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野鳥・55~ジョウビタキ春場所

 大相撲春場所の番付が発表され先場所優勝の貴景勝は西の大関筆頭で横綱昇進を目指す。関脇には若隆景、豊昇龍、霧馬山と伸び盛りの力士が揃った。小結は若元春、琴ノ若、大栄翔、翔猿の4人になり“荒れる春場所”を予感させる。残念ながら朝乃山の幕内返り咲きはならなかったが、是非十両優勝を果たして来年には横綱を目指す活躍を期待したい。
 さて湯殿川“新山王橋”付近ではいち早く2羽の「ジョウビタキ(尉鶲)」の春場所が開幕した。両者が睨み合って気合は十分。観客は私一人だ。
『かたや、ジョビ錦、ジョビ錦。こなた、舞のジョビ、舞のジョビ。』
『時間です。足をおろして。待ったなし。ハッケヨイ!!』
 片方が舞の海ばりに飛び掛かるともう片方もすかさず応戦。すぐに離れてしばし距離を保ち睨み合う。今度は近くの枯れ枝に飛び移るとすぐに追い掛ける。しばらく戦っていたが決着はつかず水入りで両者とも対岸に渡ってしまった。ジョウビタキはヒタキ科ジョウビタキ属の冬鳥で越冬地では縄張りを持ち、同性であろうが異性であろうが排斥して単独で行動する。
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ヒマラヤスギ・7~枯死

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。晩秋に見ていた雌花序は緑色だったが3ヶ月経って青紫色に変化していた。若い果実を探していた時にこれと同じ色のものがあり少し触れただけで落ちてしまった。写真は長さ1センチほどだがこの段階で枯死するものが多くおそらくこれもそうだろう。正常に成長した果実を探したがこの日は見つからなかった。4月になれば3センチほどになるのでその頃にまた来てみよう。
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ヒマラヤスギ・6~種子

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。秋に熟す球果は外側の果鱗から剥がれていく。果鱗は干し椎茸のような“苞鱗”とその内側に種子と薄い膜から成る“種鱗”とに分かれる。果実が熟すと重さのある“苞鱗”は樹の真下に落ち、軽い“種鱗”は落ちる際に“苞鱗”から離れ風に乗って散布される。写真の上部の4枚の“苞鱗”の先端には種子が収まる窪みが見える。左から2つ目の“苞鱗”の上に2つの“種鱗”を置いてみたが種子はその窪みにピッタリと納まるサイズ。写真の下部には薄い膜が取れた種子が見える。これは大塚公園のもの。
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ヤドリギ・7~小山内裏公園

 小山内裏公園“戦車道路”のケヤキに寄生している「ヤドリギ(宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヤドリギ属の常緑低木でエノキやサクラなどに寄生する。これは10メートル以上の高い枝にあるので間近では見られないが春の日差しにたくさんの果実が輝いて見えた。
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ヒマラヤスギ・5~シダーローズ

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。花期は10~11月で卵形の球果は翌年の夏に長さ10センチほどに成長する。秋に球果が茶褐色に熟すと果鱗が開き始め下部の外側から剥がれていく。樹の下には果鱗が散らばっており、全部剥がれずに球果の上部がそのまま落ちたものが“シダーローズ”と呼ばれる。さてヒマラヤスギの種子はどこにあるだろうか。
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アメリカスズカケノキ・2~果実

 スズカケノキ科スズカケノキ属の「アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴懸の木)」。北アメリカ原産の落葉高木で日本には明治時代に渡来した。樹高は20メートル以上になり大きいものは40メートルにもなる。花期は4~5月で果実は直径3~4センチの集合果。果序の軸には普通は1個の集合果が付く。本種とスズカケノキの雑種がモミジバスズカケノキになる。これは昭和記念公園のもの。
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カカオ・1~果実

 東京都薬用植物園の温室で見られる「カカオ(可可樹・加加阿)」。アオイ科(←アオギリ科)カカオノキ属の常緑高木で英名は“Cacao”。原産地は中央アメリカ~南アメリカの熱帯地域で日本では沖縄県や小笠原諸島で栽培されている。花は太い幹に直接付く“幹生花”で果実は長さ15~20センチの紡錘体で縦に10本の溝がある。果実の中には20~60個の種子がありそれがココアやチョコレートの原料になる。
 さてそのカカオ豆の国際価格が上昇している。国際指標となる先物指標が約6年3ヶ月振りの高値を付けた。世界最大の生産国のコートジボワールは少雨の影響で生育状況が悪化し、世界2位の生産国のガーナでは国家の財政危機で供給が懸念されている。日本では円安や砂糖などの原材料の高騰を受けてチョコレート製品価格に上昇圧力が掛かり、国内主要メーカーは3月1日出荷分からチョコレート製品を値上げする意向のようだ。

♪♪グリコアーモンドチョコレート
  ずらり並んだハダカン坊
  粒のそろったアーモンド
  おべべは甘いチョコレート
  グリコアーモンドチョコレート
(『グリコアーモンドチョコレートのうた』
作詞・作曲:三木鶏郎 昭和33年)

♪♪チョコレート チョコレート
  チョコレートは明治
  チョコレート チョコレート
  チョコレートは明治
  ルルルー ルルルルー
  ルルルー ルルルルー
  ルルルー ルルルルー
  ルルールルルールー
  チョコレート チョコレート
  チョコレートは明治  
(『チョコレートは明治』
作詞・作曲:いずみたく 昭和41年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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カラスザンショウ・5~樹皮

 長沼公園“西尾根”に生育している「カラスザンショウ(烏山椒)」。ミカン科サンショウ属の落葉高木で雌雄異株。伐採地などでいち早く育っていく先駆樹でその樹皮には鋭いトゲがある。トゲの基部は円丘状に盛り上がり、トゲは老木になると取れて無くなる。
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野鳥・54~ホオジロ雌

 浅川“滝合橋”付近の土手道で地面を突いていた「ホオジロ(頬白・黄道眉・画眉鳥)」。ホオジロ科ホオジロ属の留鳥で日本全土に分布している。先日、ススキの穂に止まっていたオスを見ていたが、こちらは過眼線が黒くなく褐色なのでメスのようだ。
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アサダ

 カバノキ科アサダ属の「アサダ(浅田)」。日本全土の山地に生える落葉高木で樹高は20メートル以上になる。樹皮は暗灰褐色で縦に短冊状に裂け下から反り返る。別名の「ミノカブリ(蓑被り)」や「ハネカワ(跳皮?)」は理解できるがアサダの由来は不明。関東地方で呼ばれる「アカザ」が転訛したとも言われるがアカザの意味も良くわからない。
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