元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ジョウシュウカモメヅル・3~比較
日野市の“東光寺第一緑地”に生育している「ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、コバノカモメヅルの花径が7~8ミリなのに対して本種は2センチほど。ここではその両方とも見られたので蔓を近づけて大きさを比較してみた。左上のコバノカモメヅルは花径が小さいが花被片はやや太めになる。
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ナンバンハコベ・2~開花
裏高尾“小下沢林道”の林縁に生育している「ナンバンハコベ(南蛮繁縷)」。ナデシコ科ナンバンハコベ属のつる性多年草で“南蛮”の名前から外来種と思われがちだが日本固有種。このユニークな花の形を外来と誤認されて命名されてしまった。去年は間近で花を確認できたが今年は有刺鉄線に阻まれ近付けない。止む無く望遠レンズで撮ってトリミングした。
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フジカンゾウ・2~小下沢林道
裏高尾“小下沢林道”の林縁に咲いている「フジカンゾウ(藤甘草)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で8〜9月に長さ20〜30センチの総状花序を出し直径6~7ミリの蝶形花を多数付ける。花の大きさからは外来種のアレチヌスビトハギの仲間とも思えるが、フジカンゾウは国内種のヌスビトハギの仲間。ヌスビトハギの葉は3出複葉になるのに対して、フジカンゾウの葉は5~7枚の奇数羽状複葉になる。ちなみに“甘草”はマメ科植物のひとつでワスレグサ科のノカンゾウなどの“萱草(かんぞう)”とは別物。
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マルバヌスビトハギ
マメ科ヌスビトハギ属の「マルバヌスビトハギ(丸葉盗人萩)」。本州~九州の陽当たりの良い山野に生育する。花はヌスビトハギと同じ長さ3~5ミリの蝶形で茎頂や上部の葉腋に多数付く。ヌスビトハギの3小葉の頂小葉は基部に近い部分が最も広くなるが本種は中央部より先端のほうが広くなるのが特徴。
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ヌスビトハギ
秋の山野で良く見られる「ヌスビトハギ(盗人萩)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で日本全土の山野に生育している。草丈は50~90センチになり長さ3~4ミリの小さな蝶形花をまばらに付ける。葉は3小葉で頂小葉は長さ4~8センチ、幅2.5~4センチの卵形~長卵形になる。葉は花に近い部分まで付いている。一方、同属のヤブハギは茎の上部に葉が無く下部に密集して付く。
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ヤブハギ
長池公園“ながいけの道”に咲き始めた「ヤブハギ(藪萩)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で花径はわずか3~4ミリ。ヌスビトハギが茎の上部まで葉が複数付くのに対して、ヤブハギは茎の上部に葉が無く中ほどから下部に3小葉が密集して付く。葉は狭卵形で脈上を除きほぼ毛が無い。
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