ゆるやかな下り坂の向こうには錦江湾。
天気がよければ、南国らしいブルーの景色が見られたはずなのですが、残念ながら大会当日は曇り。
ホテル秀水苑前の下り坂はこのコース最後の下りです。ここさえ、クリアすれば、もうラストスパートです。
坂を下りきるちょっと手前に38㎞ポイント。
下りきると同時に左折。いよいよここからゴールの陸上競技場までほぼ一直線。北に向かって進んでいくのみです。
すぐに温泉街。ここは砂蒸し温泉で有名な場所です。
この通りに入った途端、北風が正面から強く吹き付けてきました。
前もって、ここからのロングスパートと考えていた私でしたが、この瞬間、私に頭の中に響いたのが「恋したって~!」の美里の声。
ビッグサイトでの設楽くんの激しいギターの姿とともに、アップテンポなリズムで「恋したっていいじゃない」が流れ出しました。
私にすれば、「恋したって~!」が「全力で行け~!」と同じ意味に響き、ここからもう後先考えない全力走が始まりました。
多分、こういう状態をランナーズハイというのでしょうが、マラソン最終盤の段階で、疲れ切っているはずなのに、疲れも痛みも感じることなく、どんどん手が足が体が前へ前へと動きます。
意識も冷静に「このペースでは・・・」などとは考えもせず、とにかく前へ前へです。
途中、民家の庭先で「負けないで」を演奏しているバンドがいました。同僚たちはここで24時間TVの芸能人と自分を重ね合わせて、涙が出そうになったと言っておりましたが、かくいう私も同じでした。
ただ、その前からテンションが上がりまくっているせいか、走りながら、無性に涙が出そうになっていました。悲しいわけでも、うれしいわけでも、痛いわけでもありません。無性に・・・なのです。やはりランナーズハイと言われる状態だったのでしょうか。
どこまでも抜いていける・・・そんな感覚に支配されたまま、競技場に入ってからも全力でゴールへ。
結果、目標としていた3時間31分00秒を上回る3時間26分07秒。
ゴールの瞬間、「プロジェクト3310」は完結を迎えました。ガッツポーズが出ました。自分自身たとのたたかい、膝痛とのたたかいに勝ったという自負心が自然とそのポーズをとらせました。
天気がよければ、南国らしいブルーの景色が見られたはずなのですが、残念ながら大会当日は曇り。
ホテル秀水苑前の下り坂はこのコース最後の下りです。ここさえ、クリアすれば、もうラストスパートです。
坂を下りきるちょっと手前に38㎞ポイント。
下りきると同時に左折。いよいよここからゴールの陸上競技場までほぼ一直線。北に向かって進んでいくのみです。
すぐに温泉街。ここは砂蒸し温泉で有名な場所です。
この通りに入った途端、北風が正面から強く吹き付けてきました。
前もって、ここからのロングスパートと考えていた私でしたが、この瞬間、私に頭の中に響いたのが「恋したって~!」の美里の声。
ビッグサイトでの設楽くんの激しいギターの姿とともに、アップテンポなリズムで「恋したっていいじゃない」が流れ出しました。
私にすれば、「恋したって~!」が「全力で行け~!」と同じ意味に響き、ここからもう後先考えない全力走が始まりました。
多分、こういう状態をランナーズハイというのでしょうが、マラソン最終盤の段階で、疲れ切っているはずなのに、疲れも痛みも感じることなく、どんどん手が足が体が前へ前へと動きます。
意識も冷静に「このペースでは・・・」などとは考えもせず、とにかく前へ前へです。
途中、民家の庭先で「負けないで」を演奏しているバンドがいました。同僚たちはここで24時間TVの芸能人と自分を重ね合わせて、涙が出そうになったと言っておりましたが、かくいう私も同じでした。
ただ、その前からテンションが上がりまくっているせいか、走りながら、無性に涙が出そうになっていました。悲しいわけでも、うれしいわけでも、痛いわけでもありません。無性に・・・なのです。やはりランナーズハイと言われる状態だったのでしょうか。
どこまでも抜いていける・・・そんな感覚に支配されたまま、競技場に入ってからも全力でゴールへ。
結果、目標としていた3時間31分00秒を上回る3時間26分07秒。
ゴールの瞬間、「プロジェクト3310」は完結を迎えました。ガッツポーズが出ました。自分自身たとのたたかい、膝痛とのたたかいに勝ったという自負心が自然とそのポーズをとらせました。