goo

ハダカホオズキ・2~蛇滝道

 ナス科ハダカホオズキ属の「ハダカホオズキ(裸酸漿)」。7月に奥高尾で花を見ていたがここ裏高尾“蛇滝道”でも咲いていたので記録のために撮っておいた。花期は7~8月で既に果実が膨らんでいるものもある。ホオズキのように萼片が果実が包まないので“裸”の名前を付けられている。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )

トキワハゼ

 ハエドクソウ科(←ゴマノハグサ科)サギゴケ属の「トキワハゼ(常盤爆・常磐爆)」。花径は1センチほどで、同属のムラサキサギゴケ半分程度と小さく可愛い。ところが今年はこのトキワハゼとウスアカカタバミにはずいぶん苦労させられた。梅雨が終わると強い日差しで雨が全く降らず、その後一転して梅雨のような長雨で拙庭の芝はかなりのダメージを受けた。芝があちこち禿げたところにトキワハゼとウスアカカタバミががあっという間に拡がった。拙庭は狭いながらもヒメコウイライシバを植え冬は西洋芝をオーバーシーディングして一年中緑の庭にしている。今夏はトキワハゼとウスアカカタバミの駆除に終始し、結局“芝刈りバリカン”で芝もろとも刈ってスッキリさせた。芝の根が残っていれば復活が期待できるが、芝を張り直さなければならないかも知れない。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

ナンバンハコベ・1~裏高尾

 数年前に北軽井沢で見たことがあった「ナンバンハコベ(南蛮繁縷)」。去年、裏高尾にあるのを知りその果実を見ていた。今年何とか花を見たいと思い8月になって2回ほど自転車で確認に来た(往復40キロ×2)が見つけられず半ば諦めていた。ところが他の方のブログで開花情報があり慌てて見に来た。
 ナンバンハコベはナデシコ科ナンバンハコベ属のつる性多年草。変わった花の形をしているので外来種と誤認され“南蛮”の名前を付けられたが本種は日本の在来種になる。萼片は釣鐘状で5枚の花弁は途中で直角に曲がっている。「ツルセンノウ(蔓仙翁)」の別名がある。
コメント ( 20 ) | Trackback ( )

オオヤマハコベ・1~蛇滝道

 高尾山“蛇滝道”で見られる「オオヤマハコベ(大山繁縷)」。ナデシコ科ハコベ属の多年草で花径は1センチほど。山地のやや湿った場所に生育する。花弁は5枚で先端は深く切れ込み萼片は花弁よりも長い。個体数はそれほど多くないが、6号路や日影林道などでも見られる。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ウバユリ

 小宮公園の林内に咲く「ウバユリ(乳母百合)」。ユリ科ウバユリ属の多年草で、開花期に根元の葉が枯れて無くなるので“葉が無い”と“歯が無い”を掛けて名付けられた。最近は歯科技術は進化していて歳を取っても歯は残っている。
 さて植物分類のAPG体系ではユリ科は大きく変動した。もう一度復習しておこう。旧体系のユリ科には多様な分類群が含まれておりその単系統性には疑問が持たれていた。APG体系においてユリ科は大規模に、チシマゼキショウ科、サクライソウ科、キンコウカ科、シオデ科、イヌサフラン科(チゴユリ科)、シュロソウ科、ヒガンバナ科、キジカクシ科(クサスギカズラ科)、ワスレグサ科などに解体された。
 スリムになったユリ科にはアマナ属、ウバユリ属、ツバメオモト属、カタクリ属、バイモ属、ヒメアマナ属、ユリ属、チシマアマナ属、タケシマラン属、ホトトギス属が残っている。
 ユリのような花を咲かせるギボウシもユリ科ではなくキジカクシ科(クサスギカズラ科とも)、つまりアスパラガスの仲間として分類されることになった。キジカクシ科にはクサスギカズラ属、ツルボ属、ケイビラン属、スズラン属、ギボウシ属、ヤブラン属、マイヅルソウ属、ジャノヒゲ属、アマドコロ属、キチジョウソウ属、オモト属などがある。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ユキザサ・3~果実

 片倉城跡公園で見られる「ユキザサ(雪笹)」。キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)マイヅルソウ属(←ユキザサ属)の多年草で、春に雪のような白い花を咲かせることから名付けられている。果実は秋に赤熟するが、6月に見た時は3粒だったものが、この日は1粒だけになっていた。表面にはやや赤くなり掛けた部分もあるが、果たして真っ赤になるまで残っているかどうか。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

マルバノホロシ・2~花

 奥高尾“小仏城山”付近の山道に咲く「マルバノホロシ(丸葉保呂之)」。ナス科ナス属の多年草でヒヨドリジョウゴにそっくりな花を咲かせる。ヒヨドリジョウゴの葉は3~5裂するものが多いのに対してマルバノホロシは葉が裂けずに長楕円形になる。またヒヨドリジョウゴが低地に生育するのに対して本種は山地で見られる。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

ヒヨドリジョウゴ・1~堀之内寺沢里山公園

 堀之内寺沢里山公園の藪に蔓を伸ばしている「ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)」を見つけた。ナス科ナス属のつる性多年草で花径は1センチほど。5裂した花冠は後ろに大きく反り返ることが多い。秋に赤く熟す赤い果実をヒヨドリが好んで食べるということで命名されているが、果実は有毒で誤食すると頭痛や嘔吐を引き起こす。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

シロバナツリガネニンジン

 国道16号線“片倉高校入口”付近の道端で見掛けた「シロバナツリガネニンジン(釣鐘人参)」。キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、薄紫色のツリガネニンジンの白花種。ここではすぐそばに薄紫色のものも多く見られた。草丈は60~70センチで釣鐘状の花冠は長さ2センチほど。花柱が花冠から突出している。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

アオノリュウゼツラン・3~花

 南大沢駅付近の“輪舞橋”から見られる「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の多年草で数十年に一度開花してその後は枯死する一回結実性植物。図鑑などで見ると背丈は4メートル以上に伸びて満開になっている姿があるが、ここではせいぜい2メートルほどで下部の花は既に終り掛けている。どうやらこれ以上は高くならないようだ。数十年に一度というのでもっと華やかな花を想像していたがやや期待外れ。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )
« 前ページ