雑記帳(新居)

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UD戦線にて敗走続く…

2005-09-08 04:23:21 | MyPC
現在United Devicesの戦いはめちゃくちゃな状況になっている。部隊を全て引き上げようかと思うほどトラブルだらけで全く望みが見えない。

うちの部隊で、UDの解析結果が全く受理されずデバイス再登録を要求されるという異変に気がついたのは、7月の終わり頃である。8月いっぱい、何が起こっているのかわからないまま空費してしまった。UDの進行自体を全く止めた日もあった。
8月1ヶ月かかってわずか3万ポイント台という惨憺たる成績である。うちの部隊の絶頂期の2004年12月前半には、合計10台で参戦し1日あたり7000ポイントくらい獲得していたから、5分の1にもならない。現在は集計DB自体も再構築中で、正しい順位がわからないけれども、救いようもなく落ちていることは間違いない。

UDにおいて、最近次のような制度変更があったようだ。(英語を間違えて読んでいなければ)解析時間制限および課題の有効期限は無限となる。その代わり、各課題について最低限の数が提出された後1週間が過ぎると、その課題は無効となり、結果を提出してもシステムに拒否される。すなわち、ポイントも受け取れず所要時間も加算されない。
最近は課題を長期間ため込んでまとめて返すことばかりしていたから、そのずっとため込んでいた課題が全部拒否されるようになったわけだ。この説明で、ほとんど謎は解けた。


もう本当にバカかとアホかと。小一時間どころか、一日でも二日でも問いつめたい。その理由は二つある。

まず第一に、これほど重大なポリシー変更の通知がなぜ1ヶ月も遅れるのか。うちの部隊で異変に気がついたのは7月の終わり頃である。ポリシー変更はこの1週間以上前のはずだから、7月20日頃かもっと前だ。しかし、このことがforumで告知されたのは、なんと現地時間8月18日である。
思い出せば、異変が起こるよりさらに前から、以前なら期限超過で無効になったはずの課題が普通に解析できるので、何か変更があったのだろうと漠然と思っていた。

第二に、どこかの時点で配布した課題を無効にしなければならないという言い分は理解できるが、改変の内容が全く筋が通らない。
forumの告知では、従来の時間制限の仕組みが低速なマシンで参加している人間の妨げになる(そしてそのような人にも参加してほしい)から、制度を変更したというくだりがある。しかし、新しい制度は一言で言えば「早い者勝ち」である。当然、高速なマシンをフル稼働させている参加者に従来以上に有利、低速なマシンしかなければ参加はきわめて難しくなる。言っていることとやることがまるで矛盾している。
新制度では、事実上課題提出の期限自体が1週間と見なせる。長い間、解析時間制限は336時間(2週間)、課題の提出期限は3週間と設定されていたから、それよりもはるかに厳しい制限となる。現在配布されている課題の分量は15~20単位程度で、3GHzオーバーのPentium 4をフル回転させれば、5~6時間で終わるだろう。これだけ世界中に参加者の多いプロジェクト、しかも4年以上の期間に何度もふるいにかけられており、新鋭のマシンを常時稼働の猛者は当然世界中にいくらでもいる。「最低限の数」が集まるまでに、どんなに長くても1日はかからないはずだ。8時間とか10時間とかその程度のものだろう。
しかも、いつ課題が無効とされるのかは具体的にははっきりせず、期限に間に合ったかどうかは、課題を最後まで計算してサーバに送信するまでわからないのだ。(もちろん、課題配布から1週間以内であればセーフのはずだし、9日も過ぎていれば確実にだめだろう。)
これなら、以前の時間制限の仕組みで制限1週間にするほうが、はるかに明快で合理的だ。参加者にとっては、いつが期限なのか明らかだからだ。そして、制限時間を経過した時点で課題が「没収」され、没収されない限りでは、計算結果が受理され所要時間とポイントが加算されるという仕組みだったからだ。


United Devicesでは、参加者の稼働時間や獲得ポイントなどを記録するDBが大きくなりすぎ、これも様々な問題につながっているらしい。ここ1,2ヶ月、UDサーバの停止も著しく多い。もとをたどれば、この大きな要因は、同じデバイスIDで複数キャッシュを持つことができなくしたという大昔の大改変にさかのぼる。しかも、最近はUDでトラブル続きで結果が受理されないことが多く、そのたびにデバイス再登録を要求され、結果として際限なくDBが膨張することになる。
うちの部隊では、すでにデバイス登録が500になろうとしている。開始当初のように、同じデバイスIDでいくつでもキャッシュを持つことができるなら、うちの部隊全体で10と少しのデバイス登録しか必要ないだろう。それが、キャッシュ1つに対し1つのデバイス登録が必要なために、200に増えた。(特にこの制度が導入された当初は、極度に処理時間の短い課題があったため、サーバ停止を持ちこたえるために当時のマシンは大量のキャッシュを持った。)そしてトラブルのたびに再登録でさらに倍である。
要はUD側の自業自得だ。彼らの対応はことごとく後手に回り場当たり的に見える。そしてそれが後々に何倍にもなって悪影響を及ぼしている。


少なくとも、うちの部隊でもう一つ手がけているFolding@Homeに重心が移ることは間違いない。
FAHについては、かつてのスーパーエースのアレクサンドラが死亡して以降は苦戦が続いた。特に今年に入ってからは、デスクトップマシンをほとんど止めているため、まともな戦力がマリナだけという時期さえあった。戦おうにも戦力がない。順位も、サーシャ健在時の1800位台から3000位近くまで落ちた。新しい(4代目)ヴィクトリアと(2代目)ルルを立ち上げ、ビアンカも復活し、ようやく武器がそろった。これから反攻である。