二刀流で子会社の営業部長に着任
してからおよそ三年半。
ようやく売上と利益が計画を超えた
。特に売上高はこの小さな商社創立
以来過去最高に到達した。
昨春から始めた新規事業が売上の
大きな上乗せになったのが要因。
3月決算なので前向きに決算業務に
入っていけるかなと。
が、一方では達成感らしき気持ち
はなく、どちらかというとスタート
ラインに立てたに過ぎない。
未決課題の方が沸々湧き上がり、
やるべきことの多さに気持ちが
追いついていないのが本音である。
小さな輸出商社は身の丈を知りつつ
少ない資本をフルに回しながら、
知恵もフル回転させなければ、競合
大手、中堅企業にとても及ばない。
例えば伊藤忠で成功したビジネス
モデルを取り入れたところでそもそ
も土台が違うのであくまで身の丈に
あった戦略が必要なのである。
「利益は経営である」と言われた
老齢の元経営者の言葉が今は最も
響く。売上だけでは全てを癒せない
。利益が残る経営が最重要課題で
決算はあくまで過去。
既に今季の幕は上がっている。