昨日は第30回菜の花マラソン大会でした。
大会前日と今日はとてもいい天気でしたが、大会当日は曇り空の肌寒い天候でした。
試走をしているとはいえ、やはり本番は競走です。勝ちたいし、記録を出したいし、恥ずかしい結果にはしたくはないしなどといった功名心がプレッシャーを勝手に自分の中に作ってしまいます。
同時に、膝を痛めていますし、初マラソンなので、無難なペースで完走することを第一義にすることも考えていました。
私が選択したのは後者。
ですから、大会前に私が設定した3時間31分0秒という目標(大会本部への申告タイム)は、申し込み時点では調子よかったので、自分で勝手に「プロジェクト3310」なんて命名して、あながち・・・なんて、うぬぼれていましたが、その後、膝を痛めてしまい、それどころではなくなってしまいました。
実際、クリスマスの頃は歩くことすら困難な状態でしたから・・・。「とにかく今は休んで本番に備えなさい」と練習に対して、ドクターストップもかかりました。
そして迎えた本番。スタート地点は申告タイム通りの場所。写真の左端に紫ゼッケンの方は・・・と書かれています。
恐いのは、スタート直後に周囲の方々が全力ダッシュされることです。
が、ぎゅうぎゅうづめですから、逆に遅いと思うほどのゆったりさでした。正式のスタート地点まで45秒かかりました。
それでも、次第にペースがあがり、平均して1㎞5分程度のペースで周囲は動いていましたし、私もそれにつられて走ってしまいました。足の状態からして1㎞6分程度を想定していたので、ペースを落とそうと努力しても引きずられるようにして、そのペースを維持していくことになりました。
4㎞地点から登り坂になります。
が、きつさもなければ、足の調子もいいし、呼吸も全く乱れません。まるでベルトコンベアーに乗っているかのように引きずられて、結局、10㎞は52分39秒。
それでも池田湖へ向かう下り坂では左膝に違和感。無理はできません。ですから、私からすればオーバーペースなので、これ以上のペースはこの先維持できないと判断して、走るリズムだけを守っていくことを優先させることにしました。
池田湖畔を走りながら、(記録よりも)走りきれるかどうかという不安感にさいなまれ、この後の30㎞をどう走るのか組み立てもできず、ひたすら走るリズムを守っていくことだけを考えていた私でした。