製パン王キム・タック 第26話

理事会で、新戦略を発表するマジュン。
対してタックは、理事たちに手作りのパンを試食してもらう。
「我々は、企業人である前にパンを作る人間だ」
会長の意志を継ぐ、タックの姿勢に心を動かされる理事会。
マジュンは開発チーム長に、
タックはある条件をクリアすれば会長代理を認められることになる。
その条件とは、１ヶ月以内に青山工場を立て直し、
新製品を開発すること。
閉鎖寸前の工場を立て直すのは至難の道だが、
タックの力量が試されることになる。

祖母の死んだ場所でブレスレットを拾ったことを
母インスクに告げ、結婚の許可を頼むマジュン。
インスクは折れ、ユギョンを呼んで許可を与える。
ユギョンをひざまづかせ、この屈辱にいつまで
耐えられるか見ていてやると冷たく言い放つ。

タックは青山工場でユギョンの父と再会した。
自分を刑務所に送った娘と会うことがあれば、
娘を殺して俺も死ぬというユギョンの父。
タックはユギョンに話そうとするが、機会が得られない。
ユギョンとの結婚をタックに告げるマジュン。
「彼女を幸福にしろ。しっかり支えて休ませてやれ」
タックは自分の心を抑えて、彼女の幸福を願う。

タックに会うため、会社に出向く母ミスンだが、
とうとう名乗り出ることができなかった。
かすむ目で、立派になった息子の姿を見つめる母。
復讐だけを望んで生きてきた自分を恥じ、
息子の将来を考えて、どうしても会うことができないミスン。

青山工場を立て直すため、タックはパルボンBの先輩たちに
工場で働いてもらうよう、依頼する。
工場内は問題が山積み。大掛かりな着服の疑いも出てきた。
病床の父に話しかけ、看病するタックを
姉ジャギョンは静かに見つめる。

ユギョンは、マジュン、インスクとともに
ウェディングドレスの試着に来ていた。
そこへ、ハン室長に連れられたユギョンの父が現れる。
「一度くらいは父親らしいことをしてください」
工場でのタックの懇願は、ユギョン父の心に届いていたのか？
インスクとハン室長のたくらみが功を奏し、
ユギョンは結婚をあきらめるのか？

タックの母ミスンを迎えに行くジング。
連れて行かれる場所はどこなのか？

パク弁護士の呼びかけに静かに目をあける会長の真意は？

（つづく）

タックどうして気付かないのー！！

こんなに至近距離で声までかけたのに出会えないなんて……。
どこまで引っ張るか！
と多少の怒りはわくけれど、仕方ないかもね。
生きてるかどうかさえ定かではないのに、
まさか会社で出会うとは思ってもいまい。

放送ではカットだったけど、タックオンマ激しく反省中。
タックはあんなに立派になったのに、
復讐だけを考えて生きてきた自分が恥ずかしいって。
良かったよ～真人間に戻ってくれて。
タックもね、ひどくつらい青春時代を過ごしたんだよ、
復讐に心を支配されてね。
でもパルボン先生やまわりの人々のおかげで
もともとの心を取り戻したんだよ。
はやくタックオンマに教えてあげたいわ。

ジングがタックオンマを迎えに行ってたけど、
ちょっと細かくカットされているので
誰の指示かがわかりにくいかも。
ハン室長ですぜ。
一応、やつの指示でオンマを連れに行っております。
ダブルスパイをしてるから、
たぶん保護してくれる予定だと思うけど。
前回、無口すぎて失敗したジングヒョン。
今度は事情を話してあげてぇぇぇ。

今回もカットなんだけどさー、
マジュンと奥様の葛藤対決シーン。
ブレスレットの件をマジュンがダメ押しするんだよね、
あの泣きそうな目で。
「何を見たの！」と必死の奥様に
「これ以上聞かないで。結婚を許して」とマジュン。
何もかも見ているであろうマジュンが、
自分を責めることなく、結婚相手以外は自分の思惑通り
生きてくれている。

それがわかっても改心できないから悪女なんだよねー（怒）

仕方なく結婚を許すけど、
ユギョンを呼びつけてひざまづかせて
「一生そんな気分を味あわせてやるわ」みたいに呪いますよ。
自分がハルモニにやられた以上の意地悪さ。
結局こういう人に勝つことは出来ないんだと
ユギョンも悟ってほしいのだが。
こういう屈辱エピソードを知らないから、
マジュンは自分のことばっかり。
「許してくれたのか！」とか喜ぶけどさー。
ブレスレットのことはユギョンにも秘密だしさー。
ドレス姿に見ほれちゃったりさー。
結局自分がかわいいだけのこどもだよ。
見なされ、このタックを。



ユギョンと俺は結婚するんだもんねー、
やーいくやしいだろ的なマジュンにこの返答。
「あいつは一杯一杯だ。ちゃんと支えてやれ」

すっかり大人だよ！タックや！

すべてを自分ひとりでやってこなければならなかった男の地力を見たね。
こういう男だからこそ、あの衝撃のキスシーンが映えるのさ。
今思い出してもキャー！と赤面してしまい、
直後のマジュンの顔に笑ってしまうのだが。
笑うシーンじゃないはずなんだけど、
カッ！と目をそらして眉間にしわ寄せるマジュンに噴出しちゃったの。
マンガみたいで可笑しかったから。ごめんね。

大人なタックのシーンは、地上波カットなので
ぜひぜひノーカット版で見てね！かっこいいから！

んー、実は冒頭の理事会のシーン、
個人的にはちょっと期待はずれだったんだよね。
秘書室のチームといろいろがんばっていたので、
そこのところの成果をもうちょっと見たかったな、と。
でもあまりそこをくわしくやっちゃうと、
タックの不器用だけど一途な感じが薄れちゃって
ほんとの企業物ドラマみたいになって主題がぶれちゃうから仕方ないかね。
職人の腕としてはまだまだ修行が必要なタックだし。
今回は真心が伝わった、ということでよかったのかな。

物語りも残り４話で佳境に。
終わるのが嫌で、今ちょっと見たくなくなってきた。
マジュンとタックが仲良くなる回とかみて
なごみたい気分……。