札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

札幌の古民家(蔵・倉庫)飲食店の建築探訪②

2021-07-04 00:02:54 | 古民家飲食店

ここでは、いわゆる古民家カフェとか食堂、レストランなど飲食店や食品を扱う店舗を載せていきます。

ほとんどの店舗には入ったことが無いので外観が中心となり、正確な情報がないお店もあります
私が見て気になったりレトロだなぁと思うお店、たまたま通りかかったら古いけど面白い建物であったお店など

そういうことでお店自体の情報や内容は各HPなどでどうぞ(笑)

(これまでの建築探訪で紹介した建物はダブるので載せません)

 

 

「プー横丁」

住所:東区北23条東22丁目2-12


2020年9月撮影

 

東区の倉庫らしく玉葱倉庫を改装しての洋食屋さん
先日、再開発のため一時閉店した「のや」は姉妹店でやはり古民家を利用した店舗だった。

入口からレトロ感満載だが味もしっかりしており何度か利用をしている
2階へ上がる階段が急で普通の店舗との違いがある
石造り倉庫の外観は見た通りだが内部は倉庫の良さを充分に演出しており
食堂として利用するのがより魅力を感じるだろう。

 

 

 

 

「福吉カフェ伏古店」

住所:東区伏古9条3丁目3-3


2020年9月撮影

 

福吉カフェは旭川で昭和20年代に開店した老舗店の三代目二人がコラボしたお店で
旭川本店は軟石と木造を組み合わせた店舗でこちらも見ごたえがある店舗だ。

伏古店は馬小屋として昭和30年代に建てられた
豊平区ではりんご倉庫としてレンガ造りは多いが、東区でしかも馬小屋だったのは珍しいのでは

2年前までここで営業していたスープカレーの味を改良しながら引き継いでいるとのこと。

 

 

 

 

「チェットベーカリーおもや」

住所:豊平区月寒東2条19丁目20-50


2021年6月撮影

 

築70年ほどの古民家ベーカリー
古民家とベーカリーは珍しい組み合わせだ
窓は外側が出窓風になっており、我が実家もこのような窓があったので懐かしい

玄関から土足で上がり販売スペース以外はあまり手を加えていないようだ
パンはこだわりがあり、特に食パンが大人気のパン屋である

春には桜が咲きとても素敵な空間となる。

 

 

 

「六軒村やおや横町」

住所:豊平区福住1条8丁目4-5


2021年3月撮影


以前は「チャント」という古民家カフェだった
場所は福住の住宅街で印象的なレンガ造りと大きい玄関庇などが目印。
この時は雪があり全景がわからなかったが、近いうちに再訪したい

現在は六軒村が2020年から後を継いでいる
野菜はもちろん共和町の和菓子もあるとのこと。

 

 

 

「カフェ自給自足 六軒村店」

住所:豊平区福住1条8丁目3-5


2019年3月撮影

 

解体されました

 

東区にあるカフェ自給自足の姉妹店で2017年から営業を始めた
元は札幌大学の学生寮で1976年から2002年までたくさんの学生がお世話になった
外観は寮らしく箱型の建物で外観より内部が面白い

六軒村とは開拓時代の土地名で西区の八軒や二十四軒と同じようだ
前記の「やおや」もすぐ近くなので六軒としたのだろう

現在はカフェ、ギャラリーを中心に石焼で出す料理とスィーツが人気だ
この寮生だった人はカフェになって喜んでいるのではと思う。

 

 

 

 

「サッポロ珈琲館 月寒店」

住所:豊平区月寒西1条7丁目1-1


2021年2月撮影

 

国道36号線から住宅街へ小路を入ったところに建つスリムな建物がサッポロ珈琲館月寒店
外観から木造に見えるが鉄筋コンクリート3階建てである。

元は建築家、倉本龍彦氏の自宅兼事務所であったため特異な建物なのでしょう
昭和47(1972)年に建てられ、息子さんの名前から「たくんち」の愛称で地元では有名かと思う

またニセコで斜めになっている家「ばあちゃん家」も倉本氏の作品である。
サッポロ珈琲館になって札幌都市景観賞を授賞している
静かに雰囲気よく過ごせるカフェのようだ。


 

 

 

「バーラーペンギン堂」

住所:中央区南4条西1丁目5-3


2018年4月、2021年7月撮影

 

狸小路のすぐそばにあり廻りのほとんどが商業施設である市内中心部にある
パッと見は営業しているかも疑わしい古い建物だが詳細はわからない
ちなみに建物右側にある小さな扉は系列の居酒屋である。

古くとも表構えだけは改装する店が多い中で、古いままである
ただ中は少なくとも古くは見えないようにリノベーションされている。

現在は昼はアイスクリーム、夜は酒とアイスクリームの店になり狭い店内はいつも女性客でいっぱいだ
札幌が〆パフェで有名になる前の10年以上前から営業している、この道の草分けである
この魅力あるお店で長く続けてほしい

 

 

「ROGA」

住所:北区北7条西5丁目5


2020年9月撮影


JR札幌駅の北側と北大南端の間に、古くからの建物を活用した飲食店や木造住宅などが
まだ数軒残っている
ROGAはその内の1軒でオープンは2010年です。

ここは2013年まで営業していた東洋カメラハウスの石蔵で
オーナーさんの実家であり、築100年は超えている蔵だそうだ

店舗は1階2階とありカレーやパフェなどがよいらしい
蔵らしい落ち着いた雰囲気と照明であり、実にうまく活用していると思う。

 

 

 

「みず木」

住所:北区北8条西6丁目2


2020年9月撮影

 

火災の為、閉店解体済

ROGAとは道路向かいの1丁西にある、そば屋さんがみず木。
この通りは西区方面へ抜ける下手稲通りと合流するので昔からよく通っていた
気になっていた店で、おそらく30年以上前からの営業かと思う(開業年や建物の詳細はわからず)

例によっていつか入ってみたいと思いながらまだ利用していない
内部も外観通りに古いが綺麗であるとの記載も他にあった。

そば屋さんの外観に合う江戸風のお店を気になっていた人は多いと思う。

 

 

 

 

「博多ぶあいそ別邸」

住所:北区北8条西5丁目7


2020年9月撮影

 

北海道大学南門の入口手前右側に木々に囲まれた一軒家風のお店がある
ここは元北大教授の松村松年博士の教授時代の自宅である

松村博士は日本の昆虫学を築いた人物と言われ、文化勲章受章や日本昆虫学会の会長も務めた人物である
その自宅を内外部ともあまりイメージを変えずに、むしろ邸宅の見学をするような感じで利用できるようだ

博多ぶあいそは店名通り博多のもつ鍋が美味しいお店
南の料理を北大教授の家で食べるのは面白い。ランチもあるので気軽に利用出来そうだ。

 

 

 

 

「離島キッチン札幌店」

住所:北区北11条西1丁目1-25


2020年9月撮影


石狩街道の北向きにある大正時代の軟石の蔵を利尻島の古材を使ってリノベーションしたのが離島キッチン
内部は変にいじらず石と組んだ木材をそのまま表せている
廻りはマンションや住宅が多いので異彩を放っている。

離島キッチンはNPO法人が運営しており
全国の離島の食材で作った料理をコースで味わえる
またテイクアウト商品もあるので見学がてら立ち寄ってはいかが。

 

現在は企業のオフィスで活用中

 

 

 

 

「カフェあんとるぽー」

住所:西区宮の沢2条西2丁目11


2020年9月撮影


カフェあんとるぽーは国道5号線沿いの白い恋人パーク内にある
建物は国道に面しているので外観は容易に見れる。

元は「旧遠藤醸造店」、そしてフレンチの「あんとるぽー」として再利用されたのが名前の由来です
レストランの閉店により解体されるところを石屋製菓が引き取り移築したのが現在の姿。

旧遠藤醸造所は明治44年(1911年)に建てられており、外壁のオブジェにも記されている
軟石で作られたがっしりした建物は札幌市の「さっぽろ・ふるさと文化百選」006号に指定された

白い恋人パークに行ったときは、こちらで休憩して内部の見学をどうぞ。

 

 

 

 

「ペケレット湖園」

住所:北区篠路町425


2021年3月撮影

 

北区にあるペケレット湖園は、ペケレット沼に隣接する北海道の植物と開拓の歴史を展示した資料館に、ジンギスカン屋とカフェが合わさった施設。
湖というか沼?も含め企業の所有地なので勝手に入ることは出来ない。

営業して60年が経つとのことだ
1階がジンギスカンで2階と3階の一部で資料館的に展示されている
敷地内に入るのと沼の散策をしたい時はジンギスカンを利用するか、ドリンク1つと散策料のプランを利用すること。

建物は印象的な最上部の連続するアーチ、エントランスなど敷地外の白樺越しに見るのも良いが
やはり沼、庭側から見る方がすっきりして良いだろう
札幌市内でも、建物についてはほとんど話されることは無いが、個人的には建物、沼、ジンギスカンの順で興味がある。

 

 

 

 

「宮田屋珈琲 清田本店」

住所:清田区清田1条3丁目1-66


2020年8月撮影

 

宮田屋は札幌清田区で1989年に創業し、市内に9店舗で営業をしている
その各店舗は先に紹介した東苗穂店や蔵、レンガ造りの建物をリノベーションしていたりユニークである

清田本店も古民家を改装した店舗で
建物の廻りは駐車場を含め広いスペースがあるので、ぐるっと見てとれる

 

 

 

③へ続く

 

 



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