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フキ・4~大学セミナーハウス

 下柚木の“大学セミナーハウス”前の斜面にたくさん出ていた「フキ(蕗)」。キク科フキ属の多年草で雌雄異株。写真は雌株で、雌蕊が密生しておりこのあと冠毛のある果実をたくさん付ける。この界隈の他所では既に薹が立っているものが多いが、ここは北斜面のせいかまだ出たばかりのものも多かった。
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ソメイヨシノ・6~色

 満開になった首都大学東京正門前の「ソメイヨシノ(染井吉野)」。この坂道をこの時期にランニングで通り抜けるのは気持ち良い。奥に見える三角のガラス屋根がシンボルの“光の塔”。首都大学東京は、目黒区にあった東京都立大学が1991年に南大沢に移転し、その後、都立科学技術大学、都立保健科学大学、都立短期大学を整理統合し、2011年に現在の名称になった。今年4月1日より、東京都立大学の名前が復活する。
 さてソメイヨシノだが、その枝を外で切り室内に置いておくと花びらは白っぽいままであることは知られていたが、その理由は不明だった。弘前大学果樹園芸学専門の荒川修教授らの研究チームが、弘前公園の桜を使って、咲き始めの蕾にLEDの光を当てて花びらの色付き具合や色素量を調べたところ、青の光でうっすらと色付き、同時に赤の光も当てると色素が増えて発色が進むことを見つけた。また赤だけではほとんど色付かなかった。室内照明は太陽光とは異なり青と赤の光が少ないため色付きが悪くなるという。弘前公園では桜の花付きを良くするために“桜守”の市職員が枝を剪定している。ソメイヨシノはバラ科サクラ属の落葉高木。
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アオイスミレ・6~上柚木公園

 スミレ科スミレ属の「アオイスミレ(葵菫)」。去年ここ上柚木公園北側遊歩道で見たケマルバスミレヤマルリソウを見に来たが、それらは見えず、このアオイスミレが咲いていた。今春は2回目の登場になるが記録のために撮っておいた。ケマルバスミレは4月上旬の開花だろう。
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ヨウコウ・3~バス通り

 毎年、楽しみにしている長池公園前バス通りの「ヨウコウ(陽光)」。長池見附橋付近から南大沢南交差点付近までの約1キロの坂道に植栽されている。ソメイヨシノより早く咲き始め、花は長く楽しめる。ヨウコウはバラ科サクラ属の落葉高木で、アマギヨシノ(天城吉野)にカンヒザクラ(寒緋桜)を交配させたもの。早咲きや濃い紅色はカンヒザクラの血筋を受け継いでいるのだろう。ちなみにアマギヨシノはオオシマザクラ(大島桜)を母とし、エドヒガン(江戸彼岸)を父としているが、ソメイヨシノは同じ組み合わせでもオオシマザクラを父とし、エドヒガンを母としている。
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ハナネコノメ・4~葯

 私が初めて高尾山に登ったのは横浜在住の頃の小学校の遠足。山麓でお土産用の木のストックを買い、頂上直前の階段をみんなで登った光景を今でもかすかに覚えている。当時は三角形のペナントや山をかたどったバッジがお土産の定番だった。その後、何十年も高尾山とは縁が無かったが、40歳台半ばで多摩ニュータウンに新居を構え、2回目の高尾登山は50歳を過ぎてから。家から1時間の距離でもあり、それからは毎年1~2回登っている。
 今の会社の連中とは9~10年前に2回、夏のビアマウントで喉を潤し、友人家族達とは“うかい鳥山”でいろり炭火焼を満喫した。頂上から我が家までがちょうどハーフマラソンの距離(21.1キロ)なので、8年前に走ったこともあった
 今年は2月に続いて2回目。小学生の時から数えてみると通算16回目になる。リタイア後は毎月1回ペースで高尾山の四季を楽しみたいと思っている。2月に登った時、私よりも高齢と思しき女性がお供の方に『私は1年間に200回登っていますよ。それでも165日もお休みがあります。』と話しているのが聞こえてきた。高尾登山者にはつわものが多い。
 写真は“6号路”で見られる「ハナネコノメ(花猫の目)」。先月は蕾を見ており開花を楽しみにしていたが、暖冬の影響で花は既に終盤。蕊の赤い葯がどの花も落ちている。6号路には何ヶ所か群生があり、それらを丹念に探してやっと見つけた花。赤い葯がややくすんだ色ではあるがまだ残っていて大喜び。ハナネコノメはユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。
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