元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
沖縄番外編・3~ゲットウ
“かりゆしの森”を更に進むと小高い丘に出た。そこではヤギが飼われており、小さな農園になっている。その農園の奥にショウガのような葉が生い茂って垣根になり、そこにいくつか穂状花序が見られる。これは「ゲットウ(月桃)」と呼ばれるショウガ科ハナミョウガ属の多年草で、背丈は2~3メートルにもなる。ひとつの花の長さは5センチほどで、外側の赤い縁取りの入った白い部分は苞。その間から白い花が出てきて開くと唇弁は黄色い。
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沖縄番外編・2~デンドロビウム・ファレノプシス
ホテル駐車場の隅から“かりゆしの森”への散策路があり、この道を一人で少し歩いてみた。木製の階段を降りると、谷底にはシダ類が生い茂り小川が流れている。あたりには誰もおらず、日中でも少し恐い。どんな毒虫が居るかも知らないし、ハブにでも遭遇しようものならもう大変。しかし森の道を進む楽しさが恐怖感を取り除き、脚が自然と前に進む。
谷から少し登り道を進むと、白いランの花がヤシの幹に縛りつけられている。あとで管理の方に確認すると、これはここに着生させようとしている「デンドロビウム・ファレノプシス(Dendrobium.phalaenopsis)」とのこと。ラン科デンドロビウム属の多年草で、根元のバルブに水を蓄えるので、乾燥や暑さに強いようだ。上手く着生できれば、更に楽しい森の道になる。
余談だが、ここ恩納村や金武町以北の沖縄県北部の山や森林のことを“やんばる(山原)”と呼んでいる。国の天然記念物の“ヤンバルクイナ”はこの地域だけに棲むクイナ科の野鳥ということで名付けられている。
谷から少し登り道を進むと、白いランの花がヤシの幹に縛りつけられている。あとで管理の方に確認すると、これはここに着生させようとしている「デンドロビウム・ファレノプシス(Dendrobium.phalaenopsis)」とのこと。ラン科デンドロビウム属の多年草で、根元のバルブに水を蓄えるので、乾燥や暑さに強いようだ。上手く着生できれば、更に楽しい森の道になる。
余談だが、ここ恩納村や金武町以北の沖縄県北部の山や森林のことを“やんばる(山原)”と呼んでいる。国の天然記念物の“ヤンバルクイナ”はこの地域だけに棲むクイナ科の野鳥ということで名付けられている。
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カスマグサ・1~学園二番街
野原や道端でカラスノエンドウが目立っているが、それに比べるとはるかに個体数が少ない「カスマグサ(かす間草)」。マメ科ソラマメ科の越年草で、カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間という意味で名付けられている。中間といっても大きさはスズメノエンドウと同じくらいで長さは5ミリほど。晴れていなければ花は開かず、開いても下を向いていることが多いので、ジョギングしながら見つけるのは至難の業。しかしこの界隈での何ヶ所かのポイントを覚えており今年も見つけることができた。これは学園二番街入口バス停付近の道端のもの。
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ケマンソウ
ケシ科(←エンゴサク科)コマクサ属の「ケマンソウ(華鬘草)」。中国原産の多年草で日本には室町時代に観賞用に入ってきた。その名前は寺院や仏具の装飾品の“華鬘”に由来している。花が枝にぶら下がった様子を、鯛に見立てて「タイツリソウ(鯛釣草)」の名前もある。これは東京薬科大学“自然観察路”のもの。
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