匂ひ起こせよ
梅の花
主人なしとて
春を忘るな
菅原道真公の有名な歌で
およそ30年前にはじめて太宰府
天満宮を訪れたときには恥ずかし
ながら気にも留めなかった。
当時は福岡に住んでいたので
道真公がお好きだった梅ヶ枝餅
を自分も好んで食べていたくらい
だ。
一方で「東風吹かば」の東風は
どの辺なんだろう、きっと賑やか
場所に違いないと勝手に思い込
んでいた。
が、今回訪れた石山寺に東風の
ゆかりがあるとは!
偶然の発見に大感激!!
この小高い寺の園からの景色を
道真公は好んでいたのだろうか。
また太宰府ではこの場所を思い
起こしていたのだろうか。
梅ヶ枝餅を片手に…。
古の浪漫は果てしなく続く。