元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ケムラサキニガナ
キク科アキノノゲシ属の「ケムラサキニガナ(毛紫苦菜)」。去年は久兵衛坂公園や清水入緑地で見たが、今年は何故かそこでは確認できなかった。当地では個体数が少なく、毎年見ておきたい花のひとつ。写真は高尾山“2号路”に咲いていたもので、この日は“3号路”でも蕾と綿毛を見ることができた。
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ヤブミョウガ・2~雄花
蓮生寺公園で見られる「ヤブミョウガ(藪茗荷)」。ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草で、花は7月初旬から咲き始める。ひとつの株に両性花と雄花があり、雄花の雄蕊は雌蕊よりも長い。写真上部の花は雄花のようで、下部にあった両性花は既に果実が出来始めている。
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ミソハギ
東京や私の実家がある横浜では“お盆”は7月15日前後(新盆)に行われるが、その他多くの地域では、8月15日前後(旧盆)に行われる。企業の夏休みも旧盆に合わせるのがほとんどで、お陰で今週は朝の通勤電車はガラガラ。いつもより遅く家を出てもゆっくり座ることができる。
写真は京王堀之内駅付近の“せせらぎ緑道”で見られる「ミソハギ(禊萩)」。ミソハギ科ミソハギ属の多年草で、花色がハギの花に似ていて、祭事の際に水で清める(=禊ぐ(みそぐ))ために使われたことから名付けられた。お盆の頃に咲くためお供えにも使われ「ボンバナ(盆花)」や「ショウリョウバナ(精霊花)」の別名もある。
写真は京王堀之内駅付近の“せせらぎ緑道”で見られる「ミソハギ(禊萩)」。ミソハギ科ミソハギ属の多年草で、花色がハギの花に似ていて、祭事の際に水で清める(=禊ぐ(みそぐ))ために使われたことから名付けられた。お盆の頃に咲くためお供えにも使われ「ボンバナ(盆花)」や「ショウリョウバナ(精霊花)」の別名もある。
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サルスベリ
大田川沿いの遊歩道に植栽されている「サルスベリ(百日紅・猿滑)」。ミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で、ひとつの花は2~3日で落ちていくが、次から次に開花するので、夏の間、長く楽しむことができる。サルスベリの花弁は6枚で中央に多数の雄蕊が密集し、そのうち6本だけ長い。短い雄蕊の花粉は昆虫を誘引する役割のもので、それには染色体が含まれておらず受精能力は無いようだ。
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ムカゴイラクサ・4~雌花序
蓮生寺公園“さえずり橋”の下で咲き始めた「ムカゴイラクサ(珠芽蕁麻・珠芽刺草)」。イラクサ科ムカゴイラクサ属の多年草で、写真は茎の上部に付く雌花序。雄花序やムカゴは茎の下部に付く。イラクサの仲間には葉や茎などに細かい刺毛があり、それに含まれるアセチルコリンやヒスタミンによって、触ると痛みが長く残り、酷い場合は蕁麻疹(じんましん)のように腫れ上がる。私は植物観察を始めた頃に、それと知らず花に触り、指先の痛みが数日間続いた。和名を見ておわかりの通り、蕁麻疹の病名はイラクサの名に由来する。
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