初マラソンの選手が優勝するという結果は、もちろん予想できないものだった。
この日も真冬のような厳しい寒さだった。スタート直後は、思ったよりは暖かく風も弱いのかと思ったけれども、レースの中盤あたりには雲が出てきて風もかなり強くなったようだ。
名古屋マラソンは3月前半の開催だから、春めいた陽気の日と寒の戻りの日が半々になりそうなものだが、必ずと言っていいくらい強い北風が吹くのだ。このコースで前半より後半にペースが上がる例が多いのも、後半はまっすぐ南向きに走るコースだからである(つまり北風の日が多い)。
# その点では、昨年のレースは風が吹かないという名古屋としては希有の条件だった。さらに、意図したか偶然かわからないけれども(昨年までは公認のペースメーカーはない)、外国人選手が絶好のペースメークをやってくれた。
マラソン世界選手権は5人だが、この名古屋のレースの出場選手から3人、大阪の出場選手から2人が選ばれ、東京からは一人も選ばれていない。この観点からは偏ったものになっている。
東京と名古屋のレースを比較して、まずはっきりしているのはペースメーカーの出来不出来である。今シーズンから日本国内のレースでも公認ペースメーカーがつくようになった。(昨シーズンまでも、明らかにペースメーカーを意図していると思われる外国人選手招待はあった。)こうなると、ペースメーカーの巧拙の差がレース展開を大きく左右する。東京ではペースメーカーがペースメーカーになっていないような状況だったが、名古屋のグリゴリエワは5キロ17分前後の好ペースメークを果たした。また、東京はコース自体終盤に大きな登りがあるのに加え、高温になることが近年特に多いと思う。当然、タイムという観点では非常に不利な条件である。
ここ2年名古屋のレースでは終盤に逆転が起きており、その観点ではおもしろい大会になっている。強風のせいで名古屋マラソンはタイムが出にくいとされてきたけれども、この2年はタイムも(日本国内のレースでは)好タイムで、代表選考にも大きな波乱を引き起こしている。
来年以降も、国内の最終選考レースでしかもタイムも出やすいという評価になれば、名古屋マラソンには一発逆転をねらう選手がそろうだろう。これからも波乱の多い大会になるのではないか。
この日も真冬のような厳しい寒さだった。スタート直後は、思ったよりは暖かく風も弱いのかと思ったけれども、レースの中盤あたりには雲が出てきて風もかなり強くなったようだ。
名古屋マラソンは3月前半の開催だから、春めいた陽気の日と寒の戻りの日が半々になりそうなものだが、必ずと言っていいくらい強い北風が吹くのだ。このコースで前半より後半にペースが上がる例が多いのも、後半はまっすぐ南向きに走るコースだからである(つまり北風の日が多い)。
# その点では、昨年のレースは風が吹かないという名古屋としては希有の条件だった。さらに、意図したか偶然かわからないけれども(昨年までは公認のペースメーカーはない)、外国人選手が絶好のペースメークをやってくれた。
マラソン世界選手権は5人だが、この名古屋のレースの出場選手から3人、大阪の出場選手から2人が選ばれ、東京からは一人も選ばれていない。この観点からは偏ったものになっている。
東京と名古屋のレースを比較して、まずはっきりしているのはペースメーカーの出来不出来である。今シーズンから日本国内のレースでも公認ペースメーカーがつくようになった。(昨シーズンまでも、明らかにペースメーカーを意図していると思われる外国人選手招待はあった。)こうなると、ペースメーカーの巧拙の差がレース展開を大きく左右する。東京ではペースメーカーがペースメーカーになっていないような状況だったが、名古屋のグリゴリエワは5キロ17分前後の好ペースメークを果たした。また、東京はコース自体終盤に大きな登りがあるのに加え、高温になることが近年特に多いと思う。当然、タイムという観点では非常に不利な条件である。
ここ2年名古屋のレースでは終盤に逆転が起きており、その観点ではおもしろい大会になっている。強風のせいで名古屋マラソンはタイムが出にくいとされてきたけれども、この2年はタイムも(日本国内のレースでは)好タイムで、代表選考にも大きな波乱を引き起こしている。
来年以降も、国内の最終選考レースでしかもタイムも出やすいという評価になれば、名古屋マラソンには一発逆転をねらう選手がそろうだろう。これからも波乱の多い大会になるのではないか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます