。

先日、ハン室長を訪ねていたジングを見かけた会長は、
人を雇ってジングを探し出した。
過去にジングを雇ってミスンを守らせたイルチュン。
しかし、同時に「子どもとは会わせるな」という指示も出していた。
それが仇となり、ミスンまで行方不明になる結果に。

ユギョンは、タックを忘れたわけではなかった。
手紙を書き、再会を楽しみに待つユギョン。
大喜びで待ち合わせに向かうタック。
しかしユギョンはインスクの嫌がらせで、
ク家に足止めされてしまっていた。
母の仕打ちに怒ったマジュンに連れ出されるユギョン。

真夜中まで、ユギョンを待つタック。
同じころ、イルチュンもすべてを知られても
タックと会う決心をして、ジングのいるパルボンBを訪れていた。

（つづく）

すれ違いがドラマの基本とはいえ、どうしてこうも
ボタンの掛け違えばかりがおこるんだろーか。

奥様のばかばかっ！
この気性の荒さ、感情に任せた嫌がらせ、
まさに稀代の悪女だよ。
みなさい、そのせいであなたの息子はこんな悲壮な顔つきに。



「ソ・テジョなら友達になれるのに、ク・マジュンではだめなのか？」
何いってんのよ。自分が先にタックを拒否ったんでしょうが。
今さらタックの優しさにすがってもダメッ。
さすがのタックも「そんなことないよー」とは言えないよ……。

タックが会いに行ったのにユギョンはいなくなっちゃってるしさー。

放送ではユギョンかカレンダーに丸つけて
タックと会うの楽しみにしているところもカットだったからさ、
タック同様、ユギョンが心変わりしたのかと疑っちゃったよ。
彼女はいつもあやうい感じなんだよね。
人間には、変わらない部分が必ずある、と本人が言っているように
「じゃあ、あの人を殺せる？」と聞いちゃうような
暗い部分はユギョンの中に変わらずあると思うのよ。
そこのところでマジュンと共振してしまうんじゃないか。
タックの明るさや、純真さに惹かれるもの同士、
理解しあってしまうんじゃないかと心配。

タックも聖人君子じゃないんだけどね。
そういや、心配なのはタックオンマだよ。
よく考えたら生きてたんだし、普通に会長と接触してもいいわけじゃない。
奥様たちの悪行を訴え出たっていいわけでしょ。
それをしないのは、会長含めてク家の人々を憎んでいるからだよね。
信じて預けたタックは行方知れずなんだもの。
「正しいものが勝つ」といってくれたオンマが
あんなに人を憎んで生きているなんて……。
ただタックを捜すだけじゃだめだったのかな。
コソン食品を乗っ取るつもりなの？
失明する前にタックとは出会ってもらいたいわ。

会長とジングの過去のやりとりとか、
タックがユギョンに会おうと下宿にいくところとか、
ケロッピが手紙を持って悩むところが
放送ではカットになってたよ。



ケロッピ……タックを好きになっちゃったんだね。
２年も毎日一緒だったら仕方ないか。

ああ、なんかつらいドラマになってきた。
いつもパン食べたくなるし。
マジュンのパン、冷たいって言われてたけど
すごいおいしそうだったよ。