札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・閉校 浦臼町の閉校

2022-09-23 20:58:19 | 木造校舎・廃校

浦臼町は空知地区で石狩川の西側にあり国道275号線が中央を貫いている
並行して走るように札沼線が通っていた 国道275号線沿いでは最も古い建物が現存している。
道路と線路を中心に町があり学校もあった。

 

小学校の閉校  赤字が今回訪問

  • 浦臼町立鶴沼小学校於札内分教場(1964年)
  • 浦臼町立鶴沼小学校(1995年)
  • 浦臼町立晩生内小学校(1995年)

高校の閉校

  • 北海道浦臼高等学校(1976年)

※wikipediaより

 

 

旧浦臼町立鶴沼小学校於札内分教場」 現 鶴沼第一会館

開校:明治42(1910)年
閉校:昭和39(1964)年
校舎:()年竣工

浦臼町於札内48-6

 

浦臼町は元々、学校が少ないのか閉校は他の町に比べて少ない
その中でも於札内分教場は国道275号線から外れており
樺戸山地へ向けて進む。

目印は「鶴沼第一会館」
ここに分教場があった。

現在の会館は、後から建てられたもののようで校舎とは違うようだ
ただ銀色の門はどうだろうか あそこに校名があってもおかしくは無い。

石碑が一つ
これがここに学校があったことを証明する唯一のもの
碑の大きさの問題か開設と廃止の簡単な沿革が彫られてあった。

畑が多い場所で敷地内には花が植えられて綺麗だ。
半鐘があるのは地区に火事や災害を知らせるために使ったことだろう。

 

 

 

 

 

 

 


2022年8月撮影

 

 

 

「旧浦臼町立鶴沼小学校」 現 田園空間博物館

開校:明治28(1895)年
閉校:平成7(1995)年
校舎:()年竣工

浦臼町キナウスナイ186-96

 

鶴沼小学校は国道275号線沿いにあり、校舎をほぼ現存している

現在は「田園空間博物館」として展示物があるようだ。

国道に面して校門とプレートが残っていた
前庭は雑草というよりふかふかの芝生にも見える。

校舎は長方形の箱形で面白みに欠けると思ったら
よく見るとレンガ壁にブロックガラスがはめ込まれている
残念ながら割れているものもあるがモダンではないか?

体育館は裏側に現存している
屋根の庇に持ち送りが整然と並んでいたのがとても印象的であった。

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年8月撮影

 

 

 

「旧浦臼町立晩生内小学校」 現 晩生内ワークセンター

開校:明治33(1910)年
閉校:平成7(1995)年
校舎:昭和57(1982)年竣工

浦臼町晩生内228-158

 

鶴沼小学校同様に国道沿いにあり古い校門とプレートが現存していた
それにしても校庭が広い! 一部はパークゴルフに使用されている
農村部の学校は本当に校庭が広いね。

旧校舎はワークセンターに転用されて車の出入りがある
人の出入りを見ると転用が活きているように見えてこちらまで嬉しくなる。

体育館がまた大きくて立派だ
この地区は晩生内「おそきない」と言うが町に学校がいかに重要かわかる
おそらく町民がいろいろと使用しているのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年8月撮影

 

 

 

「旧北海道立浦臼高等学校」 現 浦臼町運動公園

開校:昭和25(1950)年
閉校:昭和51(1976)年
校舎:昭和39(1964)年竣工

浦臼町ウラウシナイ183-270

 

閉校巡りでは珍しい高校の閉校で
しかもすでに校舎も無い

現在は浦臼運動公園内に校門とプレート、それに閉校記念碑がある
昭和51年の閉校は早いほうかと思う
校舎があったと思われる場所には農業センターがすでに新築された

野球場やプールなどの大型施設があるのは運動公園らしいが
閉校前からあったと思われる校門そばの木々が校門に合っているなぁ。

 

 

 

 

 

 

 


2022年8月撮影