goo

ジョウシュウカモメヅル・3~比較

 日野市の“東光寺第一緑地”に生育している「ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、コバノカモメヅルの花径が7~8ミリなのに対して本種は2センチほど。ここではその両方とも見られたので蔓を近づけて大きさを比較してみた。左上のコバノカモメヅルは花径が小さいが花被片はやや太めになる。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

ナンバンハコベ・2~開花

 裏高尾“小下沢林道”の林縁に生育している「ナンバンハコベ(南蛮繁縷)」。ナデシコ科ナンバンハコベ属のつる性多年草で“南蛮”の名前から外来種と思われがちだが日本固有種。このユニークな花の形を外来と誤認されて命名されてしまった。去年は間近で花を確認できたが今年は有刺鉄線に阻まれ近付けない。止む無く望遠レンズで撮ってトリミングした。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

コヒガンバナ・3~上柚木

 上柚木の“多摩ニュータウン上柚木優先分譲地公園”で今年も咲き始めた「コヒガンバナ(小彼岸花)」。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で同属のヒガンバナより1ヶ月程度開花が早い。ヒガンバナは古来中国より持ち込まれたが、最初に持ち込まれたものが3倍体で果実が出来ず株分けによって日本全土に拡がっていった。つまり日本のヒガンバナのほとんどがクローンで同じ遺伝子を持っており、ソメイヨシノのようにほぼ同じ時期に開花する。一方、コヒガンバナは2倍体のため結実して種子が出来る
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ヒキヨモギ・3~果実

 ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)ヒキヨモギ属の「ヒキヨモギ(引蓬)」。イネ科植物に寄生する一年草で花期は8~9月。写真は若い果実の様子で長さ2センチほどの蒴果。縦に8本の稜がある。熟すと裂開して中から長さ1ミリほどの種子を多数零す。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

フジカンゾウ・2~小下沢林道

 裏高尾“小下沢林道”の林縁に咲いている「フジカンゾウ(藤甘草)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で8〜9月に長さ20〜30センチの総状花序を出し直径6~7ミリの蝶形花を多数付ける。花の大きさからは外来種のアレチヌスビトハギの仲間とも思えるが、フジカンゾウは国内種のヌスビトハギの仲間。ヌスビトハギの葉は3出複葉になるのに対して、フジカンゾウの葉は5~7枚の奇数羽状複葉になる。ちなみに“甘草”はマメ科植物のひとつでワスレグサ科のノカンゾウなどの“萱草(かんぞう)”とは別物。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

マルバヌスビトハギ

 マメ科ヌスビトハギ属の「マルバヌスビトハギ(丸葉盗人萩)」。本州~九州の陽当たりの良い山野に生育する。花はヌスビトハギと同じ長さ3~5ミリの蝶形で茎頂や上部の葉腋に多数付く。ヌスビトハギの3小葉の頂小葉は基部に近い部分が最も広くなるが本種は中央部より先端のほうが広くなるのが特徴。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

ケヤブハギ

 南高尾“大垂水峠”付近の登山道に生育している「ケヤブハギ(毛藪萩)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草でヌスビトハギと同じ3~4ミリの小さな花をまばらに付ける。葉は茎の上部には無く下部に密集しているが、ヤブハギの葉にほぼ毛が無いのに対して本種は葉の両面に毛が密生し触るとフワフワしている。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

オニルリソウ・2~日影林道

 奥高尾“日影林道”の沢沿いに生えている「オニルリソウ(鬼瑠璃草)」。ムラサキ科オオルリソウ属の越年草もしくは多年草で草丈は50~60センチ。夏に枝先に総状花序を出し直径4~5ミリの小さな花をまばらに咲かせる。草丈は50~60センチで成長すると1メートルを超えるようだ。同属のヤマルリソウより花径ははるかに小さいが、草丈が大きくなることで名付けられている。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )

ヌスビトハギ

 秋の山野で良く見られる「ヌスビトハギ(盗人萩)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で日本全土の山野に生育している。草丈は50~90センチになり長さ3~4ミリの小さな蝶形花をまばらに付ける。葉は3小葉で頂小葉は長さ4~8センチ、幅2.5~4センチの卵形~長卵形になる。葉は花に近い部分まで付いている。一方、同属のヤブハギは茎の上部に葉が無く下部に密集して付く。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

ヤブハギ

 長池公園“ながいけの道”に咲き始めた「ヤブハギ(藪萩)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で花径はわずか3~4ミリ。ヌスビトハギが茎の上部まで葉が複数付くのに対して、ヤブハギは茎の上部に葉が無く中ほどから下部に3小葉が密集して付く。葉は狭卵形で脈上を除きほぼ毛が無い。
コメント ( 5 ) | Trackback ( )
« 前ページ