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野鳥・86~メジロ3

 堀之内寺沢里山公園のエノキにやってきた「メジロ(目白)」。メジロ科メジロ属の留鳥で体長は10センチ程度でスズメよりも小さい。目の周りが白いのでメジロだがウグイス色の羽色なのでウグイスと間違える人もいるようだ。写真の個体はエノキの果実を丸呑みしていた。
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ネコヤナギ・2~葉痕

 ヤナギ科ヤナギ属の「ネコヤナギ(猫柳)」。山野の河川の水辺などに自生する落葉低木で庭木として植栽されることも多い。早春に銀白色の毛に覆われた花穂を猫の尻尾に見立てて名付けられている。この時期はまだ赤い芽鱗に包まれてまだ花穂は見えない。その新芽の下には可愛らしい子猫のような顔が見えた。
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野鳥・85~キクイタダキ1

 キクイタダキ科キクイタダキ属の「キクイタダキ(菊戴)」。日本では北海道や本州の高山帯で繁殖し冬は平地に降りてくる漂鳥で体長は10センチ程度。頭のてっぺんに鮮やかな黄色い部分があり菊の花びらを貼り付けたように見えることから名付けられている。
 そもそも私は名前を聞いたことが無い野鳥だが片倉城跡公園を訪れると4~5名のバードウォッチャーが杉林の中で大砲レンズを上に向けている。素人が邪魔をしてはならないので少し後ろから望遠レンズを向けてチョコチョコ動き回る姿をやっと見つけてカメラで追い掛けた。全てピンボケで頭の黄色が写っていないものばかりだったがとりあえず見たという証拠写真。
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キョウチクトウ・6~裂開

 大田川“板橋”付近の民家に植栽されている「キョウチクトウ(夾竹桃)」。キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑高木で6~9月に紅色や白色の花を長く咲かせ果実は細長い袋果になる。写真は袋果が裂開して種髪を出しているもの。種子は長さ5ミリほどで褐色の種髪を付けている。
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野鳥・84~シロハラ2

 昭和記念公園サイクリングロード横の落葉樹に止まっている野鳥。きっとヒヨドリだろうと思って逆光ながら1枚だけ撮ったが帰宅してから画像を見ているとどうもヒヨドリではない。これはおそらく「シロハラ(白腹)」だろう。中国東北部やロシア沿岸地域に分布し日本や朝鮮半島で越冬する冬鳥(渡り鳥)で低山や都市部の緑地などで見られる。体長は25センチほどで当地では長池公園や片倉城跡公園で見られるが警戒心が強く見つけてもすぐに隠れてしまうのでなかなか上手く撮れない。これがシロハラだと気付いていればもう少し追い掛けていた。
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ユリノキ・4~冬芽

 モクレン科ユリノキ属の「ユリノキ(百合の木)」。北アメリカ原産の落葉高木で初夏にチューリップのような花を咲かせる。英名は"Tulip Tree”だが日本に入ってきた明治時代にはチューリップがあまり知られていなかったため"百合の木”と訳された。写真は冬芽と葉痕の様子で冬芽には芽鱗が残っている。
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野鳥・83~キンクロハジロ

 長池公園“長池”に一羽だけ浮かんでいる「キンクロハジロ(金黒羽白)」。カモ科ハジロ属の冬鳥でシベリアなどで繁殖し日本では九州以北に飛来し越冬する。体長は40~50センチで頭部と胸部と背中が黒く腹部が白い。黄色い目の虹彩を金色として三つの色が入る名前になっている。食性は雑食で水面を動き回って獲物を探し、時々潜水して魚やカエルを捕獲する。見ていると潜水時間は10~15秒あった。どうやら3メートルくらい潜るらしい。
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クジャクシダ・7〜枯れ姿

 ホウライシダ科ホウライシダ属の「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。山地の明るい岩場などに生育する夏緑性のシダで冬は地上部が枯れる。茎は地中にあり地上部には葉柄が伸び、そこに一回羽状複葉の葉が並んで全体として孔雀が羽を広げたような形になる。
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野鳥・82~ルリビタキ雄1

 ヒタキ科ルリビタキ属の「ルリビタキ(瑠璃鶲)」。日本では北海道や本州~四国の高山帯で繁殖し、冬には関東地方以南の平地や低山に降りてくる漂鳥で当地では数ヶ所の公園の雑木林で見られる。とは言うものの私はこれまでルリビタキのオスの成鳥を見たことが無く、何とかこの冬には見たいと思っていくつかの雑木林で植物観察の合い間に探していた。
 ルリビタキは体長約14センチでオスの幼鳥の羽色はメスの成鳥とそっくりだが、オスの成鳥は頭部から背中と尾に掛けて鮮やかな青色をしており、腹部は白く脇腹はオレンジ色をしている。このような色になるまで2年以上掛かるようだ。
 私は“俄かバードウォッチャー”なので野鳥の鳴き声で何の種類かがわからない。そこで事前にネット検索でルリビタキの鳴き声を予習しておいたら、この日は藪の中から『ガガガッ』というカエルのような地鳴きが聞こえそこでしばらく待っていたら美しい姿を見せてくれた。

♪♪青い鳥を見つけたよ 美しい島で
  幸福はこぶ小さな鳥を
  だけど君はあの空へ飛んでいくのだろう
  僕がこんなに愛していても
  小さな幸福を
  僕の手にのせたのに
  青い鳥 青い鳥 行かないで
  君がそばにいるだけで  
  僕は嬉しいのさ
  そのまま僕を見つめておくれ
(『青い鳥』
作詞・作曲:森本太郎 歌:ザ・タイガース 昭和43年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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キハダ・6~顔

 ミカン科キハダ属の「キハダ(黄檗・黄膚)」。コルク質の表皮の下に鮮やかな黄色の内皮があることから名付けられている。この内皮を乾燥させたものが生薬の“黄檗”で、健胃整腸剤として利用されるほか、打ち身や捻挫、腰痛などにも薬効がある。中国ではこの生薬を服用すると地上の仙人、すなわち“地仙”になると言われている。また黄檗色(きはだいろ)と呼ばれる黄色い染料として利用される。その冬芽はとてもひょうきんな顔になり見るのが楽しい。
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