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ニオイタチツボスミレ・4~栃本尾根

 長沼公園“栃本尾根”の頂上では1週間前はまだ咲いていなかったが、再び訪れてみるとあちこちで小さな群生が見えた。「ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)」はスミレ科スミレ属の多年草で、他のスミレのほとんどが無香であるのに対して、名前の通りニオイタチツボスミレには芳香がある。これを見つけたら“お約束”で這いつくばって鼻を近づける。何度嗅いでも良い匂い。”栃本尾根”から“野猿の尾根道”に掛けてもいくつが群生がある。
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コマキノスミレ

 萎れたスミレの失敗写真のように見えるが、良く見ていただくと左のスミレは距が3本、右は2本あるのがおわかりだろう。これは「ノジスミレ(野路菫)」の“多距型奇形”で、八王子市裏高尾町駒木野で初めて見つかったことから「コマキノスミレ(駒木野菫)」の俗称(正式名ではない)が付けられている。当地にも生育することを去年専門家に聞いたが、花は既に終っていて見つけることができなかった。1年待って再び探しに来たがタチツボスミレの群生はあるもののノジスミレの濃い色が見えない。200㎡ほどの足場の悪い急斜面を20分ほど歩きまわってやっと見つけたのがこの花。ノジスミレはスミレ科スミレ属の多年草。
 ちなみに植物学者の牧野博士の名前が付いたマキノスミレ(牧野菫)と名前が似ているが、漢字でおわかりの通り別の仲間になる。
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ケヤキ・4~雪化粧

 昨日の東京の気温は25℃近くまで上がったが、今日は一転して大雪。そこでいつものランニングシューズを長靴に履き替えカメラを持って近所を散歩。傘に積もる雪が重く、手袋も濡れてきて指先が冷たい。止む無く南大沢駅前から首都大学東京キャンパスを通って1時間ほどで帰宅。都知事の“外出自粛要請”もあるので、今日は家で過ごすことにしよう。
 写真は首都大学東京キャンパスの「ケヤキ(欅)」並木。毎年秋には紅葉を楽しんでいるが、今日は雪化粧が美しい。
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エイザンスミレ・2~高尾山冨士道

 高尾山“冨士道”で多く見られる「エイザンスミレ(叡山菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で、比叡山の名前が付けられているが、青森から九州まで広く分布している。花色は淡紅紫色が濃いものから写真のように白色のものまで変化が多い。その葉は他のスミレと異なり深く裂けている。
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ネコノメソウ・3~開花

 長沼公園“西の沢”で見られる「ネコノメソウ(猫の目草)」。昨年夏にここに生えているのを見つけて開花を待っていた。ネコノメソウはユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で山地の沢など湿った場所に生育する。花径は3ミリほどで4枚の萼片と4個の雄蕊があり花弁は無い。雌蕊の花柱は短く写真では見えない。ネコノメソウの葉が対生になるのに対して、ヤマネコノメソウは互生になる
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