ヤマザクラ・1～開花

　蓮生寺公園“さえずり橋”から見られる「ヤマザクラ（山桜）」。バラ科サクラ属の落葉高木で、開花と同時にやや赤み掛かった若葉が展開する。花見と言えば、今はソメイヨシノが主役だが、ソメイヨシノが生まれる江戸時代より前は、このヤマザクラが主役だった。奈良県の“吉野の桜”はこのヤマザクラになる。パッと咲いてパッと散るソメイヨシノも良いが、花と葉を同時に楽しめるヤマザクラもまた良い。

タチツボスミレ・1～開花

　この界隈では公園や道端で普通に見られる「タチツボスミレ（立坪菫）」。スミレ科スミレ属の多年草で、北海道から沖縄まで分布している。一昨年、この仲間のオトメスミレを小山内裏公園で1株だけ見つけたが、その後は去年も今年も見つからない。私にとっては“幻の花”になっている。また昨年、長池公園の梅林付近でミドリタチツボスミレなる変種を見たという情報があり探しているが、それもまだ見つからない。春はスミレ探しでなかなか忙しい。