読書録「「戦国時代」が10倍面白く読める本」3
著者 「歴史ミステリー」倶楽部
出版 三笠書房
p64より引用
“揃ってどちらかについて負けた場合、真田
家は断絶するが、東軍と西軍の両方に分かれ
れば、どちらが勝っても真田家は残ると考え
た上での分裂だったのだという。”
目次から抜粋引用
“戦国一大決戦
歴史の主人公たちの「意外な素顔」と「ウラ事情」
こんな歴史的大事件が「本当にあった」とは!
武将たちの死に様から「修羅場」を実感!
「伝説」の真相”
色々な視点で歴史を研究するグループによ
る、戦国時代を違った視点で見つめた一冊。
代表的な合戦についてから各武将の逸話ま
で、ひと味違った物語を見せてくれています。
上記の引用は、関ヶ原での真田家の知略に
ついての一節。
勝つか負けるかの勝負で、どちらか一方に賭
けたら、勝率は五分五分ですが、両方に賭け
たらほぼ100%どちらかで勝てますね。
こういう方法が採れるのは、家族が沢山いて
こその方法です。多くの子供を人が欲しがる
のは、純粋な生存戦略なのかもしれません。
年表や図表を数多く使われていて、わかり
やすく作られているように思います。
参考文献の数がとても多いので、戦国時代研
究の足がかりに良い一冊なのではないでしょ
うか。
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