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ユウシュンラン・1~名前

 毎年、多摩ニュータウン通り脇の藪の中に顔を出す「ユウシュンラン(祐舜蘭)」。ラン科キンラン属の多年草でギンランの変種とされている。ギンランより開花時期は半月ほど早く、葉が退化して小さいのが特徴。昭和7年に宮部金吾氏・工藤祐舜氏によって“新種”として発表され、工藤祐舜氏の名前が付けられている。ユウシュンランが終わると、いよいよキンラン、ギンランが咲き始める。
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ノジスミレ

 日本で初めての超高層ビルとして昭和43年(1968年)4月12日に竣工した“霞が関ビル”が、昨日、完成から50年を迎えた。今は周りに高いビルがいくつかできているが、まだまだ現役だ。当初このビルの計画は地上9階建てだったが、昭和38年(1963年)の法改正で高層化が可能となり、建築費163億円で完成した。当時、私は中学生になったばかりだったが、このビルを見学に行った記憶がある。JR新橋駅を降りると、外堀通りの真正面に地上36階建て、147メートルのビルが聳え立っていた。その後、日本一の座は昭和45年(1970年)竣工したJR浜松町駅前の“世界貿易センタービル(地上40階、152メートル)”に譲ることになり、以降は、昭和46年(1971年)の“京王プラザホテル(地上47階、178メートル)”、昭和49年(1974年)の“新宿住友ビル(地上52階、210メートル)”、昭和53年(1978年)の“サンシャイン60(地上60階、240メートル)”、平成2年(1990年)の“東京都庁第一本庁舎(地上48階、243メートル)”、平成5年(1993年)の“横浜ランドマークタワー(地上70階。296メートル)”、そして平成26年(2014年)の“あべのハルカス(地上60階、300メートル)”と続いていった。とりあえずここまでのビルは最上階まで行ったかどうかはともかくとして、中に入ったことはある。今後は、2023年までに森ビルが港区麻布台に高さ323メートルのビル、三菱地所が東京駅付近に2027年度までに390メートルのビルを建設するという。ちなみに現在、世界で最も高いビルはアラブ首長国連邦の“ブルジェ・ハリファ”でその高さは828メートルとのことだ。そのうち1,000メートルを越えるビルもできるのだろう。神がお怒りになった“バベルの塔”は、どのくらいの高さだったのだろうか。
 さて閑話休題。写真は首都大学東京キャンパスの丘の上に群生している「ノジスミレ(野路菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で、比較的、人里近くに生育する。側弁に毛は無い。スミレがキリリとした立ち姿なのに対して、ノジスミレは草丈はあまり高くならず7〜8センチ程度。スミレと背丈で張り合う気は無いようだ。
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