ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/8日 藤原岳(八合目から上は泥んこ遊び)その2:孫田尾根を進み、山頂直下の岩屑だらけの尾根を急登していく

2019-03-11 07:02:05 | 草花
孫田尾根の道は長いだけに、急激に高度を上げるということなく、緩やかに高度を上げながら山頂部に近づいて行きます。
心配していた積雪もほとんどなくて、滑りやすい道であるということを除けば、けっこう快適な尾根道であると言えます。
小生は電車利用で来て、その他にアプローチ部で一時間弱追加して歩いていますので、入山の時刻は自家用車を利用してきている人よりも2時間くらい遅くなっています。
そのために人と出会わない、のんびりと歩く”一人旅”が出来ています。
時々足を止めては、尾根の見晴らしの良い場所から東の方角を眺めます。

養老山地 ↓

眼前に平野を一つ隔てて、養老の山並みが見えています。



「丸山」(≒651m)の山頂直下 ↓

”ネコノメソウ”が出てきました。



丸山 ↓

ここを登り切ると「丸山」の山頂です。それにしても石灰岩地では、濡れた土壌は極めて滑りやすいものですね。



セツブンソウ ↓









セツブンソウは今となっては希少植物入りしています。ですから小生を含めて植物好きな人たちの追っかけの題材になります。そんなわけで今の時季は、ネット上で実にたくさん、この花を見ることになります。

そんな中ですが、一つだけなかなか出逢わない図柄があります。
それは「雪の中で健気に咲くセツブンソウ」の構図ですね。
寒い時季から咲く花ですので、雪の中で咲いていても不思議ではないのですが、どうしてもこの図柄をものにすることが出来ないでいます。

試しに皆さんも自分の過去の作品を思い出してみてください。きっと雪の中ではないものばかりでしょうから。

今回の一番下の画でも雪の中ではなくて、雪のそばで咲いているものでした。



”スミレ” ↓

”スミレ”も出てきました。なりの割には花が大きいですね。


オニシバリ ↓

「丸山」の山頂に着きました。
山頂の一角で咲いているオニシバリの木を見ます。
ミスミソウが咲いていないかと探しますが、見つけられませんでした。
これにて”丸山”の山頂を後にします。



モミ?の大木 ↓

稜線上にモミでしょうか、大木が出てきました。この尾根ではこれだけ大きな針葉樹は、そう出会わないと思います。



鉱山の掘削場所 ↓

石灰岩をどんどん掘削してこの山がどんどん細って行きます。その代わりに都市部の建物がどんどん増えますね。



イチイか? ↓

これはイチイでしょうか?葉先がチクチクして触ると痛い木が道端に並んで生えています。



”草木”(≒834m)山頂 ↓

丸山山頂から約一時間後に高度を180mほど上げてここに着きました。尾根道が長いので、緩く高度を上げてきますからそれほどの負担は感じないで済んでいます。



ブナに落書き ↓

稜線を進む中でブナの大木を目にしますが、幹には無残に彫りこんだ痕が残ります。



多志田山(≒963m) ↓

雪があたりを覆う場面が出てきて、いよいよアイゼンの出番かなと思いましたが、このあとはそんなこともなくて、今山行中アイゼンを着けることは一度もありませんでした。
多志田山の山頂にも割合あっさり目に着きました。残す高度差は180mほどになります。



視線の先に山頂部 ↓

雪の吹き溜まりのずっと先に、目指す展望丘の山頂が見えていますが、中央の一番高く見えるものではなくて、その左側のやや白く見える部分なのです。



治田(はった)道との合流点 ↓

左から治田峠からの道が合流してきます。

このあたりから山頂直下の岩屑の急登が始まります。そこに近づく道がとても滑りやすいところで、すれ違った若い女性は、何べんも転んで、服装が上から下までドロドロになっていて、それでもめげずに笑顔ですれ違っていきました。

それからすぐに朝、電車の中で話をした、名古屋ウィメンズマラソンに参加するために山形から来た女性に行き合い、しばし立ち話をしてお別れしました。


フクジュソウ ↓



山頂直下の岩屑の、急登をよじ登る様にして歩いている中で、福寿草の花を見ていきます。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする