ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

新規の感染者は本当に減っているのか。

2020年02月12日 22時40分35秒 | Weblog
 新型コロナウィルスによる肺炎「COVID-19」の感染拡大の動向は今後2週間、2月中がピークだと報道されています。
 WHOが発表する感染者数は下記のグラフの通りです。

 

 2月6日から増加していた感染者数の伸びが鈍化し始めています。
 素直に受け取れば、ピークの先は「下るだけ」ですから、それは歓迎すべきことです。

 ですが、私は信じていません。
 そもそも、ダイヤモンド・プリンセス号乗船者約3700人の検査体制ですらとんでもなく時間がかかっています。中国の公衆衛生の管理体制の充実度がどの程度か分かりません。多くの機器と人員を集中しているとは思いますが、調査結果は「後追い」なのです。しかも、患者多数につき病院の中に入れる患者の検査結果であり、病院の玄関にすら入れない患者もいるわけです。
 つまり、追いついていないわけです。日を追うごとに増える患者ですから、対応不可の患者がいるという状況を踏まえている数字ではありません。
 それを強く感じたのは、武漢で亡くなられた邦人の死因は亡くなってから伝えられました。亡くなった時は分かっていませんでした。昨伸ばしの先延ばしです。それ相当の機器と人員が本当にそろって機能していれば、まず亡くなられた邦人の死因は「重症」になった時点で明らかにされてなければなりません。これです。

 とすれば、ヨーロッパのメディアが報じているように、実際には報道発表の40倍ほどの患者、つまりは、未だに倍増に倍増を続けているとみなしておかないといけません。

 さらには、習近平政権は未だにSNSを通じて発信し続けている方々を摘発し続けています。これは終始一貫しており、自らのメンツを保つことで、政権の維持を図ろうとしているとしか見えません。

 話はそれましたが、本当に新規の感染者が減っているのかは極めて怪しい数値です。
 戦前の日本国民が大本営発表にだまされたように、今回も中国政府発表をもとにしたWHO発表の数字は信じがたいのです。
 それだけ事態は極めて深刻だと見ておかないといけないと思います。

 ただ、検疫官が感染したように、水際での防疫体制もゆるゆるです(問題個人ではなく、組織の問題として)。
 緊張感をもって臨まないと、たいへんなことになります。 

 
コメント
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