スパイラル呼吸法™講座:第541回「中級:賢者のオープンレッグ」1月12日
スパイラル呼吸法を毎日実践すると、骨盤底に眠っている神秘のヘビが目を覚まします。それは呼吸とともに体の中を這いずり回り、35万本あるナーディ(気道)を迅速に浄化していきます。やがて背骨に沿って伸びているスシュムナー(中心脈管)が開通して、ヘビはそれに入り込み頭の中に進みます。
このプロセスは一度ではなくて何度も繰り返されます。そしてスシュムナーのサイズが広がって、より多くのプラーナ(気)を全身にチャージするんです。
これは特殊呼吸法で初めて起こることであって、本当のところヨガのアサナは、あんまり関係ないというのが私の経験です。
それじゃあアサナはやっても無意味なのかと言えば、そういうわけでもありません。神秘のヘビがもたらす高いエネルギーを得るには、肉体が十分に鍛えられていて強化する必要があるんです。
肉体が弱いとエネルギー負けして、例えていうなら1ボルトのバッテリーに100ボルトで充電するようなものです。
スパイラル呼吸法は、たいへん素晴らしいものですが、基本になるのはやはりアサナや筋トレになります。両方やって効率よく、かつ安全に神秘のヘビを昇華させることが可能になります。
というわけで賢者カウンディンニャのオープンレッグをやりましょう。
1)まず基本姿勢。このアサナでは左右の手の感覚はやや狭めにした方が楽に浮上できます。
2)左脚の内ももを左上腕に乗せます。右脚は後方に向けてつま先を立てておきます。
3)息を吐き出しながら左足を左方向、右足を後方に滑らせます。裸足だと床にくっついてやりにくいですから、ソックスを履いていた方がよいです。ヨガは裸足でやるもの?古代インドでは、ソックスを履く習慣がなかっただけじゃないですか?
アーシング効果を期待する人もいるかもしれませんが、私の場合はわざわざ裸足になるのが、めんどくさいのでそのままやります。好みの問題ですね。
4)いったん息を入れたから再び吐き出して元の姿勢に戻ります。この膨張と収縮のアクションを数回繰り返します。
5)体の連続性が高まったら、左右の脚を全開で伸ばします。すると浮上します。浮上しないという人は、まだ体の各パーツの連続性がうまくできていないからです。
このアサナでは腕力はさほど必要ではありません。腕立て伏せが苦手な女性でも楽々できていますからね。
6)最後にヘッドリードすると、バーンと高く舞い上がります。体の前面をどれだけオープンにするかが、このアサナの決め手になります。
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吉田篤司