ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

1/6日 初山行の三河本宮山 その5:岩戸神社参拝、砥鹿神社の宝印祭神事を受けて、天狗岩まで下る。

2020-01-12 06:56:11 | 草花
前日のその4記事で 「心細い岩に挟まれた”参道”がある」・・・という表現を用いましたが、その訳はこうです。
その心細い参道とは上下左右を大岩石に囲まれた奥行き5メートルほどしかない暗闇に近い空間を、入口のところでは身体を横向きにして、カニさんが歩くごとく、へっぴり腰になって、ソロリ・ソロリとにじり寄るような移動方法を強いられるからです。
暗い、狭い、行く先が曲がっていて見えない、岩に押しつぶされそうな、実に心細い空間を通らなければ、奥に鎮座する神様にお参りできない、大変ありがたい経験のできる参詣道です。

岩戸神社の前に霊神様 ↓

昔は石造りのお不動様が祀られていましたが、二度にわたり、不届き者に持ち去られてしまったようで、今は小さな仏様の像らしきものが置かれています。木製のお札には霊神様の名前が書かれていますが、お像は仏様に見えてしまいました。



岩戸神社の入り口 ↓

岩と岩との隙間だから「岩と神社」ではないかと駄洒落の一つもかましてみます。
この隙間をひるむ心に鞭打って、心は蟹さんになり、へっぴり腰になってから、横歩きを開始します。 ソロソロと入って行きます。


奥は暗い ↓

蟹さん歩きは1メートルほどで済みます。すぐに身体を正面に向けられるようになります。
奥は暗くて、頭上は大岩盤です。 ここでフラッシュを焚いて撮ります。
小さな祠がありますが、これが岩戸神社です。



鎮座まします。岩戸神社の神様 ↓

神社にお参りしてからまた蟹さんごっこをして参道(岩窟)の外に出ます。
外に出たらお友達も一人来ていて、待っていてくれました。


参詣が済んだので、お友達の待つ砥鹿神社に戻って行きます。


ツララ ↓

山の巻き道を通って戻る途中に池があり、そこからの排水がつららを造っています。



池の鯉 ↓

山中のひっそりしたところに池があり、そこに錦鯉が4-5匹泳いでいます。こんな山奥なのにかなり栄養状態は良いみたいで、丸く太って見えました。



ツルアリドオシ ↓

砥鹿神社まで戻る途中で、ツルアリドオシの実を見ました。今年は出現頻度が少ないようです。



祭事待ちの行列 ↓

神社前にはすでに行列ができていました。すぐに末尾に並びます。



砥鹿神社秘伝の宝印祭の神事 ↓

神主さんの前で額を差し出す小生です。この時に、左のおでこに神様の御印の宝印が押されました。



おでこに御宝印 ↓

小生のおでこの向かって右側に何やら朱色に近い御宝印が押されています。
これにて今年の厄難消除・無病息災が叶えられるということです。
ついでに家内安全と諸運気の向上までも願うのは欲の搔き過ぎでしょうか。
山歩きの中で、こんな幸運に出逢えるとは思ってもいないことでした。


これにて下山していきますが、途中からは、登って来る時とは違った道を採ることにします。
それは天狗岩という眺めの良いスポットを目指すからです。

樹林帯を下る ↓

登ってくるときは岩のごつごつした尾根道でしたが、下りには樹林下の、土の上を歩く道になりました。



林道の手前で ↓

林道に出る手前で、道の段差を利用して集合写真を撮ります。



天狗岩の手前に木の根道 ↓

天狗岩の手前では木の根がニョロ・ニョロとした感じで浮き出している斜面がありました。
珍しく思い、撮っておきます。


天狗岩には午後二時を少し過ぎてから到着しました。天狗岩の標高は500メートルくらいで、ここからは東・南方面に眺望が開けています。順を追ってその眺めを見ていきます。

富士山 ↓

天狗岩に着き、一番初めに探すのはやはり富士山です。今回はこれが最後の”見納め富士”となります。今山行では、山岳景観に関して、morinokobito様には大変お世話になりました。



金山と雨生山 ↓

秋に山麓で、花をたくさん見せてくれた山域も、眼下に見えています。



富幕(とんまく)山 ↓


金山の背後に尉ヶ峰 ↓


三岳山と竜ヶ石(りゅうがし)山 ↓

遠州の山も見えています。三岳山はNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台の遠州井伊谷(いいのや)の山で、竜ヶ石(りゅうがし)は山麓に鍾乳洞を持ち、山の斜面ではカレンフェルト(石灰岩地帯特有のカルスト地形の一つで、 長い年月の間に石灰岩が雨水によって溶かされて形成される)が見られます。

県境稜線上の山と遠州の山 ↓


もう少し奥の山並み ↓

視界が届いたのはここから60kmほどのところまでで、伊豆半島の山並みまでは届きませんでした。
コメント (4)
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