高校野球指導者は教員がほとんどだろう。
全国を見渡すといわゆる野球留学生を受け入れ大阪の第2代表と思わせるような構成のチームもなくはない。
新潟県においてもここ4年間は私立が代表の座を独占している。
いよいよ私立3強時代の到来となるのか。
90年代:高田工業(90年)、長岡向陵(92年)、六日町(95年)、新発田農業(98年)と4校が代表となっている。
そして、01年の十日町高校を最後に公立高校は代表の座から遠ざかっている。
私が現役時代。最近では野球で大学に進学しようと言う選手も増えてきている。プロを狙おうと言う選手もいるんだと新潟明訓の監督から直接お話を聞いたことを覚えている。
一方の私立の雄、日本文理高校の大井監督は早大出身。文理の選手が早稲田に進学する数も多くなってきているようだ。
私立高校の監督となると、その後の進学先とのパイプも非常に重要な要素になる。
進路がしっかりしているから、よい選手が集まると言うメリットがある。
反対に公立高校はどうなのか。教員は8年までしか同一の高校にいることができない。
県下をぐるぐる回るとなれば、細かい地域性を把握でき、選手が育ちこれからと言う時に異動というケースも多いだろう。
教員なので野球専業の仕事をするわけにはいかないだろうけど、野球の監督を目指して教員になる人も多いのだから、好成績をあげた教員については何かしらの人事考課として配慮しても良いのではないだろうか。
もっとも、多少は異動の時期が延びたりすることはあるのかなと思う。少なくとも野球部のある学校に異動でき、あわよくば強豪校(たとえば県が強豪野球部を指定してそういうところを中心)に異動するシステム作りが急がれる。
やっぱり監督としての手腕を評価してあげないといけないだろう。
最近ではサッカーと野球の指導者育成に対する質や量が比較される。野球はそこらの親父が(大変失礼な表現である。あくまでも例示ということで・・・)根性だ、気持ちだ、やる気だと叫んでバットを振り回しているイメージ。(実際に一生懸命勉強されてしっかりと指導しておられる方が大半だと思いますが。あくまでもイメージです)
サッカーは指導者が理論などもしっかりと学んで子供たちがサッカーを楽しめる環境や怪我をしない配慮を一生懸命にしているようなイメージがある。もちろん、実際の様子はわからない。テレビでの報道から私なりのイメージである。もっとも新潟県のサッカーも全国で余り活躍していないような気がする。
野球とサッカー。指導者育成の現状と課題を勉強するのも面白そうだ。