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散歩道・9~2021大晦日

 新型コロナウイルスに振り回された一年が暮れ行く。新たにオミクロン株なる変異株が出現してまだまだ予断を許さない。昨年12月末に43年間のサラリーマンを卒業し今年は自由を満喫するつもりでいたが、その目論見は新型コロナウイルスに打ち消された。5年前の還暦ではホノルルマラソンを完走し、次は65歳でホノルルハーフマラソンHAPALUAを走るつもりだった。生憎、去年右膝半月板を損傷したため長距離を走り続けることはできないがホノルルマラソンは時間制限が無いため時々歩きながらならゴールできるはずだった。また各地への旅行や社会人大学などやりたいことは山ほどあるが、その日に備えてまずは健康維持に努めたい。

 さて年末恒例の“来年の宿題”を整理しておこう。今年は新たに、アオノリュウゼツラン、アオフタバランT(T表示は高尾山系で観察したもの)、アカハナワラビ、アカフタチツボスミレT、アズマザサ、アブノメ、アメリカハナズオウ、アメリカフジ、イケノミズハコベ、イトツメクサ、イトトリゲモ、イワガネゼンマイT、イワガネソウ、イワヘゴT、ウスゲタマブキT、エノキタケT、エビガライチゴT、オオバベニガシワ、オカオグルマ、オクタマスミレT、オクマワラビ、オニカナワラビ、オニヤブソテツ、カイコバイモ、カラクサナズナ、カントウミヤマカタバミT、キクムグラ、キジカクシT、キバナノアマナT、キバナノクリンザクラ、キヨスミヒメワラビ、ギンパイソウ、クルマアザミT、クロウメモドキT、クロチク、コスミレサクラ、サイカチT、ザゼンソウ、サツキヒナノウスツボT、サワルリソウT、サンカクヅルT、シイモチ、シャボンソウ、シラホシムグラ、シラユキスミレ、シロイヌナズナ、シロバナフデリンドウ、シロバナフラサバソウ、シロバナホトケノザ、ジンバホウチャクソウT、スズムシソウT、スハマソウ、セイヨウニンジンボク、タカオワニグチソウT、タカネエビネT、タチドコロT、チチウリ、チチブベニ、ツクツクホウシタケ、トウゴクシソバタツナミT、ナガバノアケボノスミレT、ナガバノタチツボスミレ、ナタネタビラコ、ナリヒラダケ、ニクイロシュクシャ、バイカツツジ、ハカタシダ、バクチノキ、ハコネシダT、ハシリドコロT、ヒメザゼンソウ、ヒメフウロT、フクオウソウT、フクオウニガナT、フジキT、フジレイジンソウT、ベニカラコ、ベニバナツメクサ、ベニバナヤマシャクヤクT、ヘラシダT、ホウキモロコシ、ホウチャクチゴユリT、ホウライシダ、ホルトノキ、マツサカシダ、マツバラン、マルバタチツボスミレ、ミドリザクラ、ミドリタチツボスミレT、ミヤマエンレイソウT、ミヤマホタルカズラ、ムラサキナツフジ、ムラサキムヨウランT、モミジタケ、モモイロサギゴケ、モモイロキランソウ、ヤブエビネT、ヤマトラノオ、ユクノキ、ヨウラクランT、ワカシュウスミレなどを掲載できた。

 長距離ランはできなくなったがeバイク(電動自転車)で行動範囲は更に拡がった。今年1月から開始したブログPart6では124種の新しい植物を掲載できブログPart1からの通算は2,054種となった。
 そこで来年の宿題は以下の通り。これまでの宿題をこなしてもまた新たな生育情報があり植物観察は続いていく。
<当地で生育情報はあるが未確認のもの>
アキノハハコグサ、アフリカフウチョウソウ、オオマツバウンラン、オサムシタケ、カエンタケ、キツネノタイマツ、キヌガサタケ、コウボウ、ヌカイトナデシコ、ヒメシオン、ホシザキカタバミ、ユキラッパタケ
<存在は確認できているが、花、果実、種子など部分的に未確認のもの>
アオノリュウゼツラン果実、イケマ果実、イヌエンジュ花、イヌブナ花&果実、カギカズラ花、キハダ花、シギンカラマツ果実、シナサワグルミ花、ジョウシュウカモメヅル果実、スズカケノキ花、セイヨウバクチノキ花、ツタウルシ雌雄花&果実、ネコヤナギ雌花、ブナ花、ホドイモ果実、ポプラ花、ヤブマメ地中花
<当地希少植物で毎年確認したいもの>
アオテンマ、アキザキヤツシロラン、アケボノソウ、イワボタン、オカスミレ、オニノヤガラ、キミノツルウメモドキ、コマキノスミレ、シロテンマ、シロバナモジズリ、ヤビツギンラン、レンプクソウ
<何度でも見たいキノコ>
アミガサタケ、エリマキツチグリ、カニノツメ、キタマゴタケ、キツネノエフデ、サンコタケ、スッポンタケ、タマゴタケ、ツクツクホウシタケ
 写真は上柚木公園から見る富士山の夕焼け。今年も拙いブログにお越し下さいまして有り難うございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
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シデコブシ・2~果実

 モクレン科モクレン属の「シデコブシ(幣辛夷・四手辛夷)」。早春に葉が展開する前にピンクを帯びた白色の大きな花を咲かせる。秋に袋果が熟して裂開すると中に赤い種子がある。種子には粘性物質が付着しており地上に落ちることが無く野鳥などに食べられるのを待っている。写真は種子を少し引っ張ったもの。
 さて去年傷めた右膝半月板損傷のため今年は本格的なランニングはできずにせいぜい数キロのジョギング程度。その代わり1月に購入したeバイク(電動自転車)でサイクリングを開始し、その年間走行距離は3,600キロを超えた。
 私は植物観察と同時に運動を行っており走りながら撮影対象物見つけるとウェストポーチからカメラを取り出し撮影後はまた走り出すというパターン。ブログPart1を始めた頃はウォーキングだったのでその行動範囲は自宅からせいぜい5キロ程度だった。その後、ジョギング、ランニングとステップアップすると自宅から10キロ離れたところにも行くようになり行動範囲がかなり拡がった。そして今年からeバイクとなりその範囲は自宅から20キロ程度まで拡がった。
 行動範囲が拡がり観察できる植物数も増えた一方、ウォーキングやジョギング時には足元の小さな植物に気付くことができたが、ランニングや更にeバイクになるとそれらに気付くことができなくなっている。来年は膝と相談しながらだが時々ジョギングも取り入れよう。以前のように早く走ることはできないので足元の小さな花もまた気付くかも知れない。
 先日行った恒例のジムでのインボディ測定結果は以下の通り。数値は何とか維持できているが、やはりeバイクではランニングより脚の筋肉量が少し減少している。体脂肪は油断しているとすぐに上がるので要注意。カッコ内は令和3年6月、令和2年12月、平成29年12月、平成26年8月、平成22年8月の数値。
 体重62.6kg(←61.7←62.3←62.7←63.7←63.6)
 骨格筋量29.2kg(←29.5←29.0←29.9←31.0←30.8)
 体脂肪量10.1kg(←8.6←10.4←9.2←8.2←8.7)
 体脂肪率16.0%(←13.9←16.7←14.7←12.9←13.8)
 基礎代謝量1,505kcal(←1,516←1,491←1,525←1,568←1,555)
 両脚筋肉量17.2kg(←17.6←17.2←17.3←18.3←18.1)
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クロモジ・1~黄葉

 初冬に山道をのんびり歩いてみる。花は無く樹々の果実も野鳥たちによってほとんど食べられている。カエデ類の紅葉が最後の時を迎えている。そんな時の楽しみは目の前の樹の名前を考えてみること。葉、枝振り、樹皮、冬芽、葉痕など同定ポイントはいくつかある。植物ブログを始めた時、『花や果実が無い季節でも樹の名前がわかったなら楽しいだろうなぁ』と思って、それ以来、図鑑などで勉強しながら少しずつわかるようになってきた。しかしこうして山道を歩いているとその名前がわかるのはほんのわずか。まだまだ勉強が必要だ。
 写真は奥高尾“高尾林道”に黄葉した枝を伸ばしていた低木。これはどうやら「クロモジ(黒文字)」だろう。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で早春に葉の展開とともに開花する冬芽は葉芽の横に花芽が付く独特な形になるが写真では葉芽ばかりが目立っている。これが同定を迷わせたがおそらくまだ幼木なので花を咲かせる力が無いと思われる。
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ヒノキバヤドリギ・2~果実

 秋葉台公園のエゴノキに寄生している「ヒノキバヤドリギ(桧葉宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヒノキバヤドリギ属の常緑低木で細い茎がヒノキの葉に似ていることから名付けられている。雌雄同株で5月頃に直径1ミリ以下の小さな花を咲かせ秋に果実が稔る。写真の果実は長さ2ミリほど。
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キハダ・3~冬芽

 ミカン科キハダ属の「キハダ(黄檗・黄膚)」。全国の山地に生育する落葉高木で雌雄異株。樹高は20~25メートルになり樹皮の下に鮮やかな黄色の内皮がある。この樹皮から生薬の“黄檗(おうばく)”が作られ、健胃整腸剤としても利用されている。その冬芽は葉柄の基部にあり、葉が落ちるとその大きな葉痕に取り囲まれひょうきんな顔つきになる。
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ツルウメモドキ・5~道端

 東京国際ゴルフ倶楽部付近の道端の藪で見掛けた「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」。ニシキギ科ツルウメモドキ属のつる性落葉木本で雌雄異株。この界隈では何ヶ所かで見られるが、ここでは初めて見たので記録のために撮っておいた。雌株はこうして果実が目立つので存在を知ることができるが、雄株は花が目立たず藪の中で紛れてしまうのでなかなか見つからない。
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ヤドリギ・1~土橋公園

 唐木田の土橋公園でケヤキの高い枝に寄生している「ヤドリギ(宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヤドリギ属の半寄生常緑低木で雌雄異株。開花期は2~3月で雄花は3~5個雌花は1~3個を葉腋に咲かせる。果実は直径6~8ミリの液果で10~12月に黄色く熟す。この画像を画像を拡大してみたが黄色い果実が見えないのでこれは雄株だろう。
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イネ

 小野路町の谷戸は2ヶ月前には「イネ(稲)」の刈り取りが終わってひっそりとしているがその田にはまた新しい芽が伸びている。これは二番穂の“孫生(ひこばえ)”で正式には“ひつじ”(=ひつち・ひづち)(のぎへんに魯)と呼ばれるもの。またこの田のことを“ひつじ田”という。イネは一年草として栽培されているが、本来的には多年草の性質を持ち熱帯地方では繰り返し栽培されることもあるようだ。日本では秋の日照で出穂するが、次第に気温は低くなり田に栄養分も残っていないので霜が降りる頃には枯れてしまう。
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キジョラン・4~種髪

 奥高尾“高尾林道”で見掛けた「キジョラン(鬼女蘭)」の種子。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)キジョラン属のつる性常緑多年草でこの種髪の様子を鬼女の髪に見立てている。キジョランは結実率が低くなかなか果実を見つけられないが、冬の登山道では種髪を付けた種子を見ることが多い。
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ルリマツリモドキ

 下小山田町“多摩丘陵病院”付近の道端で見掛けた紅葉と青い花。これはイソマツ科ルリマツリモドキ属の「ルリマツリモドキ(瑠璃茉莉擬)」だろう。またその仲間かも知れない。東~中央アジア原産の多年草で低木に分類されることもある。花期は初夏から晩秋まで長くブルーの花を付ける。秋には紅葉しその中でも花を咲かせている。
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