雑記帳(新居)

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ドバイ大会第3日

2009-02-18 21:51:00 | テニス
波乱はまだ続く。一体どうなっているんだ。
Virginie Razzano (FRA) d. (2) Dinara Safina (RUS) 64 62
しかもどういうわけかロシアのシード選手がきれいに食らっている。ベラ子は難を逃れたが勝った相手は同じロシアンだ。何かあったのか?

(1) Serena Williams (USA) d. Sara Errani (ITA) 46 62 60
(6) Venus Williams (USA) d. Anastasia Pavlyuchenkova (RUS) 60 61
第1セットのセレナの動きの鈍さは異常。それが幾分ましになるまで1セットかかった。まあ、このほうがウィリアムズらしいのだが。一方、ヴィーナスは初戦からしっかりスイッチが入っている。


さて、前の記事の訂正。
モーレズモはドバイ大会欠場したため、3回戦でモーレズモ対エレーナなんてのはなくなった。
このドバイ大会は56ドローなのだが、何と前週の日曜日から本戦1回戦が始まっている。そのスケジュールの関係で、前週の大会で決勝に進出した選手でドバイ欠場となった選手が2人もいる(モーレズモとタナスガーン)。これ、どう考えてもスケジュールがおかしいだろう。(したがって、Lucky Loserの権利があって優先度合いの高い選手2人は入れ替わりで本戦に出ている)

ドバイ大会(本戦2日目まで)

2009-02-17 02:30:15 | テニス
結構波乱模様。心配な選手も少なからずいる。

Urszula Radwanska 6-4, 6-3 Agnieszka Radwanska
ラドワンスカ姉妹対決はツアーレベルでは初めて。ランキングでは大きな違いがあるのだが何と妹のほうがトップ10である姉に勝ってしまった。
ラドワンスカ(姉)は相当に心配だ。前週のパリ大会でもモーレズモに一方的に負けた。ミスが多く本来のクレバーで正確なプレーにはほど遠かった。太ももにテープをぐるぐる巻きにしており痛々しささえ感じられた。

Vesnina 6-4, 3-6, 6-0 Kuznetsova
ヴェスニナがストロークもサーブもよい内容だったのは確かだが、クズネツォワも心配だ。第3セットは、ラリーでヴェスニナに粘られた末にクズネツォワがミスという場面の連続だった。
ヴェスニナにとって、トップ10選手相手の勝利は初めて。試合に勝った直後の笑顔は最高でした(^^)

Morita 7-5, 6-2 Chakvetadze
チャクベタゼも心配…
森田はLucky Loser、それも予選最終戦は1-6, 2-6の一方的敗戦なのになぜかLucky Loserで入れてしまったけれども、そのラッキーを生かした。(Lucky Loserの権利のあるほかの選手は皆辞退したのか?そんなことあるのか?)

Ivanovic 7-5, 6-4 Kleivanova
全豪オープンでイバノビッチが敗退したのと同じ対戦だったが、今回はお返しした。アナが攻め続けながら、ポイントリードしたところでミスが出て流れをつかみきれない。そのような展開がずっと続いたものの、1,2セットともセットの最後に何とか振り切った。

Bartoli 6-0, 4-6, 7-6(6) Sugiyama
最後は、ああ何だこれは、とため息つくしかないような終わり方。
最終セットタイブレークは6-3杉山リードだった。そこからバルトリのサーブ2本をキープされた後、杉山がよもやのダブルフォルト。さらにその後も連続でバルトリに奪われ、都合5ポイントバルトリの連取で逆転されてしまった。

兄貴復活おめでとう

2009-02-17 01:25:09 | テニス
Mauresmo 7-6(7), 2-6, 6-4 Dementieva

兄貴復活おめでとう!
まずはこう言うべきだろう。

今大会のモーレズモは、全盛期の強さが戻ってきたようだった。決勝戦では、トップスピンのループ気味のボールとスライスを組み合わせてデメに容易に攻撃をさせなかった。特にスライスが効果的で、エレーナにミスをさせたりあるいは返球が浮いたところを攻撃につなげたりした。
モーレズモのネットプレーの精緻さもさすがだ。ただし、モーレズモのネットプレー対デメのパスは、それでも五分五分だ。第3セットはモーレズモのネットプレー成功のほうが多かったかな。

恐ろしくレベルの高い試合だったことは確かで、両者の持ち味が存分に出ていた。エレーナが悪い試合だったというのでは決してない。もうドバイ大会が始まっているが、悪い言い方だが、この決勝の後に見ると何かスローモーションのように見えたくらいだ。
この試合、エレーナのプレーを振り返ると、やはり痛いところでミスが出ているのだな。この9年間で同じこと何回ぼやいたかなあ。特に第1セットである。5-4で迎えたServing for Setのゲームとか、タイブレークに入っての7-7でのフォアのミスとか。このミスは致命的だった。
また、スライスへの対応は大きな課題として浮かび上がった。

気がついてみると、少し前までは考えられないほど高いレベルをエレーナに期待している。
プレミア(無印=昨年までのティア2相当)の大会であれば、普通に優勝を期待している。去年までの感覚であれば、プレミア大会で決勝進出もなかなかないし、しかも相手は、現在のランクは極端に下がったとはいえ神懸かりモーレズモなのだから、負けて当たり前と思っただろう。
今シーズンのエレーナは最初の週からフル回転だ。全豪では準決勝敗退だったがそれ以外は全大会決勝進出、さらにフェド杯まで出るおまけ付き。全試合出ずっぱりでGAORAの放送もコンプリート。(今大会の準決勝はセレナの棄権で決勝進出だったが)うれしいのはもちろんだが、心臓に悪すぎる。このペースでは見ているほうも1年持たない。

さて、この大会で優勝か準優勝か自体は、今のエレーナにとって決定的な違いにならない。ランクは4位だが、3位以上に上がるためには、グランドスラムか必須プレミアでの躍進が必要だ。一方、5位以下との差は相当に開いている。2007年までのような、ツアー選手権行けるか行けないかの争いなら相当神経質になるけれども、エレーナにその心配は当分いらなさそうだ。
それでも、一エレーナファンとして、極端に入れ込んだ状態で観戦していた。この決勝を見終わった後の夜は、場面場面がフラッシュバックしてなかなか寝られなかったくらいだ。
それは、今週の(もう今週になった)ドバイ大会の3回戦で、順当に行けばモーレズモ対ディメンティエワの再戦があるからだ。すぐ次が見えているのだ。だから、たとえアウェーの状況であってもしっかりと勝っておかなければならない対戦だったのだ。
ところで、この対戦が3回戦ってどうなってんだ。さらに加えると、この大会でエレーナが決勝に進むためには、現在のランク1位セレナに加えて、過去のランク1位経験者2人、モーレズモとヴィーナスを倒さなければならない。どういうドローだよ。

どう考えても無理です、はい。

しかしこの大会、エレーナにとっては去年の優勝600ポイントがあるから、準決勝くらいまで行かないと後で苦しくなるんだな。困ったものだ。