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マンサク・1~小宮公園

 春にまず咲く「マンサク(満作)」。マンサク科マンサク属の落葉小高木で1月頃から咲き始める。4枚の細い花弁は初めはピロピロ笛のように折り畳まれており次第に拡がっていく
 マンサクの樹皮は粘りが強く切れにくいので縄文時代から材と材を結んで固定するものとして使われていた。世界文化遺産の白川郷地域では屋根の骨組みで釘や鎹(かすがい)を一切使わず、マンサクの若木を水に浸けて繊維を柔らかくした“ねそ(綯麻・捻苧)”と“わら縄”で結んでいき、“ねそ”が乾燥するとしっかり締まってくるという。この地域の成年男子にはマンサクの樹皮を捻じりながらほぐしていく匠の技が必須条件で、まだそんな技術を持たない若者は『よう“ねそ”も捻らんで頼む。(まだ半人前ですが宜しくお願いします。)』と挨拶するようだ。これは小宮公園のもの。
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コウヤボウキ・1~栃本尾根

 長沼公園“栃本尾根”に生育している「コウヤボウキ(高野箒)」。キク科コウヤボウキ属の落葉低木で晩秋に開花し冬に冠毛の付いた痩果を付ける。この界隈では比較的多く見られるが、頭花が並んで付くのはそれほど多くないようだ。
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ヌカキビ・1~冬

 野道で普通に見られる「ヌカキビ(糠黍)」。イネ科キビ属の一年草で花期は8~9月。草丈は1メートルを超えるほどにもなる。花序の枝はほぼ水平に伸び、その先に小穂をまばらに付ける。写真は枯れ姿だが特徴的ですぐにヌカキビだとわかる。
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