いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

根の深い木 第20話

2014年05月17日 | 根の深い木
訓民正音(クンミンジョンウム)という語が、はじめて出てきましたね。
最終的にはハングルが公布されるのは歴史的事実。
しかし、その後の時代には、禁止されてしまったこともあるのですって。
それでも、庶民の間にハングルは生き続けた。
民衆にとっては、やはり必要なものだったのですね。

がんばれ!イ・ド!がんばれ!チェユン、ソイ!
それが正しいことなのかどうかは、いずれ歴史が検証してくれるのだから。

《あらすじ》

「王様に涙を流す資格などありません!」
チェユンの激しい言葉に、剣を取り落とし、叫び出すイ・ド。

大君殺害の報は、イ・シンジョクの耳にも届いた。
「超えてはならない一線を越えてしまったな……」

がっくりと肩を落とした王に、チェユンは訴える。

「タムと民に対する絶望と憤りが、文字を生んだと?
人が動物に絶望しますか?意欲がないからと憤りますか?
それは王様が、初めて、タムと民を人間だと認めたからです。
それが、愛です。
タムと民を慈しんだ証拠です。

わたしとタムが逃げなかったのは、文字が素晴らしかったからじゃない。
いくら易しい文字であっても、それを使って何かができるのは
両班や士大夫であって、白丁(貧しい民)じゃない。それくらいわかります。
それでも逃げなかったのは、タムにやりたいことがあったからだ。
初めて見た。
やりたいことに命を捧げる民を。
それがすごく不思議で、うらやましくて、わたしもそうなりたいと思った。
文字を知れば、自分もタムのように意欲が湧くだろうか?
それがあったから逃げられなかった。

タムの意欲、タムのやりたいことを守ってやるのが、タムへの、
愛だと思いました。
でも王様は違うと?
俺たちの意欲は無駄だと、カリオンの野郎に言われたくらいで揺らぐんですか!」

王は、ゆっくりと立ち上がった。

「王様の本性も知らず、すべて終わったらタムと王宮を去り、
子どもを作り、我が子に文字を教えて、
仲むつまじく暮らす夢を見ていました。
お願いがありますと申し出たのが、すごく悔しいです。
だから、もう二度とお願いなどしません」
チェユンはタムの腕をとって、出ていこうとする。

イ・ドは、まだ苦しそうに訴える。

「民と!ソイは違う……。
ソイは強い意志を持っているが民はそうではない。
意志のないものに責任を負わせようとした。
力を与えようとしたのに、結局は責任を負わせようとしたのだ……」

王の言葉を聞いて、チェユンは笑った。
「責任?ですか?
はは、本当に何もわかってないんですね。
民は、100年前、500年前、1000年前から責任を負っていました。
朝から晩まで働いて自分が飢えても、年貢を納めてきました。
ずっと責任を取ってきたのです。
王様が責任を負わずとも、民は苦しんできました。
少しばかり責任が増えたってかまいません。
そのかわり、わたしたちもやりたいことをやりたいんです。
民の欲望は、王様にとって地獄ですか?!王様!
王様!あなたは偽善者だ。臆病者で、意気地無しです、王様」

涙を流してそういうチェユンを見て、王は微笑んだ。

ソイは、ひとり王座に座り、考える様子の王を見つめている。
(王様、わたしは今でも自分より王様を信じています。
これが、臆病で意気地無しの王様の最後の見極めであるとわかっています)

その頃チェユンは、ひとり、泣いていた。
大君の死を悼み、ただ、泣いていた。

王は新たなる決意を持って、自分のつくった文字を眺めてみた。
漢字で「民音(民の声)」「訓正(解き明かすのが正しい)」と書いてみる。
ひとつひとつの文字を入れ替えてみた。

「訓民正音」 民に教える正しい音

「お前の文字は疫病のように恐ろしい」
王は、ギジュンの言葉を思い出し、ニヤリと口元を歪ませた。
「皆を呼べ!王命を下す!」
揺るぎのない声が、慶正殿に響いた。

ギジュンは、王が文字の解例と訳本を一斉に配布するつもりだろうと見当をつけ、
王の身辺と側近らを見張るよう、命令した。
「その過程で起こる殺生はすべて容認する」

イ・ドは側近を集めて作戦を提案した。
「暗渡陳倉」正面攻撃と奇襲攻撃を同時に行う。
その奇襲作戦とはいったい?

シム・ジョンスも、本元が広平大君を殺したと聞いてショックを受けていた。
王の心を揺さぶるためだと?
取り返しのつかないことをしてくれた……。

翌朝の集賢殿。
居並ぶ学士と大臣の前に、療養中だったチョ・マルセンが現れた。
「王様!カリオンが、密本の本元チョン・ギジュンであったというのは本当ですか!」
一同に衝撃が走る。カリオンが?では大君殺害もあのものが……。
マルセンは、傷だらけで屋敷に現れたイ・バンジから、それを聞いたのだ。

「身近なものから疑えとあんなに申し上げたのに!」
マルセンは、この事態は王が人を信じすぎたことが原因だと厳しく諫める。
そして、密本の捜査は、自分が行うと宣言したのだ。
罷免されてもかまわない。それでも私財を投じて捜査をする、との決意だ。

マルセンの言葉に、反論し、怒るかと思われた王であったが、
意外にも、彼の要求を聞き入れた。
今回のことは自分の落ち度であると認め、捜査を一任したのだ。

「そして、わたしは新しい文字を公布するために準備を進めている。
広平大君の残した仕事である仏の一代記印刷は鋳字所で行う!」
マルリは大声で反対するが、王の剣幕はすさまじい。
「息子の死を無駄にしないためにも、命を懸けてこの文字を公布する!」

左議政ファン・ヒは、王の心が乱れたのだと考えている。
先王の腹心チョ・マルセンに捜査を任せたのがその証拠だ。
先王の方針には従わぬ、という決意を自ら破られたのだ。

「一度は引き入れようとした密本だが、一掃しなかったことを後悔している。
どうして大君の居場所がわかったのか、必ず突き止めよ」と、王はマルセンに命じた。
同席している右議政は、気が気では無い。
敵の作戦会議に出ている形の右議政は、緊張し、状況を必死で把握しようとしている。
王は本気だ。
本気で宮廷中を捜査させるつもりだ……。

鋳字所での印刷を、実力行使で邪魔したチョ・マルリ。
「どうしてもというなら、私をお切りください!」
王は、邪魔をした学士たちのすべてを投獄した。

これではまるでイ・バンウォンの再来だ。
しかし、こうなることはチョン・ギジュンの予想通りだ。
善人は、悪人になる機会にさらされなかった、というだけのこと。
広平大君が殺されたことで、王はますますまわりを疑っているだろう。
誰が密本がわからなくて、手当たり次第に側近を疑うようになるだろう。

ギジュンの予想通り、宮中ではソイを筆頭に女官たちが捕まり、
マルセンに厳しい拷問を受けていた。
「大君の居場所を知っていたのは、王とお前だけだ!」
知らせを聞いたチェユンは、血相を変えて飛んでゆく。
「なぜソイを疑うのですか!」
マルセンは、彼の抗議を一切受け付けない。
「王にもお許しをいただいていることだ。
密本の捜査を任されて、お前はいったい何をしていた!」
厳しい叱責を受け、チェユンは黙るしかなかった。

王に直訴するも、
「大君が死んだのは、お前が密命を授けるよう進言したせいだ!」と怒りを買い、
投獄されてしまう。
その様子を報告されたギジュンは、つぶやいた。
「本当にすべてを疑っているか、何か企んでいるか、どちらかだ」

女官たちは、密本と通じてはいなかったものの、
うかつにうわさ話をした件を咎められ、宮廷から追われることとなった。
地方役人の官奴に払い下げられるのだ。

王の豹変ぶりに、密本幹部は騒然としている。
まさか、これほどまでにもろかったとは。
ギジュンは、何か腑に落ちないものを感じていた。

それもそのはず、すべてはイ・ドの計略だったのだ。
ソイと女官たちに、広平大君のやり残した密命を託すため、
マルセンに協力を得て、大芝居を打ったのだ。
もちろんチェユンも、何もかも知っての上での演技である。

女官たちは、密かに王の密命を果たすべく、準備を進めていた。
チェユンも、支度をして後を追う。
王は、チェユンに王牌を託した。

あの夜、ソイとチェユンを呼んで、王は決意した。
「余は必ず、この文字を世に送り出す。地獄の門をあけ、王の責務を放棄する。
世に混乱を招く始まりになろうとも、この文字を公布する。
やりたいことができたたったひとりの民、ソイのために。
そのソイを見つめる民、カン・チェユンのために。
二人の子が、やりたいことを見つけられるよう、
その次の世の民のために。
彼らの欲望がどんな世をつくるのかは考えないことにした。
それは、その時代の民の責任だ。
余は、自分の民のことだけを考えることにする。悲壮すぎておかしいか?」

黙ってきいていたチェユンは言う。
「そんなんじゃありません。
ただ、面倒だ、どうにでもなれ、くれてやる、という心境では?」
「ふふ、よく余の心がわかったな」
三人は、おかしそうに笑いあった。

チェユンは、印を受け取ると、王に告げた。
「そういえば、わたしは一度も王様にお礼を申し上げていませんでした」
「なぜ急に?私に感謝することがあるのか?」
「王様のご英断に、深く感謝いたします」
チェユンは深く頭を下げた。

女官たちは、さっそく仕事にとりかかる。
密命だから、と取り組んでいるわけではない。
やりたいことだから、やってやるんだ。
この文字が、民に使われるところを見たい。
必ず、生きて見届けたい。

チェユンは、旅立つ前にマルセンの屋敷へ呼ばれた。
そこには、傷つき横たわる師匠イ・バンジの姿があった。
「医者を呼んだが、傷が深すぎたようだ……」
「あいつ!あいつですね!ケパイの野郎だ!」
チェユンは驚き、憤る。涙が流れてきた。
「本名はカルペイだ……」
イ・バンジがうっすらと目を開けた。

「そんなことより、答えは出たか?」
「これに関わり、大切なものを失っていいのか?と。
俺の答えは、イヤです。大切なものを失いたくない。
でも、この仕事はきっちりやり遂げます」
「お前って奴は……答えになってないぞ……
昔からお前はそういう奴だった。最悪の弟子だ。暗殺の才能がまるでない……」
「師匠、ひどいですよ、いまさら」
チェユンは泣いている。
「強がっても、お前はわたしの知る限り、もっとも弱く、優しい」
「ハンジ村のトルボクに優しいなんて」
「お前は誰かを殺す時、いつもためらう。
ためらうな。どんな時でも。
私を哀れみの目で見るな。最高の相手と競えた。武士として、最高の……最後だ……」
イ・バンジは、そうチェユンに伝えると、息を引き取った。

師匠を埋葬し、酒を手向ける。
師匠らしい。朝鮮一の刀使いとして最高の終わり方だ。
それでも泣かずには、いられないけれど。

イ・シンジョクは、シム・ジョンスを呼んで話をしていた。
「このままでは、密本は終わる。そなたもそう思っているはずだ。
文字の公布を阻止したいなら、宰相総裁制を確立してからやればいいことだ。
元老たちも、大君殺害を知ってから心を変えつつある」
「彼らの不忠は昔からです。右議政だとて同じではないですか」
シム・ジョンスは軽蔑したように言うが、
密本組織が危ういことは彼も感じている。
本元が文字公布を命がけで阻止した、その後は?

王は右議政を、マルセンはシム・ジョンスを疑っている。
ふたりの疑いは今はまだ、勘でしかないが。

ユン・ピョンは、追放された女官ソイのことを考えている。
無実の罪で追われたのだ。仲間に引き入れれば、力になるのでは?
提案したのだが、ハンには思い切り笑われてしまった。
あの女官に惚れたのだろうとからかわれたが、断じて違う。
しかし、ギジュンはその提案を採用した。
ユン・ピョンは、コクセを連れて女官たちに接触を試みた。
ところが、そんな官奴は来ていない、という。
女官たちはいったいどこへ?

彼女たちは、ある村で不思議な準備を進めていた。
旅の歌師を集め、子どもたちを集め、アメを持たせて
不思議な歌を歌わせている……。

疫病のような文字だといったな……チョン・ギジュン。
そうだ、疫病のように広がるだろう……。

密命を受けたのが、追放された女官たちだった、と気付いたチョン・ギジュン。
すべては、遅いのか?

(つづく)


咆吼する王。圧巻。

うっふっふっふっふ。
わかってたよ~、わかってたさ~。
賢いチョン・ギジュンが最後まで疑っていたように、
わたしたち視聴者も、これが何かの策略だってことはわかってたよね~。

ただ、誰が知っていて、誰が知らないのか、わかってなかった。

王様が右議政イ・シンジョクとチョ・マルセンを並べてさ、
「大君の密命について知っていた者は誰ですか?」ってマルセンが聞いてさ、
右議政に席を外すように言うじゃない?

だから、マルセンは知っているだろう、と思ってたのよ。
そもそも、彼のことは重用もしないけど罷免もしない、と中立だった王様。
マルセン自身も、先王から、王の邪魔をするな、密本だけ処理しろ、と言われている。
周りが思うほど、険悪な関係じゃないんだもんね。
マルセンって考え方に筋は通ってるし、ズルいことはしない人だし。

王様がソイを疑うということはあり得ないから、
彼女も了承済みだろう。

ただ、チェユンは知らされていないと思ってた!
本気でタムの心配してるんだと思ってたよ~。
役者やな~。

でもよく考えてみれば、チェユンが本気出したらあんなもんではすまないのだ。
タムが拷問受けてたら、怒り狂うよね。
しかし騙されたなぁ。
これじゃ密本のスパイたちはころりと騙されちゃうよね。
ギジュンだけは疑いを持ち続けていたけど……。

うん!面白かったです。

とにかく、冒頭のチェユンが良かったよ。
わたしの期待通り、愛を語ってくれたし、
わたしが考え込んでいた、責任についても明確にしてくれた。
聞いていて、わたしがスッキリ。
京極堂の憑きもの落としに参加した気分でした。

愛と憎しみの区別もつかない大馬鹿者の王に、愛とはなにか、説教するチェユン。
期待して、がっかりして、憤って、そういう感情は、
相手を人間だと認めなければ出てこないものなんだ、と。
最下層のを、貧しい下々の民を、人間だと認め、期待したからこそ、
湧いてきた憎しみなんだと。
そこには最初から、大きな愛があったんだ、と。


ほんとによく泣くんだから、もう。男でしょ!

いやいや~、よくわかりました。
愛の反対は無関心と、よく言われますよね。
そういうことなんだなー。
あやうくカリオンの口車に乗せられるとこだったぜ。

あと責任ね。
王様が、あっさりチェユンの言葉にうなずかなくて良かった。
あそこで即うなずいちゃったら、ちょっとすんなり行き過ぎだもん。
チェユンの涙でほだされちゃうの?王様?と思いきや、冷静な王。

「民とソイは違う」
って言った時、あれっ?と思いました。
あ、反論しちゃうの?そこで?
ソイは普通の子じゃないって?
優秀な子と、そうでない子をわけて考えちゃうつもり?

と、ちょい不安でしたが、王様の気にしていたのは責任のこと。

確かに、これについては、わたしもモヤモヤしていたのでした。
民衆すべてが、真面目に学問をし、道徳的にもすぐれた人ならいいけれど、
そうでない悪い人や、いい加減な人だってたくさんいるんだし、
責任なんか持たせるより、良い王様が彼らを指導して良い統治をすればいいんじゃ?と
ちょっと思ったりして。
自己責任、自己責任って言われるの、ちょっとしんどいよ……とか思うし。

まぁそのへんは、現代人の生活について考えててそうなっちゃったんですが。

そういうモヤモヤを、解決してくれたのはチェユンの話。
要するに、「お偉いさんがなんだかんだ悩まなくても、
俺たちはテメェのケツはテメェで拭いてきたぜ!」ってことですよね。
いや、こんな下品な言い方しなくてもいいんですけど。
いまさら「責任負わせてごめん」なんて、ちゃんちゃらおかしい、と。

そういや、そうだなぁ、とわたしも思いました。
自由があろうがなかろうが、権力を持とうが持つまいが、
責任だけは、自分の背中にしっかり乗っかってくるものなのでした。
「わたしの代わりに生きて」とは、誰にもたのめないものね。
何があっても、その結果は自分で受け止めるしかないんだ。
庶民はそうやってたくましく生きてきたんだよな。

だからこそ、やりたいことをやれるように、
生きる目標を持って生きられる世にして欲しい。
それってそんなに、地獄だって言われるほどおぞましい欲望なのかな?
やりたいことをやって生きていきたいって、そんなにムチャクチャな願いかな?
当時の民、それも最下層のだったタムやトルボクにしてみたら、
「そんなのかなうわけないよ……」ってレベルの願いでしょうね。
そもそも、苦しい生活の中でやりたいことすら見つからないんだし。

そう考えると、タムが、命を懸けてもやり遂げたいことを見つけたことは
すごいことだと思う。
チェユンもそう思ったから、彼女を守りたい、彼女のやりたいことをやらせたい、と
思ったんだろうね。
深い愛だなー。
個人的な惚れた腫れたを超えたこういう愛の話って好きだよ。

女官たちが、自分の意志でこの王命をやり遂げるんだ!って言ったのも、嬉しかった。
いい友達だよね。


この画面大好きだ。いいシーンだった。

ユン・ピョンが、ちょっとソイに心惹かれているのも微笑ましかった。
「お前、そんなこといってあの子のこと好きなんだろ~」とからかわれて、
無表情ながらも必死に否定するユン・ピョン。かわいいじゃないか。
つらい人生を送っていても、凜とした彼女の姿を好きになったんだね。
よかった。
これでユン・ピョンはソイを殺せまい。


徹底した無表情……。この綺麗な顔が歪むところを見たい。←ヘンタイ

問題はチェユンですよ。
師匠を殺したカルペイに怒り心頭だったでしょ。
まさか、最後の最後で闘って死んじゃうんじゃないだろうね?
あの人だって、差別を受けて虐げられたものなんですよ?
くだらない私怨で命を落とさないようにしていただきたいです。
まずは、新しい世で生きることが大事だよ!チェユン!
なんかまた死亡フラグたったみたいで心配。
常に心配だわ、この人の行く末が。

師匠のお墓の前で、やっぱり泣いちゃうチェユン。
いつの間にか大君のこと、すごく好きになっていて、
彼の死を悼んで大泣きしちゃうチェユン。
……お前、泣き虫だなー。
でも、そういうところが好きだよ!

そうかと思えば、「あいつら騙されましたかね?」という時の卑屈な表情。
ホントに嫌な顔できる役者さんですね。
こういう顔する時、お前ってばやっぱ悪ガキのトルボクだなー、って思う。
「俺の飯?じゃねーの?」って時の顔も好きだし。

コレ書くの何回目か、もうわかんないけど、
絶対しあわせになって……。

さて、いったい解例はどこにあるのか?
見たこともない解例とはなんなのか?
ずっと気になっていましたが、それは「歌」だったことが判明。

そもそも、文字を知らない民に、解例書が読めるわけもなく。
「歌」というのはすごいアイデアですね。
ドラマの最初の方で、みんなが労働歌を歌いながら働くシーンが
ありましたが、そこにつながっていたのか!と思いました。

女官のひとりが一生懸命かきまわしていた鍋の中身は、
子どもたちにあげるアメだったんですね-。
べっこうアメみたいなものを舐め舐め、子どもたちが歌う「解例歌」
これはまさに疫病のように広まるでしょう。
ヨンドゥみたいな賢い子は、字だってすぐに覚えちゃうだろうし。

ギジュンに、これを防ぐ手立てはあるのでしょうか?
そして、そもそもの密本の使命をほったらかしているギジュンに、
シンジョクやジョンスはどう動くのでしょうか?
この先、一気に最終回まで突っ走るのか?
いやー、ワクワクするね!

今回は、マルセン叔父(別におじさんじゃないけど)がかわいくて好きでした。
女官たちを嘘の拷問にかけるの、難しかったでしょうね~。
「ああ!」とか叫ばせて被虐趣味~。
こ、このヘンタイ!と密かに思いました。
「わたしが拷問された方が楽でしたよ」とか言っちゃってさ。
年取って丸くなったんですかね~。
昔は顔色ひとつ変えずに拷問かけたり暗殺にでかけたりしてたじゃないですか。
イ・バンジの思い人を殺しちゃった時もそうでしたが、
この人、女性に弱いのでしょうか。
意外と家では奥様を大切にしてそう。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我慢できませんでした(笑) (しーま)
2015-09-28 17:58:31
もう気になって気になって、我慢できませんでした!
テレビ放送を見てから、ビスコさんのブログを読んでいたのですが、
最後まで読んでしまいました\(^ω^)/
チェユンとソイの事は、他ブログで知っていたので…

あと、京極堂っと出て来てちょっと嬉しかったです( *´艸`)
私も好きですー!
返信する
ご存じでしたのね (ビスコ)
2015-09-29 10:05:23
あはは!最後まで読んでいただいてありがとうございます。
とはいえ、最終回の記事はまだ書いてないですが。
一度渾身の感想を書いたのに、
ミスして削除しちゃってそれっきりになっています。
そのうち全部見返してから書き直そうかと思っています。
ふたりのことご存じだったのね。
最終回もすごく良かったですよ~。

京極堂は、出版当時に夢中で読んでました。
あのぶ厚いノベルズにはみんなびっくりでしたね。
重くって……。
返信する

コメントを投稿