新型コロナウィルスの世界的大流行、アメリカでのインフルエンザの大流行の状況は、映画「復活の日」「感染列島」を彷彿させます。毎日、まだまだ感染者も、死者も増え続けています。医療関係者の粉骨砕身の尽力、科学者による懸命なワクチン研究が全世界総がかりで行われています。
とはいえ、1か月前と今の中国の状況をみるにつけ、流行のピークはまだ先に推測されていることから、これから1か月先に明るい展望を持つことはできないし、仮に武漢周辺が落ち着くとしても、全世界に拡散したウィルスはそれぞれの地で新たな流行を起こしかねません。ウィルスの囲い込みがどれだけできるのか分かりません。いつ日本が「武漢」化するかもしれません。そうなってほしくはないですし、そうさせてはならないとも思います。
そういった意味でも、「病気のことはお医者さんの仕事」の矮小化するのではなく、やはり社会のありようの問題として、とらえていくことが必要だと思います。ここまでの経過を見ていて、下記の点は指摘しておきたいと思いますし、それを維持・発展させていく必要があります。
一つめは「民主主義の徹底」です。これは小学校の社会科で習う三権分立などの基本的なことを徹底するということです。権力は分散させなければなりません。そのためにも情報の透明性は最低条件として担保されなければなりません。
これまでも述べてきたように、中国は病気の発生から現在に至るまで情報統制の姿勢は一貫してくずしていません。病気を最初に指摘した李医師を拘束しただけでなく、彼が亡くなった時にその死亡情報を操作しただけでなく、今は追悼集会に関する情報すら統制しようとしています。初動の遅れに対する批判が政権批判に向くことを極度に恐れた対応をしています。「人民戦争」という言葉を用いて病気との対決姿勢を鮮明にしても、基本情報を隠蔽・改ざん・秘匿するようでは戦前の日本の大本営発表と同じです。
その意味では、日本も極めて危うい要素を持っています。安倍政権は、都合の悪いことを隠蔽・改ざん・秘匿・ごまかし続けています。それが明確にならなくても、小学生の学級会みたいな明確な言葉のやりとりができない、意味不明なやりとりしかできないようではだめです。
二つめは「社会的セーフティネットの構築」です。社会保障制度の維持にかかる費用が莫大なものになり、日本を赤字にしている「戦犯」みたく言われますが、私からすれば、防衛予算より保障社会予算の確保が重要だと考えます。もちろん戦闘機1機分の費用でなんて単純なことは言いません。限定された予算をどう使うかという思想性の問題・国家観の問題です。経済的に言えば費用対効果を問うという言い方でもいいかと思います。
戦闘機が真に必要な場面より、今回のような流行性疾患への対応がより多発していますし、広範な問題です。こういった予算的な面から考えることも可能ですし、国民皆保険制度等で相互扶助のシステムを持っているからこそ、国民は安心して診察を受けることもできるわけです。
アメリカでは保険は個人の問題です。高額医療を受けられない低所得者にとっては病院に行くことすら夢のまた夢。だからこそ、毎年約12000人が死亡しているのです。
いずれにしても、「民主主義の徹底」と「社会的セーフティネットの構築」は、こういった緊急事態に対すると対応の基本的な姿でしょう。
あまり、真面目に考え過ぎしましたかo(^-^)
とはいえ、1か月前と今の中国の状況をみるにつけ、流行のピークはまだ先に推測されていることから、これから1か月先に明るい展望を持つことはできないし、仮に武漢周辺が落ち着くとしても、全世界に拡散したウィルスはそれぞれの地で新たな流行を起こしかねません。ウィルスの囲い込みがどれだけできるのか分かりません。いつ日本が「武漢」化するかもしれません。そうなってほしくはないですし、そうさせてはならないとも思います。
そういった意味でも、「病気のことはお医者さんの仕事」の矮小化するのではなく、やはり社会のありようの問題として、とらえていくことが必要だと思います。ここまでの経過を見ていて、下記の点は指摘しておきたいと思いますし、それを維持・発展させていく必要があります。
一つめは「民主主義の徹底」です。これは小学校の社会科で習う三権分立などの基本的なことを徹底するということです。権力は分散させなければなりません。そのためにも情報の透明性は最低条件として担保されなければなりません。
これまでも述べてきたように、中国は病気の発生から現在に至るまで情報統制の姿勢は一貫してくずしていません。病気を最初に指摘した李医師を拘束しただけでなく、彼が亡くなった時にその死亡情報を操作しただけでなく、今は追悼集会に関する情報すら統制しようとしています。初動の遅れに対する批判が政権批判に向くことを極度に恐れた対応をしています。「人民戦争」という言葉を用いて病気との対決姿勢を鮮明にしても、基本情報を隠蔽・改ざん・秘匿するようでは戦前の日本の大本営発表と同じです。
その意味では、日本も極めて危うい要素を持っています。安倍政権は、都合の悪いことを隠蔽・改ざん・秘匿・ごまかし続けています。それが明確にならなくても、小学生の学級会みたいな明確な言葉のやりとりができない、意味不明なやりとりしかできないようではだめです。
二つめは「社会的セーフティネットの構築」です。社会保障制度の維持にかかる費用が莫大なものになり、日本を赤字にしている「戦犯」みたく言われますが、私からすれば、防衛予算より保障社会予算の確保が重要だと考えます。もちろん戦闘機1機分の費用でなんて単純なことは言いません。限定された予算をどう使うかという思想性の問題・国家観の問題です。経済的に言えば費用対効果を問うという言い方でもいいかと思います。
戦闘機が真に必要な場面より、今回のような流行性疾患への対応がより多発していますし、広範な問題です。こういった予算的な面から考えることも可能ですし、国民皆保険制度等で相互扶助のシステムを持っているからこそ、国民は安心して診察を受けることもできるわけです。
アメリカでは保険は個人の問題です。高額医療を受けられない低所得者にとっては病院に行くことすら夢のまた夢。だからこそ、毎年約12000人が死亡しているのです。
いずれにしても、「民主主義の徹底」と「社会的セーフティネットの構築」は、こういった緊急事態に対すると対応の基本的な姿でしょう。
あまり、真面目に考え過ぎしましたかo(^-^)