スパイラル呼吸法™講座:第520回「初級:骨盤と股関節の回転」12月12日
スパイラル呼吸法をやると骨盤底、つまり体の土台の傾きやねじれが強烈に修正されます。骨盤底には複雑な筋肉がたくさん重なってついていますが、この辺の使い方のマズさは股関節との作用にあります。
ヨガを長年実践していて開脚や前屈が抜群に上手にできる人でも、この辺りの嫌なしこりや固まりがいまだに取れないという人、案外多いんです。私も以前はこういうのは仕方がないものだと思っていました。ところがスパイラル呼吸法による驚異的なリリースによって、みるみる修正できるんです。
もちろん、みるみると言っても1回やったら全部クリアといわけにはいきませんん。でも絶対に不可能だったことが、確実に可能になってしまったのです。
骨盤底の解放には本当にいろんな動きを使わなくてはいけませんが、今回のは初心者から上級者までお勧めです。
1)骨盤の腸骨と大転子の間には大殿筋をはじめとして、たくさんの筋肉が集中している部分です。そこを左右の手、親指と人差し指を開いて触れます。
2)左右の足を開いて立ちます。そして腸骨と大転子の間を手で触れます。
3)スパイラル呼吸法です。息を口から深く吐き出しながら、手で骨盤を左に回転させます。すると左右の脚が内旋と外旋するのが感じ取れます。
4)次に息を吐き出しながら手で骨盤を右回転です。やはり脚の内旋と外旋を感じ取りましょう。この動きを呼吸とともに何度も繰り返します。
未使用だった筋肉が目覚めると、非常に鮮烈な体験をします。そのため筋肉痛になることもありますが、筋肉痛は筋肉が活性している証拠なので良い反応です。
正しくやると骨盤底と股関節の動きがどんどん修正されて、固く閉ざされている腰椎が引き上げられて来るんです。この辺はレッスンで入念な実地指導を受けて欲しいですね。
<トリコーナアサナ>
上記の動きを応用すると、三角のポーズのトリコーナアサナができます。
1)左右の足を大きく開いて底辺の少し長めの三角を作ります。そして腸骨と股関節の間に手を置いて回転しながら胴体を骨盤ごと左に傾けていきます。やはり呼吸が決め手です。
2)息を吐き出しながら反対側に回転します。この動きを繰り返しながら、胴体の傾きを少しづつ強めていきます。
3)左右の手を上下に伸ばして胸をできるだけ開きます。
<悪いやり方>
よくある悪いやり方は、骨盤の傾きが小さくて胴体がひん曲がってしまうものです。こうすると胸は開かないので、トリコーナアサナにはなりません。
- 吉田篤司のスパイラル呼吸法™でやるパワーヨガ/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司