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マヤラン・4~長池公園

 長池公園"里山口”から里山に向かう道端に出現した「マヤラン(摩耶蘭)」。ラン科シュンラン属の多年草で自身ではほとんど葉緑素を持たずロウタケ属やイボタケ属などと共生する菌従属栄養植物。花は6~7月に咲き、夏を過ごした後、再び9~10月に咲く"二季咲き”の性質がある。マヤランは地中の根茎が枝分かれししばしば大きな群生を作るが、数年後には消滅してしまうことが多い。ここでは7~8株が茎を伸ばしていたが来年また咲いてくれることを期待したい。
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アカネ・3~奥高尾

 奥高尾"日影林道”で咲き始めた「アカネ(茜)」。アカネ科アカネ属のつる性多年草で本州~九州の山野でごく普通に見られる。8~10月に葉腋から花序を出し直径3~4ミリの小さな花をたくさん咲かせる。古くからアカネの根を採取して"茜染め”として利用されていた。アカネの名前は"赤根”に由来しており赤黄色の根を煮出して染めると赤紫色になりその色を"茜色”という。

♪♪街があかね色に染まるころ
  僕は小さな旅に出る
  いくつかの街で
  いくつかの恋を 想い出すために
  今振り返る君のやさしさ
  手のひらにたしかめて
  かなしい時には 想い出の唄
  愛した時には ほほえみの唄
  海辺で夕陽と歌いから
  夕陽はひとり 僕もひとり 海を見てる
(『夕陽の歌』 作詞:喜多條忠 作曲:都倉俊一
歌:松崎しげる 昭和52年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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シロオニタケ

 高尾山"3号路”で見掛けた純白のキノコ。傘にも柄にもゴツゴツとした突起がある。これはおそらく「シロオニタケ(白鬼茸)」だろう。テングタケ科テングタケ属で傘の直径は4~5センチ。見るからに毒がありそうだが、誤食すると下痢や嘔吐を引き起こすようだ。最近キノコの誤食のニュースを良く耳にする。今夏の猛暑でキノコの生育環境にも影響が出ており、普段食用のキノコが出る場所に毒キノコが発生しているようだ。
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マメアサガオ

 小山町の境川のフェンスに絡んでいる「マメアサガオ(豆朝顔)」。ヒルガオ科サツマイモ属のつる性一年草で北アメリカ原産。おもに関東地方以西に分布しており畑地や道端などで蔓を伸ばしている。7~9月に直径1.5~2センチの白い花を咲かせる。
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ベニバナマメアサガオ

 堀之内寺沢里山公園付近の水路のフェンスに絡んでいる「ベニバナマメアサガオ(紅花豆朝顔)」。ヒルガオ科サツマイモ属のつる性一年草で北アメリカ原産。白花のマメアサガオに対して本種は薄紅色になる。花径は2~2.5センチほど花冠は浅く5裂している。
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アギナシ

 堀之内寺沢里山公園の水田に生育している「アギナシ(顎無し)」。オモダカ科オモダカ属の抽水性の多年草で花期は7~10月。雄花は茎の上部に多数咲かせ雌花は茎の下部に数個付く。写真は果実で長さ3~4ミリの扁平の痩果が集まって直径1センチほどの球形になる。
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ツルリンドウ・7~高尾山3号路

 高尾山"3号路”の山道脇に咲いている「ツルリンドウ(蔓竜胆)」。リンドウ科ツルリンドウ属のつる性多年草で山地の木陰などに生育する。花期は8~9月で直径2センチほどの筒状花を咲かせる。これまで高尾山系では奥高尾の何ヶ所かで見ていたが"3号路”で見たのは初めて。この道はこれまで何度も通っているが気付かなかったのは不覚。晩秋の赤い果実を忘れずに確認しよう。
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ツルギキョウ・7~高尾山蛇滝道

 高尾山"蛇滝道”で見られる「ツルギキョウ(蔓桔梗)」。キキョウ科ツルニンジン属(ツルギキョウ属)のつる性多年草で写真は雄性期が終わり雌蕊の柱頭が見える雌性期になる。ツルギキョウは高尾山系では何ヶ所かで見られるが、つる性なので年によっては山道側に伸びず藪の奥に巻き上がり以前見た場所で見当たらないことがある。まずはその特徴的なハート形の葉を見つけることが肝心。
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トサノクロムヨウラン・9~果実

 ラン科クロムヨウラン属の「トサノクロムヨウラン(土佐の黒無葉蘭)」。光があまり届かない広葉樹林の林床などに生育する多年性菌従属栄養植物で7~8月に直径2~2.5センチの花を咲かせる。花は午前中に咲き午後には閉じてしまう一日花で開花しないまま落ちてしまう蕾もあり開花に出会うのはなかなかタイミングが難しい。果実は長さ2センチほどの細長い蒴果で熟すと縦に裂けて中から粉のような白い種子を風に飛ばす。
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マキエハギ・5~上柚木

 愛宕小学校北側のバス通り脇で見つけた「マキエハギ(蒔絵萩)」。マメ科ハギ属の落葉小低木で8~9月に葉腋から長い柄を出して先端に白い蝶形花を付ける。当地では長池公園や松が谷地区で見ているがここで見たのは初めて。奥高尾の登山道脇で見たことがあったが、先日通った時はススキなどの野草が生い茂り残念ながら見つけられなかった。
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