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クロモジ・2~雌花序

 クスノキ科クロモジ属の「クロモジ(黒文字)」。雌雄異株で春に淡黄色の花序をつける。この界隈の公園や緑地では比較的多く見られる樹で、変わった形の冬芽をいつも楽しく観察している。ところがこれまでの記録を調べてみると、クロモジの果実を撮っていないことに気付き、それではまず雌株の場所を花が咲いているうちに確認しておこうと、思い当たる樹を片っ端から確認している。その結果とりあえず鑓水板木の杜緑地、松木日向緑地、小山内裏公園駐車場付近の株が雌株と確認できた。これらが上手く結実してくれると有り難い。
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カキドオシ

 シソ科カキドオシ属の「カキドオシ(垣通・籬通)」。茎が横に長く這い垣根を越えて隣の家まで伸びてしまうので名付けられた。連なる葉を銭に見立てて“連銭草(れんせんそう)”とも呼ばれるが、これは生薬名で、全草を乾燥させたものが利尿や消炎に利用された。子供の“かん”を取り除く薬として用いられたので“疳取草(かんとりそう)”の名前もある。
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