今回は利益の捉え方ついて触れて
みたい。
俗っぽい表現もあるので会計学を
学ばれていて「学問的な利益概念と
全く違うのではないか!」と感じる
方はここからは読まれない方がいい
でしょう🧑🎓
その通りなので。
利益→儲け→欲
と短絡的に考える人もいるが
利益は組織に携わる人によって
捉え方が様々に変化するのだ。
例えば中小企業の経営者目線で
見ると、納税、投資の源泉、配当、
、社員の昇給、借入返済源泉確保
などが頭を巡る。もちろん企業の
財務状態、優先する政策によって
各社打つ手は異なるだろう。
営業マンは一般的に粗利をどれだけ
稼いだかを個人成績のパラメータに
なっている。
私が子会社で営業を指導する際には
①売上と粗利の関連性
②粗利益率と粗利益額
③経常利益を意識した営業活動
をベースに予実を追いかけている。
①はどれだけの売上高を積めば各人
の目標粗利に到達出来るかを意識
づけさせることを目的としている。
②は商品カテゴリーごとの粗利益率
のベンチマークの設定。これが①に
繋がる。そして粗利益率より粗利
金額を重視している。
③は会社全体の利益目標は粗利で
はなく経常利益に設定している。
従って損益計算書は営業担当に
至るまで開示することで会社の
利益も常に意識した営業活動に
なっていると思う。
これが経営再建の原動力にもなった
のである。