ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

世界はつながりあっている。

2020年02月25日 22時51分37秒 | Weblog
 晴れた日、プールや池の底には日光が網のめのようにつながり、ゆらゆらと揺れる景色があります。
 太陽は規則的に動き、川の底の石もほとんどそのままです。 
 ただ、そこに雨が降って水量が増えたり、風が吹いたりすると、川面が揺れることで、この光の網がゆらゆらとするのです。

 私たちが生きている世界もまさしく池や川の「底」なのかもしれません。

 小学6年生の国語の教材になっている宮沢賢治の「やまなし」は、まさにその「川の底」に生きるカニの親子の姿が描かれています。
 私たちはこの「カニの親子」です。

 「とぶん」(だったかな)と突然、「川の底」に飛び込んできたやまなしの実
 「くらむぼん」と呼ばれる生きたり死んだり笑ったりを繰り返す正体不明の存在
 それに一喜一憂する「カニの親子」

 まさに、私たちの生きている世界もしかりです。
 
コメント
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