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キササゲ・1~果実

 中山地区の白山神社下公園で見られる「キササゲ(木大角豆)」。ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木でこの樹高は4~5メートル。6月に枝先に長さ15~20センチの円錐花序を付け黄色い花を咲かせる。果実は20センチ以上あり、この莢が草本のササゲ(マメ科ササゲ属)に似ていることから名付けられている。
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ミヤマホタルカズラ

 ムラサキ科ミヤマホタルカズラ属(リトドラ=Lithodora属)のミヤマホタルカズラ(深山蛍蔓)」。“深山”の名が付いているのは、原産地がヨーロッパ西南部でやや標高の高い場所に生育していることのようだが地中海沿岸沿いなどの低地にも分布している。基本種の花色はホタルカズラのような青色だが白花や星のような模様になるものもある。写真は果実で長さはわずか2~3ミリ。葉は細長い線形でホタルカズラと異なる。これは大塚公園付近の民家の生け垣のもの。
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奮闘記・1~eバイク

 今年から“元”サラリーマンとなり時間はたっぷりあるが、昨年夏に右膝の半月板を損傷し長距離ランニングは医者から止められている。ウォーキングは全く支障が無いがランニングでは着地する際に全体重が膝に掛かるのが悪く、平地や軽いジョギングなら良いが下り坂は厳禁。とは言え運動不足で膝周りの筋肉が落ちないようにジムでレッグエクステンションなどの筋トレを行っている。医者からは膝に負担を掛けず足の筋力を増強するには自転車漕ぎがお勧めとのアドバイスがあった。
 私の自転車歴は大学1年の夏休みに友人と東海道、山陰道を1,300キロ走り、翌年は北海道を函館から帯広までグルっと700キロほど走ったが、社会人になってからはマイカー利用が多くなり自転車に乗ることはほとんど無くなった。数年前に“eバイク”登場のニュースを見て『リタイア後はこれかな?』と思っていたが、今回、良い機会なので早速“eバイク”を購入した。スポーツタイプの自転車を持つのは何と43年振り。
 “eバイク”のルーツとなる電動アシスト自転車登場は1993年まで遡るが、2010年頃から欧米諸国でスポーツサイクル用の“eバイク”がブームになり、2015年頃からは国内メーカー各社が競って販売し始めた。当然オートバイとは異なり走るのは人力だが、急坂ではギアを軽くせず“立ち漕ぎ”もしないで楽に登ることができる。多摩ニュータウンは丘陵地のため坂道が多く、1時間、20キロほど走ってくればアシストがあっても太腿はパンパンに張りかなりの筋力強化になる。
 当面は筋力維持・向上のために5キロ程度のジョギング、10キロ程度のウォーキング、20キロ程度のサイクリングなどその日の膝の状態を見ながら選んでいこうと考えている。
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ソシンロウバイ・2~果実

 何でも顔に見えてしまうご近所ブロガーさんが「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」にも“ドクロ顔”があるというので早速探しに行ってみた。昨年見つけたキンギョソウのドクロよりはそれらしくないが、確かにこれも見ようと思えばドクロに見える。
 ちなみにソシンロウバイの果実は落花生を少し大きくしたような長さ4センチほどの偽果。中に長さ1センチほどの種子が数個入っている。果実は色々な分類方法があるが肥大する部分での区別が偽果と真果。子房そのものが変化したものが真の果実で“真果”といい、子房以外の部分、すなわち花托(花床)、花軸、萼片などが肥大して見かけ状の果実となるものを“偽果”と呼ぶ。花托とは、花柄の先端部分で、萼片、雌蕊、雄蕊、花弁などが付く部分。ロウバイはこの花托の部分が肥大化して偽果になる。ソシンロウバイはロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。
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ソシンロウバイ・1~蕾

 ロウバイ科ロウバイ属の「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」。ロウバイは花被片の内側が赤褐色を帯びるのに対して本種は黄色一色になる。さてロウバイが咲き始めると花よりも気になるのが蕾に出来る“ヒヨコ顔”。今回は褐色の花被片が日本髪に見えて“女将さん”のようでもある。
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ヒノキバヤドリギ・1~秋葉台公園

 秋葉台公園のエゴノキに寄生している「ヒノキバヤドリギ(桧葉宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヒノキバヤドリギ属の常緑低木で細い茎の様子がヒノキの葉に似ていることから名付けられている。雌雄同株で5月頃に茎の節間に直径1ミリ以下の小さな花を咲かせ果実は直径2ミリほど。直径1センチはあるヤドリギの果実よりははるかに小さい。写真は熟した果実で落ちる寸前。
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ブログの説明

 お陰様でPart6も順調に滑り出し、ここで改めてこのブログの説明をさせていただきます。

<撮影場所、経緯>
◆撮影場所は多摩ニュータウンの八王子市南大沢界隈で、家からランニング範囲の隣町まで行くこともあります。以前、高尾山頂から我が家までの21キロを走ったことがあり、これを根拠に高尾山界隈(多摩ニュータウンではありませんが)の植物も掲載しています。
◆そもそも植物の名前と言えばサクラやチューリップくらいしか知りませんでしたが、20年前にこの地に新居を構えウォーキングをするうちに『この地域にある植物の名前ぐらいは覚えたい。』というのがブログ開設のきっかけでした。
<対象の植物>
◆公園、緑地、雑木林、大学キャンパス、神社仏閣、道路、遊歩道など公共スペースと自宅の庭にあるものです。この界隈で公園や緑地と名付けられた場所は大小合わせて200近くあります。
◆植物は「草本」「常緑樹」「落葉樹」「シダ・コケ他」「キノコ等菌類他」に分類しています。そのほか「散歩道」のカテゴリでは多摩ニュータウンの自然や名所・史跡、或いは道端で見つけた昆虫などを紹介し、またランニングなどトレーニング関連記事は「奮闘記」のカテゴリとして纏めます。多摩ニュータウン以外の植物はたまに「番外編」として登場することがあります。バードウォッチャーや昆虫コレクターではありませんが名前を覚えるために「野鳥」や「虫」のカテゴリも増やしました。
<記事の内容>
◆Part1からの決め事で「1記事に1写真」とし植物についての説明やその時の感想、蘊蓄など他愛の無いことを綴っています。写真は当初から横サイズに統一しています。
◆簡潔な文章を心掛けていますが時々くどい説明で読みにくくなることがあります。我慢してお付き合い下さい。
◆音楽好きなので記事に関連した歌詞を載せることがあります。歌詞掲載に関しては日本音楽著作権協会(JASRAC)の許諾を得ています。(右サイドに許諾マーク・許諾番号J210129422号を記載)
<写真の見方>
◆写真(サムネイル)をクリックすると大きくなります。「記事のタイトル」をクリックすると写真の右側が若干切れますので、拡大する際はサムネイルをクリックして下さい。
<撮影機器>
◆カメラはミラーレス一眼を使用しており三脚はウォーキングやランニングに邪魔になるので使用していません。手振れ、ピンボケはご容赦下さい。マクロレンズを多用していますが、時々、望遠、魚眼も使います。
◆今までに写真教室などに通ったことはありません。たまには芸術的な写真を撮りたいと思っていますが、ウォーキング・ランニングの途中ですのでほとんどオートモードの瞬撮です。
<作者のプロフィール>
◆昨年末で43年間のサラリーマン稼業を卒業しました。
◆カミサンは根っからの虫嫌いで植物散策には決して同行しません。
◆植物の専門家ではありませんので時々植物名を間違えます。誤った記事に関するご指摘は大変助かります。但しお礼の金一封はございません。
◆52歳の時にジョギングを始め、昨年まで年間1,000キロ走破を12年間続け走行距離合計は13,426キロになりました。昨年までフルマラソン4回、ハーフマラソン14回、10キロレース40回、5キロ(駅伝)6回の合計64レースに出場しましたが、昨年夏に右膝半月板を損傷し現在は長距離ランをしばし控えています。今後の長距離レース出場は難しそうです。
<コメント>
◆皆様からのコメントは励みになりますので是非お願い致します。
◆非難、誹謗、中傷や記事に関係の無い有害なものはお断りします。
◆コメント以外の連絡がございましたら以下のメールアドレス、
botanicallife5-1956@goo.jp までどうぞ。

以上のようなブログですが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
写真はサルトリイバラ(猿捕茨)の冬芽です。
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マンサク・1~小宮公園

 春にまず咲く「マンサク(満作)」。マンサク科マンサク属の落葉小高木で1月頃から咲き始める。4枚の細い花弁は初めはピロピロ笛のように折り畳まれており次第に拡がっていく
 マンサクの樹皮は粘りが強く切れにくいので縄文時代から材と材を結んで固定するものとして使われていた。世界文化遺産の白川郷地域では屋根の骨組みで釘や鎹(かすがい)を一切使わず、マンサクの若木を水に浸けて繊維を柔らかくした“ねそ(綯麻・捻苧)”と“わら縄”で結んでいき、“ねそ”が乾燥するとしっかり締まってくるという。この地域の成年男子にはマンサクの樹皮を捻じりながらほぐしていく匠の技が必須条件で、まだそんな技術を持たない若者は『よう“ねそ”も捻らんで頼む。(まだ半人前ですが宜しくお願いします。)』と挨拶するようだ。これは小宮公園のもの。
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コウヤボウキ・1~栃本尾根

 長沼公園“栃本尾根”に生育している「コウヤボウキ(高野箒)」。キク科コウヤボウキ属の落葉低木で晩秋に開花し冬に冠毛の付いた痩果を付ける。この界隈では比較的多く見られるが、頭花が並んで付くのはそれほど多くないようだ。
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ヌカキビ・1~冬

 野道で普通に見られる「ヌカキビ(糠黍)」。イネ科キビ属の一年草で花期は8~9月。草丈は1メートルを超えるほどにもなる。花序の枝はほぼ水平に伸び、その先に小穂をまばらに付ける。写真は枯れ姿だが特徴的ですぐにヌカキビだとわかる。
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