ゆれながら咲く花 14

う～ん！久々に韓国語たっぷり聞いたー！
いや～、仕事だのなんだのいろいろ忙しくって、
なかなか集中して時間取れなかったんだけど、やっぱりドラマっていいなぁ。

泣けちゃうよ！今回も！

《あらすじ》

クラスの罰金が使い込まれていることがみんなにバレてしまった。
使い道は言わず、「返せばいいだろう」とだけ言うナムスンに白い目が向けられる。
ジョンホは思わず真相を白状しようとしたが、仲間がそれを止めた。
ナムスンも皆の前であらためて謝罪し、
副委員長のハギョンがナムスンの保証人になると申し出て、事態はなんとか収まった。
月曜日には必ず返さなくては……。

一方、インジェの辞職問題である。
「ぼくが辞めます」といったのはセチャンの本心だ。
「私のためですか？」インジェは問いただすが、セチャンは自分のためだと言い張った。
インジェが辞めるなら自分も辞めるつもりだ。
自分に任されたのは成績を上げることだけ。生徒のケアなど、手に余る。

あれからジョンホとジフンは、仲直りできないでいる。
まっとうな道を歩め、というジフンに、ジョンホは反発する。
汗水垂らして働いても給料は安い。まじめでいれば世間が養ってくれるのか？
悪事を働くよりましだ、というジフンの言葉は、ジョンホには届かない。

職員会議が開かれ、インジェの進退が相談された。
教師たちはこぞってインジェの指導力と熱意を賞賛した。
同僚の援護射撃に校長も折れ、インジェの辞職は撤回されることになった。

気まずくって恥ずかしかったが、報告すると生徒たちはおおいに喜んでくれた。
チョ先生のはからいで担任も一緒に体育ゲームであそぶ子ども達は、無邪気なものだ。
ひとしきり身体を動かしたら、夜間補習の時間になった。
すっきりした表情の子ども達が三々五々散っていく。
「先生が辞めなくてホッとした」
ナムスンはインジェに頭を下げた。
セチャンも、自分の迷いをチョ先生に打ち明けた。
迷っていても、それでいい、と言ってくれる先生の背中がありがたかった。

さて、問題のクラス費だが、とにかく働かなくては話にならない。
悪ガキ3人組は必死にバイトを探すが、なかなか割のいいバイトは見つからなかった。
なんとか見つけたウェイターの仕事も、ジョンホが横柄な客に反抗してしまいクビになる始末。
ナムスンの生活費、ハギョンのカンパを足してもまだ少し足りなくて……。どうする？
「頭を使おうぜ」
「俺らが？」

良い考えも浮かばないまま、期限は迫る。
学校に来ている以上、授業に出なくてはならないし……。
「体育の授業はサッカーだってよ！」
フンスはハッとして、ナムスンの顔はこわばる。
「そんな顔するな」と、フンスは言った。
「申し訳なくて」ナムスンは複雑だ。
「思っても、態度に出すな」
もう終わったことのはずだった。
しかし古傷というものは、思わぬ時に痛み出すものなのだ。

そうこうしているうちに、ジョンホが金を持ってきた。
出所は不安だが、背に腹は代えられない。
ナムスンは黙って受け取り、クラスの罰金を期限通り返済した。
ところが、そこで問題が持ち上がった。
ヘソンの最新携帯が盗まれたというのだ。
まさか、ジョンホが持ってきたのはヘソンの携帯を売った金か？
事情を知るものたちは一様に不安になるが、ナムスンは違うと言い切った。
「ジョンホは変わったんだ」
だが、本当にそうだろうか？

そして期せずして、学級費を使ったのはジョンホのためだったこと、
足りない金を工面したのはジョンホだったことがギョンミンにバレた。
彼女は黙っていられないだろう。
携帯盗難事件は思わぬ波紋を呼んだ。

ナムスンも、ジョンホに確認せずにはおけない。
金の出所はどこなのか？
もちろん疑うわけではないが、知っておかなければかばってやれない。
「いい加減にしろ！金があってもなくてもろくでなし扱いしやがって！」
ジョンホは怒って行ってしまった。
「あいつじゃないよ。あいつが教室で盗みをしたことがあるか？」
それはジョンホなりの筋の通し方かもしれなかった。

だが、盗難事件の波紋は、そんなものでは収まりがつかなかった。
翌日、警察がフンスを補導しに来たのだ。
ヘソンの父親が、警察に連絡したのだという。
しかも、ジョンホが犯人だと名指しで。

本当にジョンホなのか？
インジェが不安そうにジョンホに声をかけた時、
警察官が慌てて駆け込んできた。
疑わしきは、ジョンホではなくてフンスだというのだ。
教室はざわついた。
ナムスンは、呆然としている。

連行されるフンスを、皆が眺めている。
「なんでお前が？」
「俺じゃない」
「じゃなんで捕まるんだよ！」
フンスは涙ぐんでいた。
「昔、無茶してたから。それを忘れてたよ、お前と再会して……」

パトカーに押し込まれ、フンスは連れて行かれる。
彼は保護観察中の身分だったのだ。
パトカーの中で、フンスは泣いている。
ナムスンは遠くなっていく車の影を見送るしかなかった。

（つづく）

うんうん、まんずインジェは辞めなくてよかったよねぇ。
そりゃそういう方向にまとまるとは思ってたんだけど、
生徒たちがわりとあっさりしてたんで心配してたんよ。

だって嘆願書だけ出して、あとはしょうがないよね、って……

もっとねばれよ！

ほんと、3年Ｂ組だったら迷わず校長室に押しかけるところだよ。

ただね、かえってね、それはそれでよかったと思います。
先生たちの援護射撃は彼女の自信になったよね。
セチャン先生の「じゃあ僕が辞める！」は、
はったりでもなんでもなかったというのがまたいいよな。

あんなに自信満々で偉そうなセチャンだけど、迷ってるんだよ。

第1話でもそうだったよね。
みんな彼の黄金ノートは欲しがるのに、人間として慕ってはくれない。
そこが彼の弱点なんだよな～。

インジェに会うまでは、それでよかったんだよ。
セチャン先生はそれでいい、と決めてた。
たぶん過去の悲しい出来事のせいでね。（いや、詳しく知らんけど）

でも変わったんだなぁ、彼は。
そう！人は変われるのよ！
ね、信じてあげようよ～、オ・ジョンホを!

でもさ、悲しいことになかなか信じてもらえないんだよね。
ジョンホも、フンスも。

最新の携帯電話盗ったのはやっぱりヘリじゃない？
どんだけ伏線貼るんだよ、ってーくらい貼りまくってたもん。
これで彼女じゃなかったらそれはそれでまたびっくりだよなぁ。


たぶん犯人のヘリ。独特の顔が好みです。カワイイ。

昔、小学校の先生が言ってたんですけどね、
人間信頼を失う時は一瞬なんだって。
先生は3年間無遅刻無欠勤で新聞配達のアルバイトしてたんだけど、
たった1回遅刻して、それまでの信頼がパァになって、
それを取り返すのにまた何年もかかったって。

アレ？今思いだしてみると、雇用主の方がひどすぎる案件なんだけど、どーよ？
たった1回の遅刻はなんか事情があったんだな、って思わないのかね？
先生苦労したんだな……。

いや、それはさておき。

後悔先に立たず！

いや、これもあんまり好きじゃない言葉なんだけどさ。
どっちかっていうと「後悔役に立たず」じゃね？
もしくは、「何をやってもたいがい後悔するんだからキニスンナ！」って意味じゃね？

だがフンスの後悔はもっともだ。
希望を無くして自暴自棄になって無茶しなければ、
こんな風に疑われて連行されることもなかったのに……。

しかしそれをいうなら、ナムスンの後悔はいかばかりか……。

「昔やんちゃしてまして～」なんて言うバカを許したくない！
許したくないけど、本当に後悔している人間を許してあげたい気持ちで一杯だ！
そういうの、目に見えればいいのに！

ジョンホはわかってくれるかな。
友達がなにを言ってもダメだったけど、フンスのみじめな姿と後悔の涙を見れば、
改心してくれるかもしれないよね。
はからずも彼は自分で言ってるんだよね。
「金を持ってても持ってなくてもおかしな目で見やがって」

そう、そうなんだよ、ジョンホ！

真面目に生きてても金は得られないかもしれない。
でもね、悪さをして金を得ても、
まともな世間はお前に背を向けるだけなんだよ。
そんなお前にへらへらお追従してくる奴らはね、
お前の金がなくなった途端に離れていく連中なんだよ。

真面目に生きれば、金は得られないかもしれないけど、
人々の尊敬が得られるんだよ。
まともに扱ってもらえるんだよ。

う～ん、ウェイターを一段下に見てバカにする人もいるけどさ。

そのへんのことがね、受け入れられないかもね。
そもそも大人のメッセージが矛盾してるんだよな。
正直は美徳だ、と言いながらも、「正直者がバカを見る」という言葉がある社会。
正しいものが報われるとは限らない世の中。
これって大人の責任だよ、やっぱり。

でもなぁ、ジョンホや。
先生たちだって、ゆれながら生きてるんだぜ。
大人だって悩みながら生きているんだよ。

正しい大人なんていない。
ただ、本当に信頼できる大人なら、少しだけどいるよ。
インジェ先生に出会えたことは、おまえさんの本当の幸運なんだよ。

大人になるってね、汚れるとか、妥協を覚える、とかじゃなくてね、
人はみな弱いんだ、と悟ることかもね。
そして、それを許せるようになることかもね。

ああ～でもフンスの涙がつらいラストだな～。泣かないで～。

チョ先生とインジェの会話もしみじみとしてて好きでした。
辞めると決めたのに、生徒たちの顔が浮かんできてつらかったというインジェに先生は言うんですよ。
「愚かな人だ。生徒たちなんて、教師のことなどすぐに忘れて自分の道を行ってしまうのに」と。
チョ先生もね、それが悪いといいたいわけではないのです。
生徒というのはそういうものだし、そうでなくてはならないと思っている。
教師というものは、そうとわかっていてもその瞬間、瞬間に生徒を思ってしまう人種なんですな。

わしも一応教育実習いったんで、その気持ち理解できるよ！
みんなのこと、覚えてるよ！

生徒って、反抗的だけどかわいいし、バカだからこそ、かわいい。
自分ももうちょっと教え方上手ければ、教師なっていたかったな……。

う～ん、次回、ジョンホは金の出所を白状するのか？
それともそれはもうどーでもいいのか？
携帯を盗んだのはやはりテリなのか？
だいたいヘソンのことを甘やかしすぎてる父親だって悪いんじゃないのか？

いろいろ気になるのに、次回のタイトルが「セチャンの過去」？
え？一気にそこにつながる展開なの？
あと２回で最終回ですからな……。たぶん泣く！次回も！

【おまけ】

今回の萌え。



ナムスンのかげに隠れ、制服のはじっこをちょっとつかんでいるフンス。
こんな状況、手をつなぐより恥ずかしいって知らないのか！
そしてナムスンもニヤッと嬉しそうだっていうね……。
まぁ……によによさせていただいております。
ギョンミンとジフンの男女ペアもかわいいしさぁ！青春だよね！