二日目

銀行から振込みしてからパートへ猛ダッシュ。
１０時からのパートなのに９時４８分に到着。ちょっとこれまずいいいい！！急いで仕事着に着替える。

まったくもって給食のおばさんユニフォーム。
白いシャツに白いズボン、白い長靴。赤いエプロン。白い三角巾。マスク。

ばたばたと仕事場に入り、何から始めますか？？低姿勢。
今日は昨日より人が少ない。

大型トレイに小鉢を並べ、消毒をしゅっしゅっとかける。
３個づつたがいちがいに６段ならべ合計４２個セットつくる。
小鉢には昨日のさといもをアレンジした料理がのる。

あれ、、、、制服の白いシャツは半袖で、袖からあたしのばばシャツが見えてる。
これ、ベージュ色したＴシャツに見えるかな？？
まさかああ。
これ下着だよ、下着！！
首のところから手をいれて下着をひっぱる。なんとか隠れる。

今日はお味噌汁をいれるポジションをやってください。

定食にはお味噌汁がつく。味噌汁の代わりにスープがほしいという人も時々いる。
味噌汁係は、セルフサービスとなっているカウンターに４種類の小鉢をならべ、お客に取ってもらった後なくなった小鉢を補充することもする。小鉢は常に４種類３こづつカウンターにのっているようにする。
かやくご飯をよそうこともする。
６０円の冷奴と言われたら、冷蔵庫から冷奴を出しておかかをのせて出すこともする。
納豆といわれたら、冷蔵庫から納豆をだして、ねぎをのせて出すこともする。
小鉢のストックが少なくなったら奥の冷蔵庫から出すこともする。

ピーク時間は忙しい、忙しい。

あっというまに１２時３０分。

さて食器洗い機の隣に陣取って、きれいになったトレイをふき、きれいになった食器を次から次にしまう仕事が始まった。反対側にいて食器洗い機に食器をいれる仕事をしているおばさんとの競争である。食器洗い機が止まったら、あたしの方から食器洗い機を開けて、きれいになった食器を引き出すのだが、あたしが遅いとおばさんが反対側からそれを押し出す形となる。そうさせないように、こちらも必死。

あれえええ、このお皿はどこだっけ？？お皿のしまってある場所が１００％把握できていないため、一瞬、考えると、、、おばさんが食器洗い機を反対からあけて、きれいになった食器を押し出してくる。まずいいいい

このきれいになりたての食器が熱い。これで指がぼろぼろ。

しらない間に１４時。食事にしましょうといわれて、今日の献立より適当に食べたいものをお皿にのせてテーブルに移動。

わたしと、相沢さん、杉山さん（食器洗いの反対側にいるおばさん）の３人。
何も聞かれないし、相沢さんと杉山さんの会話もない。

やっとありつけたお昼じゃないかああ
楽しくたべようよおお

あのおお、お二人ともこちらの仕事、長いのですか？？

やはりあたしの口が動いてしまった。

相沢さんも杉山さんもパート。相沢さんは３年目。杉山さんは４月から。

相沢さんから、午後のシフトで働かないのかと聞かれた。わたしは１４時までで午前のシフトのみ。その旨を伝えると、、、

誰が午後のシフトをやってくれるのかしら？わたしだって休みたいときはあるのよね。まったく、いろんな人を入れればいいってもんじゃないわ。どんな考えで人を選んでいるのかわからないわ。

パートの人は社員の人のやり方に不満があるようであった。

チーフといわれる調理をする男性ボスが最近かわってから、パートの人がどっとやめたらしい。まあ、どんな仕事にもいろいろあるものだ。

おっと、こういうのには巻き込まれたくない。お先に失礼。お疲れ様でした。