行くと再び閉店の話を聞かされる。
リニューアルオープンしてからの
採算が厳しく、忙しい時間帯での
アルバイトが確保出来ないのが
主な理由らしい。
100年を超える老舗だけに
惜しまれる声も少なくない。
一方で三軒隣りのラーメン屋は
オープンしてから2年足らずで
二店舗目の出店を検討していると
いう。
この差は何なのか?
うどん屋の店主の愚痴を解釈して
いくと接客態度に大きな違いが
あるように思えてきた。
ラーメン屋はお客はすべて公平に
接客しており愛想が良い。
お客を「お客様」として接して
いる。元パチンコ店員で苦情処理
の担当をしていたせいか、接客の
評判が良い。
一方、うどん屋の店主は自分の
好き嫌いで接客しているようにも
見える。そして唐突に店を自己都合
で閉めることがちょこちょこあった
のでお客がどんどん減っていく。
さらに食事中のお客へ愚痴を
こぼすので味が良くても辟易
してポツリポツリと来なくなる。
立地は同じ場所で新参者が
老舗の元名店を凌駕するこの構図。
私もうどんを食べながら店主の愚痴
がBGMに変わり、次立ち寄るのは
ラーメン屋にしようと決心した。