ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

後退する島の砂浜

2015年01月18日 21時12分45秒 | Weblog
 16日(金)の夜に、なごやかな飲み会をという話をしましたが、その中で、50代後半のMさん「子どもの頃は広い砂浜で野球をしたんだ」と話題になったのが、知名町体育館下の海岸。

 今は潮が引いてもこの状態(引き方が足りませんが)です。
 

 当時の写真は持っていないってんで、水平方向からの写真ではなく垂直方向、つまり空撮された写真はないかと求めて国土地理院のHPへ。
 すると、1974~78年の写真(Mさんが高校生の頃?)が出てきました。
 確かに知名町体育館下の海岸は真っ白な海岸が北西に向かって広がっています。ハニク浜です。

 素晴らしい海岸です。
 和泊の長浜海岸の南側は既に埋め立てられているように見えますが、こちらはその名の通り、きっと沖永良部で一番「長い浜」だったんでしょうね。
 ハニク浜はそれに匹敵するぐらいの長い大きな浜でした。
 それが今では・・・。

 この週末、出かけた先で必ず知人に会い、いろんな話をしました。
 自然環境の話もけっこうありました。
 「えらぶはずいぶん変わった」と。

 

 離島はその時期時期の経済政策などの影響をもろにうけやすいですからね。
 農産物の変遷を見れば一目瞭然です。
 基盤整備の名の下の「環境破壊」
 否定はしませんがも肯定もできません。
 これが離島の現実です。

 アベノミクスは「持てる者」がうるおうことで「下々」におこぼれを与えるという考え方に立っています。
 アベノミクスに限らず歴代の政策は基本的に変わりません。
 おこぼれをあずかるために、地方、とりわけ離島・沖縄はそのしわよせを本土以上に大きく受けてきたのです。
 
コメント
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