私のヒプノセラピー体験 1

ヒプノセラピーとの出会いは、今から15年以上も前になります。
その時私は、しつこく夢で同じ光景を見ることが気になっていました。それはもちろん、今回の人生のある時期の出来事でしたが、あまりにも頻繁に夢に出てくるその意味を知りたくて、ヒプノセラピストを訪ねました。

セラピストはその過去のある地点に一瞬で誘導してくれたのです。その時の衝撃を今でも忘れる事ができません。過去であるにも関わらず、意識の中ではまさに今目の前で起こっている光景であり、色彩も音も匂い、気配全てがとてもリアルでした。
そして、一番驚いたのが、自分の中の感情が強く湧き上がってきた事でした。もう何十年も前の出来事に対する反応があまりにも強かった為、セッションの途中で、苦しくなってしまったのですが、不思議な事にその再体験をした事で、それ以来、繰り返される夢を見る事がなくなりました。

夢を見続けていたのは、未完了の感情があったからではなかったのかと今では思っています。感情はとことん感じ切ったら消えると学んでいましたが、この未完了の感情はセッションまで数十年も、感じ切ることなく潜在意識の中にあったのだと、とても感慨深く思えました。
それまで、それに関連する人達の事を思い出すたびに、頭では理解していても、若干辛い感覚が残っていたのですが、それも無くなりただただ懐かしい感覚だけが残るようになったことにも驚きました。

さらに、それから1年後、ヒプノセラピーを学びに行った先で、更にびっくりする体験をしました。これはお客様にも時々お話をさせていただいている事でもあるのですが、数年間悩み続けていた皮膚疾患が、あっという間に治癒してしまうという体験でした。

催眠状態の時に語りかけられた、セラピストのアファメーション、それはとても短い言葉だったのですが、その言葉によってしつこい皮膚疾患が当日のうちに治癒し、その後再発をしていません。この時は本当に驚きました。もし、奇跡というのがあるとしたら、この事だと思ったぐらいの出来事でした。

お世話になったセラピストは、アトピーなどの皮膚疾患や、医者から見放された癌や精神疾患などをヒプノセラピーを通して回復に導いていらっしゃる方で、このような体験はよくある事だとおっしゃっていらっしゃいました。

潜在意識というのは、私たちの想像を超えた領域でもあり、それを味方につけた時に、どんな素晴らしい現象が起きるのか、まだまだ、これから探求していけたらと思っています。