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セツブンソウ・5~帯化現象3

 キンポウゲ科セツブンソウ属の「セツブンソウ(節分草)」。拙庭に出現した“帯化現象”の株を観察しているが写真は3つの花を上から撮ったもの。花茎が3方向に伸びており、また通常の花茎は丸いがこの株の茎はやや幅広になっているのが確認できる。
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ニリンソウ

 キンポウゲ科イチリンソウ属の「ニリンソウ(二輪草)」。北海道~九州の山地の林縁や林内に分布する多年草で早春に直径2センチほどの花を2個付ける。写真は拙庭のもので地中からわずかに花茎が見えてきた。ここには14年前に植えた1株が育ちその後少しずつ花数が増えている
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クロチク・2~種子

 イネ科マダケ属の「クロチク(黒竹)」。中国原産で稈の直径は3~4センチで高さは3~5メートルになる。稈は初めは緑色だが次第に黒くなり2年目には真っ黒になる。120年に一度開花するとされておりその後は枯れてしまう。ここでは果実がたくさん出来ているが、写真はその果皮を剥がしたもの。長さ1~1.5センチでこれがおそらく穎果だろう。
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クロチク・1~果実

 昭和記念公園で開花した「クロチク(黒竹)」。イネ科マダケ属のタケでマダケやハチクと同様に120年に一度開花しその後は枯死する一捻性(一回結実性)植物。写真は果実の様子でこの周りのクロチクの小群落は全て果実が稔っている。来年にはこの竹林は枯れてしまうのだろう。20~30メートル離れた場所にはクロチクの別の小群落があるがそちらは開花は見られず果実も無い。これから咲くのか観察を続けたい。
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セツブンソウ・4〜帯化現象2

 先日掲載した拙庭の「セツブンソウ(節分草)」の帯化現象だが来年も出現するとは思えないのでこの株をしっかり観察しておこう。写真は2花しか写っていないがこの花の反対側にもうひとつ小さな花が咲いている。繰り返しになるが“帯化”とは、本来は植物の成長は茎頂にある“成長点”が起点となるが稀に頂端組織に異常が起こり“点”が“線”状に変化してそこから複数の成長が現れる現象をいう。この株の横や後方には通常の株が見えるがその花茎の太さはせいぜい2ミリほどだが、帯化した株の花茎は4~5ミリある。
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バイカオウレン

 今日は二十四節気の“雨水”。それまで雪が降っていたものが雨に変わり、雪が融け始める頃をいう。ここ数日の気温は15℃を超え春の足音が聞こえていたが、昨夕から強烈な寒波が再び到来し今週は真冬の寒さに戻るようだ。日本海側では豪雪や雪崩などまた心配ではある。
 写真はキンポウゲ科オウレン属の「バイカオウレン(梅花黄連)」。日本固有種で福島県以南の山地や亜高山帯の林床や林縁に分布している。早春に直径1.5~2センチの梅のような可憐な花を咲かせる。花弁のように見えるものは萼片で花弁は黄色い蜜腺に変化している。牧野富太郎博士がこよなく愛した花で、一昨年のNHK朝ドラ『らんまん』では週毎にサブタイトルが付けられており第1週目はこのバイカオウレンが選ばれた。ちなみに最終週のサブタイトルはスエコザサだった。
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アオノリュウゼツラン

 キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。北アメリカ~メキシコ原産の多年草で数十年に一度開花してその後は枯死する一回結実性植物。このブログでは多摩ニュータウン界隈の植物を対象にしており、都心の日比谷公園や新宿御苑で育っている株は“番外編”として掲載している。写真は多摩ニュータウン南大沢駅付近の“輪舞歩道橋”から見られる株で、2021年夏に開花しその後枯死した。開花時は日比谷公園や新宿御苑ほど高くならずせいぜい2メートル程度で果実が出来たかどうかわからなかったが、久し振りに見てみると枯死した株の横で新しい葉が成長していた。
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セツブンソウ・3~八重咲き

 キンポウゲ科セツブンソウ属の「セツブンソウ(節分草)」。早春に花茎を立ち上げ茎頂に直径2センチほどの白い花を咲かせる。花弁のように見えるものは萼片で通常は5枚だが写真は8枚確認できるので“八重咲き”とも言える。花茎は4~5ミリで右端に写っている通常株より2倍以上太い。これは拙庭のもので今年はこの“八重咲き”と“三面節分草”が突然出現した。
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セツブンソウ・2~帯化現象1

 キンポウゲ科セツブンソウ属の「セツブンソウ(節分草)」。早春に花茎を立ち上げ直径2センチほどの花をやや横向きに咲かせる。花は通常は花茎の先端に1個付けるが、写真では1本の花茎に3つの花が付いている。これは“帯化現象”と呼ばれるもので、本来は植物の成長は茎頂にある“成長点”が起点となっているが、稀に頂端組織に異常が起こり“点”が“線”状に変化してそこから複数の成長が現れる。以前、奥高尾“日影林道”で見たニリンソウの帯化を“両面二輪草”と名付けたことがあったが、写真は“三面節分草”といったところだろう。その花茎は4~5ミリあり通常の花茎の2倍以上太い。これは拙庭のもの。
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ヤブタバコ

 小山内裏公園の歩道脇で見られる「ヤブタバコ(藪煙草)」。キク科ガンクビソウ属の一年草~越年草で日本全土の山野に分布している。主茎は直立し高さ30~50センチの部分から放射状に数本の枝を出す。花期は9~11月で直径6~8ミリの頭花を下向きに付け果実は長さ3~4ミリの痩果になる。痩果の先端には粘液があり小動物に付着して散布される。衣服に付くと厄介なひっつき虫ではある。
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