営業と経理の二刀流に挑む‼️

硬い話題を柔らかくどうでもいい話を真面目に語ることをモットーに書いています。

Stranger in cafe

2020-06-30 22:19:00 | 日記
ある日曜日の昼下がり。

近所の年季が入った喫茶店に

ふらりと入ってみた。


この店はかつて来たことが

あるかなぁ。だとしても

2年以上は経っている。

全く馴染みはなくstranger。

換気を意識してか入り口は

半ドアの状態。

暗い室内は喫茶店特有だ。

使い古されたソファー。

各テーブルにはガラスの

大きな灰皿が配置してある

ようだ。煙の苦手な私は

反射的にあたりを見回した。

喫茶店の「喫」は喫煙から

来たのかなとどうでもいい

ことを一瞬頭で巡らせたが

すぐやめた。

薄暗い店内は閑散としていて

客らしきシルエットは

僅か2名ほど。

いずれも老女で各テーブルを

思いに老けながらお茶を

しているが時折strangerな

存在である私への牽制?の

眼差しも忘れていない。

店主もそうだ。




気がつくと目前に店主が

立っていた。

「ホット一つ」とオーダー。

マスク越しからの返事はなく

店主は無言でキッチンへ

消えていった。



「マスクが息苦しくて」

「いつになったら外すことが

出来るのかしら。」

静寂をかき消すかのように

私の近くにいる老女が口を

開いた。

「ずっと続くんじゃないですか

。第二波も警戒しないといけない

し。」店主は諦めに近いような

分かりきった回答で老女に

応えた。

店内での会話は制限されている

のかそれっきりで再び静寂が

訪れた。

珈琲の香りを味わった後の

精算も無言。トレーに乗った

お釣りをとる時はソーシャル

よりも心の距離を感じて

しまった。コロナの時代は

孤の世界を招いたのだろうか…










コメント
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