参考図書は資料として素晴らしくかなりの軒数が記載されているが廻ったのは半分を少し超えたところ
今後、機会をもち追加していきます。
*参考図書「小樽 蔵めぐり イラスト帖」2017年6月16日発行
*一般住宅の名前・住所は略で 地図は載せません
「北菓楼小樽本店」 「六花亭小樽運河店」
堺町7-22
大正時代建築
木骨石造り3階建て
堺町7-22
大正時代建築
木骨石造り2階建て
砂川市が本店の北菓楼と、帯広市が本店の六花亭はどちらも北海道を代表する菓子会社である。
その2店が並び立っているのが小樽らしい
両店ともいつも客の絶えないお店でしょう
並んでいる相乗効果もあるのかも知れない
倉庫はどちらも建て主も建築年も不明のようだが
それぞれ違うファサードが逆にいいかも知れない。
2020年10月撮影
「小樽大正ガラス館Mahalo 旧久保商店蔵」
堺町4-4
明治40(1907)年建築
木骨石造り2階建て
旧久保商店として歴史的建物の指定を受けている
元は福井県出身の久保氏が建てました。
2016年まで喫茶「さかい屋」が30年営業していたが閉店し、現在は店舗に喫茶、倉庫はMahaloの営業となっている。
人目をひく外観の店舗と違い、倉庫は全景が見えないが店舗と調和して並んでいる。
2020年10月撮影
「S氏邸蔵 旧上坂紙店蔵」
花園3丁目
昭和6.7(1931.2)年建築
木骨石造り3階建て
表通りに面しているファサードが印象的な会社であったが2010年に閉店しています
蔵は最奥にあり建物と繋がっている 面している駐車場側から見ることが出来ます。
3階建ての蔵は後から作られたようで建物の高さに合わせたかと思う。
2020年11月撮影
「ハンズオントーイ キンダーリーブ」
住吉4丁目4
大正時代建築
木骨石造り2階建て
メルヘン交差点からすぐの所にあるので運河とともに観光客が多いエリアにある
大正時代の漁家の建てたものとしかわかっていないようだ
秋にはからまるツタが紅葉していい感じだが
窓の上部はアーチ型になっており見どころだ
現在はドイツ製おもちゃが主のおもちゃ屋さんが営業している。
2020年11月撮影
「曹洞宗龍徳寺 蔵」
真栄1丁目3-8
明治26(1893)年建築
木骨石造り2階建て
龍徳寺は安政4(1857)年に開かれたお寺で明治7年に信香町からこの地に移転し現在に至る
小樽市でもっとも古い寺院である。
蔵もすでに120年を超えているが状態が良く見える
お寺の中から蔵はよく見えない?
敷地外の車道から撮影をした
「野口商店 蔵」
勝納町2-4
明治39(1906)年建築
木骨石造り2階建て
元の建て主は不明で野口商店は昭和45(1970)年ごろに購入した。
蔵の中には畳の材料を入れており保管状態は良好とのこと
勝納町は古い街、小樽でも最初に開けた街だが現在は静かな町だ
野口商店の前の道路を下るとウィングベイ小樽に着く
残念ながら野口商店は閉店したようです。
2021年10月撮影
「O氏邸蔵」
入船2丁目
大正15(1926)年建築
木骨石造り2階建て
O氏は小樽市の名士であり、住宅も高台に広い敷地を持ちお屋敷がある
門から先は私有地なので入れない 蔵は二つありいずれも敷地外から見れる。
独立した蔵と住宅と繋がっている文庫蔵があり、文庫蔵は木骨ではなく石造りと言われる
基部のレンガ積が素晴らしいらしいが、これは敷地に入らないと見ることはできない。
1軒のお宅で2棟の蔵があるのは珍しい。
「O氏邸文庫蔵」
入船2丁目
大正15(1926)年建築
石造り2階建て
2020年11月撮影
「K氏邸蔵」
松ヶ枝2丁目
昭和14(1939)年建築
木骨石造り2階建て
個性的で大きな住宅である
片流れの大きな屋根が蔵の屋根の一部にかぶさった形だ
家紋であろう石の蔵は幅があり大きめだ
昭和14年の築でも小樽市の蔵では新しいほうだ
広々とした前庭を挟み歩道から垣間見ることが出来る。
2021年10月撮影
「K氏邸蔵」
松ヶ枝1丁目
昭和初期 建築
木骨石造り2階建て
松ヶ枝町は色内町、稲穂町の山の手にあたる富岡町と並び
入船町の山の手にあたる
富岡町と同様に昔は名士の家や蔵付きの豪邸があったイメージだ。
K氏宅の蔵は当初、蔵として建築されたが現在は住居として使用されているようだ
住み心地はいかがなものであろうか。
2021年10月撮影
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