knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

ロンドン ロンロン 二日目

2014-04-16 10:03:09 | 旅行
友人、岡本ちゃんは43歳の時に亡くなった。10年近く前の話しになる。

大學の仲間より、岡本ちゃんが入院したと話しを聞き、当時はまだまだ小さい娘と格闘状態だったわたしは岡本ちゃんに電話をかける余裕はなく、夜中など娘が完全に寝た後に一人静かな時間で手紙を書くということで連絡を取った。岡本ちゃんにも手紙を書いた。岡本ちゃんからは電話が来た。肺に水がたまったので、それを取り出すための入院で、何の事はない! という事だった。本当に大丈夫なの? もういいのよーーー という何でもない会話をしたのが夏だったか、、、、 それから次に受けた連絡が、岡本ちゃんが亡くなったということだった。それは、ちょうどお正月がすんだ頃。。。。

岡本ちゃんには二人子どもがいる。しかし、会った事もなく。岡本ちゃんが亡くなった後、どんな風に二人が育ったのかは結果だけ、旦那様からの連絡で知っていたぐらい。
そこに、、、旦那様から久しぶりのメール、、、、お嬢さんがイギリス旅行を計画しているので相談にのってもらいたい、、と、、、、

数ヶ月後、、、、ロンドンはコベントガーデン駅、改札を出たところで、わたしはそのお嬢さんに会うことに。。。。
岡本ちゃんに似ているというより、旦那様に似てすらり背が高く、さらさらの黒い髪、化粧っけのない素朴な感じで、年よりも若く見える。24歳だとのこと、、、、


” わたし、お母さんにもお父さんにも似てないんです。 ”





こんな彼女と目指したのが、ロンドンの東の方にある、子ども博物館。
歴代のおもちゃが展示してあり、子ども相手のイベントがいろいろ行われ、12歳の娘にはちょっと子どもっぽすぎるか?ではあったのだ、この手のものが大好きだという岡本ちゃんのお嬢さんの目は真剣そのもの! 

大昔から、お人形遊びは存在し、そのお人形遊びを盛り上げるグッズもいろいろあったようだ。お人形赤ちゃん用のベビーカーなど、驚くほど精巧にできたものがかなり前から存在していたようである。おもちゃといってもレースひらひらな洋服を来て、おもちゃといってもベビーカーに見事な模様が施され。。。この頃、わたしたちは着物でぱたぱたすごしていたのかと思うと、西洋との違いを大きく感じる。

そこには豪華なドールハウスがいくつも並び。
その細かい作りにはびっくり。西洋人は不器用だなんて、、、、そんなことはないだろうが、、、、、お人形のお家には、台所や食器やスプーンもフォークも、、、、 リビングルームには素敵なソファがあり、暖炉、、、、実際の生活の縮小図だと思うと、感激。。。。もちろん、これもやはりお金持ちだけの世界だったのだろうが、、、、









お昼が混雑する前にと、博物館のカフェで早めのお昼。
岡本ちゃんの死に対して、どれほど質問していいのかわからなかったのだが、、、、

子どもたちには詳しくは知らされておらず、入院から亡くなるまであっというまだったらしい。
最初は舌に白いものができた、、、というのが気になり、検査入院だったのが、肺がんであることがわかり、あっという間に亡くなった。。。。ようである。
仕事を続けていた友人だったので、お嬢さんはどちらかというとおばあちゃんっこだったとのこと。。。。


” お母さんはげんちゃんが大好きだったんですよ。 ”


げんちゃんというのは弟のこと、、、、友人は娘ではなく弟を明らかに溺愛していたらしい。


” あたしもげんちゃん、大好きなんです。げんちゃんには嫌がられるかもしれないけど、あたしも弟、すごくかわいい! すごくイケメンなんですよ 。でも、最近はお父さんに似て来たかなあ、、、”

” お父さんって時任三郎に、似てるよね!! ”

” そうなんですよねーーー ”

岡本ちゃんが旦那さんが大好きだったのはよく覚えている。しかし、この旦那さんと結婚する前に、岡本ちゃんは別の人とつきあっていたのも知っている。。。乗り換えるのがものすごく早くて、大丈夫???と仲間内では心配していたものだ。。。

” お母さん、お父さんのこと大好きでした。ものすごくラブラブだった。。。。お父さんの携帯をチェックして、番号が頻繁に入っているのを見つけては、これは誰だって問いただしてました。嫉妬がすごかったです。喧嘩しても絶対に謝らなかった。。。。。いつもお父さんのほうが折れてました。ものすごく気が強くて、、、頑固で、、、。”


え?
自分の中の岡本ちゃんの母親像が崩れるーーーー 嫉妬深い?携帯チェック?? えーーーーーー

” でも、お母さんはお父さんと結婚する前に、別の人とつきあっていたんですよね? お父さんとは6ヶ月ぐらいつきあって結婚を決めたとか?? ”

” あーーー、そうそう、、、、別につきあっている人がいたのよ、、、、結婚を決めたのは早かったなあ、、、 ”

” どんな人とつきあっていたのですか?? どうしてお父さんに乗り換えたんだろ? そんな短期間で?? ”


彼女は母親である岡本ちゃんを16、17歳あたりで亡くしている。彼女にしてみたら、お母さんとは女として譲れない部分でちょうど戦っていた最中だったのかもしれない、、、そのため、それを乗り越えた後にできるような会話をできずにお母さんとさよなら、、、となってしまったようだ。。。。彼女の口から出る岡本ちゃんお母さん像は、、、、ちょっと印象がよろしくなかった。。。

” お母さんが結婚したのは25歳だと思うのですが、、、わたしは全然、結婚には興味がありません。 ”



そしてまた博物館を歩きだすと、、、、、

シルバニアファミリーが展示されている。、、、シルバニアファミリーとは、人間の人形ではなく、動物人形が家族になっているもので日本でも人気のおもちゃ。。。
その見本が出ているのだが、、、、それが、、、、





パンダファミリー。。。。
シルバニアファミリーにはもっとイギリスらしい動物家族はたくさんいる。
リス、アナグマ、ウサギ、、、、、、それを飛び越えて、パンダファミリーが見本となっているとは、、、、

びっくりなのが、、、、パンダとは岡本ちゃんのあだ名でもあったのだ。。。。。
岡本ちゃんは体がすごく柔らかく、パンダが足を上げるように上げられることから、パンダさん、、、、とも呼ばれていた。。。。
イギリスでパンダ家族のシルバニアがシルバニアファミリーの代表としてで飾られているだなんて、、、、、

え? 岡本ちゃん??


そしてまたでたーーーーーーー



誰もが一つは持つ、テディベアの隣に、、、、、
これもパンダ、、、、、、、


そしてこれも、、、、、パンダ、、、、、






博物館には世界からの人形やおもちゃも集められ、、、
日本からはおひな様とお内裏様カップルと五月人形が、、、、しかし、、、あれ?なぜ?




おひな様の首が、、、、
曲がっているし。。。。。 ひーーーーーー 誰を見てるの????


子ども博物館には、、、、

展示物の間に船のような形の、、、、




砂場が設置してあり、、、、
その中にはいって、砂遊びをする子ども達、、、、砂があふれて、、、青いカーペットは海なのか、、、、、、、カーペットにも砂が飛び散り放題。。。


別のフロアーでは、工作教室が行われており、大盛況!





その横には、、、失敗して泣きべそ状態のオブジェが、、、、なんとも イギリス!



もらしちゃったの、、、、ね、、、、、それも、、、大、、、、、、、



岡本ちゃんのお嬢さんと博物館を歩きながら、、、、何となく岡本ちゃんとも一緒に歩いたような気分になった。。。。
そしてどっと疲れて、、、となりの公園で一休み。。。。












博物館で刺激を受けた娘は早速、創作活動。。。




妖精達は遊びに来てくれるのか??







次に目指すは大英博物館!
アップをたよりにバスを探して移動することに。。。。もちろん、地下鉄のほうが時間は短縮できるのだが、、、、ロンドンの赤いバス、、、、こんなに天気がいいとなおさら、ひかれてしまうもので。。。。時間はかかるのだがバス観光している気分で、バスを捕まえて大英博物館までレッツゴー!!


到着したのは4時30分すぎ。。。。博物館終了は5時30分。。。。
もう博物館を見て回る時間はない。。。
本日のお疲れ様は、とにかくとにかく、、、これでしょ、、、、
このソフトクリーム、最高に美味しいーーーーー!!!




あれーーー
博物館の内装が変わってから来ていなかった自分にびっくり。。。。
自分が一杯一杯になっている。。。。






後日、ゆっくり来ないとね、、、、
やっぱりこれは見ておかないと。。。。